相談概要 | [氏名]HS [相談建物予定地] 静岡県浜松市 [職業] 建設業 [年齢] 24 [男性] on [構造] 木造(在来工法) [公庫は使わない] on [性能保証は使っていない] on [何階建て] 2 [延べ面積m2] 130 [延べ面積坪] 40 [工事請負金額] 2000 [様態] 注文建築 |
相談内容 | 現 象: 相手の意見: 相談内容 : 初めて相談させてもらいます。 よろしくお願いします。 まだ先の話ですが、3〜4年後に我が家を建築予定です。今の職業が建築(工場・マンション等)の現場監督(経験は浅いですが・・・)ということもあり、分離発注システムで建ててみようと思っています。 現在間取りを計画中で、土地の売買から、構造計算などもなるべく自分の手で建ててみたいと考えています。 そこで、いくつか質問をさせて頂きたいです。 @「設計者」と「工事監理者」と「施工者」の違いは?(素人的な質問ですみません) A「工事監理者」・「施工者」は、資格を持っていないといけないのでしょうか? (現在2級建築士所得済) B土地の売買・確認申請などは、不動産会社・設計事務所の社印がないと、通らないのでしょうか? CCMR(Construcction Manager)は、必ず挟まないといけないのでしょうか? 以上4点お願いします。 これから勉強していくにつれて、解らないことが多々出てくると思いますが、その都度相談させてもらいたいと思います。 よろしくお願いします。 |
yorozuの感想 | 様々な質問が、沢山あり勉強になりました。 文字の間隔が短いので、多少見にくいと思いました。 |
アドバイザー | |
堀住 勝雄 | @設計者とは建築主の希望に応じて設計図を作成する人。 工事監理者は設計図書に合致した工事がされていることを確認する者。 施工者とは建築主および設計図書に応じた工事を行う者。 A一定規模以上の建築工事には建築士による工事監理が必要です。 B土地の売買は売り主と買い主当事者同士であれば資格は必要ありませんが、法に定められた物件説明、契約書を双方で交わしておくべきでしょう。 確認申請は自己の住宅であれば誰でもできます。(規模に制限があります)もちろん合法でなければいけませんし、自己申請だからといって書類や図面が省略されるものでもありません。工事中および完了時に公的機関による検査を申請して受けなければなりません。 CCMRは公的資格ではありません、ご自身で工事管理されるなら必要ありません。 法規集をお持ちでしょうからそれをよくお読みになり、解説書もたくさん出ていますから勉強を重ねてください。相談を読んだ限りでは根本的な事を理解されていないようです。あなたの現在の現場監督という立場もどのような責務を負い、何をすべきかご理解されていらっしゃるでしょうか。 土地にせよその他の物品でも個人で売買することを妨げる法律はありません。しかし、後でトラブルにならないために様々な事項を記載した契約書が必要となります。建設、不動産業にはいろいろな義務や制限が課せられていますが、請け負いや仲介を行うにあたり契約書の作成や物件説明等、双方に不利益のない取引を行うことを目的としています。工事についても住宅を一括して請け負う住宅会社に行わせることは単なる日本の慣例にすぎません。建売を除いては分離発注が常識だと思います。また設計、監理と施工が同じ会社で行われていることも特異なことと思われます。 自己物件の工事を行うことは結果が法に合っていれば法的制限はありませんが事故やトラブルも自身の責任で解決しなければなりません。一般の建築主にとってはここがCM方式の問題点と思います。 数年後に立派な家が建った報告を楽しみにしています。健闘を祈ります。 |
山口 雅克 | 建築の現場監督さんですから設計や納め、施工仕様などはご存知だと思います。 担当されている仕事の合間に自宅の監督が出来るのかを確認しておきましょう。設計は夜にでも出来ますからね。 ・「設計者」と「工事監理者」と「施工者」の違い ・「工事監理者」「施工者」の資格 設計と監理は資格がないとできませんが施工は無資格でも出来ます。施工者とはあなたが今仕事として行っている品質管理のことだと思ってください。ただ、自宅ですから営利とは見なされず、建築士事務所登録をしていなくても確認申請などはできます。設計者などはあくまでも個人の印で届けを行います。 ・CMR(Construcction Manager)の必要はありません。あなたが行えば済むことです。 資格をお持ちですから、再度勉強をかさね設計監理を行ってみてください。 ただ、確認申請図の作成となると描き方の色々なルールがあって大変ですから専門家に作成してもらった方がいいかもしれません。 |
コメンテーター | |
氏原 毅士 | 両解説員のコメントの通りですが、一部にコスト軽減を称して分離発注を薦める業者が存在します。問題はさまざまな職種間での細部調整が困難で、工程のずれや収まりの不具合が多く見られるようです。 たとえば壁を仕上げる前に電線の入線、コンセントの位置きめを済ませてからでないと仕上げはできませんが分離の場合、電気屋さんが仕事にきたらすでに壁が出来上がっていたというような事です。 掛かる費用は誰も責任を持ちません。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | いい家づくりのQ&A100と家づくり履歴アルバムを購入して読んでください。大きなヒントがたくさん書かれています。 家づくりがんばってください。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | うちの会社にも住宅部があるのですが、部署自体の階が違うので相談しにくかったので、よろず相談さんに相談させてもらいました。 解説員の方からのコメントは、厳しさもあり、優しさもあり、とても励みになります。 時々、全部自分で出来るのだろうか?と不安になることが、多々ありますが、一生に一度の大きなイベントなので、よろず相談さんの力を借りて、一所懸命に努力していきたいと思います。 これからも、相談をさせてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。 |
その後 |
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