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一般社団法人建築よろず相談支援機構

TEL. 0422-24-8768

〒181-0001 東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号

よろずWEB相談HEADLINE

No.1248 基礎立ち上がりの「ひび割れ」について

 相談概要 [氏名] Y.S
[相談内容] 注文住宅の瑕疵
[相談建物所在地] 名古屋市
[職業] 専門職
[年齢] 38
[男性] on
[構造] 木造(2X4工法)
[引渡し年月日] 西暦 2008年
[公庫は使わない] on
[性能保証を使用] on
[何階建て] 2
[延べ面積m2] 156
[延べ面積坪]
[工事請負金額] 35559418
[設計監理料] 4935000
[様態] 注文建築
[施工者] 大工(工務店)
[設計者を選んだのは] 自分で選んだ。
[監理者を選んだのは] 自分で選んだ。
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けた。
[確認申請の為の委任しましたか?] 覚えていない。
[確認申請書お持ちですか?] 有る。
[検査済証は有りますか?] 有る。
[設計図面は何枚もらいましたか?] 37枚
[工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] 記録がありませんが10
回弱?
[施工者名] 分離発注システム
[販売会社名]
[設計者名] A.T
[監理者名] A.T
 相談内容 現  象:
べた基礎、木造2x4の家の基礎立ち上がりの「ひび割れ」についての相談で
す。入居5ヶ月後、床下に潜った際に基礎の立ち上がりが数メートル毎に垂直に割れていることに気付きました。ほとんどが型枠を固定していた金属が切断されて断面が見えている位置で、垂直に上から下まで割れていました。変だと思いつつも、見回す限りかなりの場所で起きているようでしたので、その時はそういうものかと思うようにしていました。その4ヶ月後、今度は基礎外側のモルタルがほぼ一定間隔 (2mくらい)で割れていることに気付きました。

相手の意見:
設計監理を請負っていただいた建築士さんによると「床下に潜ってはいませんがおそらく内部までいっていると思います (メール原文コピー)」とのことでした。分離発注の長期保証に加入しているのですが、保証基準に「コンクリートの性質に起因する軽微な亀裂等が生じるのは、通常避けることができない現象であり、基本的性能を損なうものとはしない」とあり、担当の建築士さん自身からも「亀裂に基準は無いが、軽微だと私は思う。通常避けるべくもなく誰が悪くもなく起こり、運良く割れないこともあるが、殆どの家でそうなる。不安なら補修した方がいいとは思うが、木造住宅で修理をしたことはない」といった説明をされました。ただ、「基礎を作った業者さんに連絡したところ、『直す』とは言っているが勧められる一般的な修理方法とは違っていた。基礎業者の職人さんの仕事に過去に幾つか問題があったため (例えば、かぶり厚不足 - コンクリ打設前に鉄筋を曲げておよそ解決,側溝の傾き - 施主負担で撤去、基礎が一部垂直でない - 問題ないとされている、外構が歪んでいる - 美観上の問題、等)、やるなら他の業者に頼んだ方がいいかも知れない」とも言われました。その金銭的なことに関しては、誰が悪い訳ではないので施主が予備費として負担することになる、とのことです。

相談内容 :
補修が必要なら、大切な家を守るために施主が払わなくてはならないのかとは思います。が、客観的な状況や正しい対策を知る方法は担当の建築士さんの意見以外にないのかが疑問です。また、私の案件に近いと思われる他の質問を調べさせて頂いたところ、巾0.3 mm 以上のクラックや、貫通性の場合が問題といった記述も見られました。住宅ローンも払い始めたばかりで、銀行の担当の方にも相談すべきかも気になります。人に売るなどの予定は全くない終の住処のはずですが、早くも大きな補修が必要なのかと思うと建物の行く末も不安です (これまでにも電気屋さんに3間の長い集成材の梁に3カ所も穴を開けられていたり - 結局穴は不要でした -幾つかの不安を経験しています)。私たちの場合はどう診断し対処して行けばいいか、専門家の方の御意見をお聞かせ下さい。他にどんな情報が役に立つかよく分からないのですが、配合報告書では呼び強度24、打設時期は一昨年10月で天候は晴れ、翌日は雨、型枠は木製で、打設3日後に外されました。テストピースと呼ばれるものは存在しないそうです。よろしくお願いいたします。




 yorozuの感想 信頼しています。土地探しを始めたのが、ちょうど姉葉マンションの起きた頃で、本でも勉強させていただきました。HPは、時間をかけてじっくり読む内容も多く、ボリュームもあり、HPとして継続する価値が高いと思います。フォントや背景等の配色のセンスはもう1つのように思います。
アドバイザー 
 藤井 修 名古屋の解説委員の藤井です。

写真を拝見すると基礎の亀裂は3mm以上あるように見えるし数多く入っているようですが、通常このような状態は日常的にあることではありません。

コンクリートの配合で水分が多い場合などに起こりえます。現場監理ではセメントの配合確認や鉄筋の状態、コンクリート打ちにはテストピースをつくり強度が出ているのか確認しますがそれがされてないということですね。
又型枠を固定するボルトがそのまま残っていすがボルト頭を撤去してモルタルなどで押さえないと錆がコンクリートを破壊する原因になります。短い期間で亀裂が入ったことは施工者の責任で補修すべき問題だと思います。亀裂の補修はいろいろ方法があるので設計監理者にもう一度きちんと対処すように申し出てはいかがでしょうか。
 大内 彰 解説委員の大内です。

写真を見ると気にしなくてもいい程度のクラックだとは思いません。クラックの原因にはいろいろありますが、ほぼ等間隔にあるということから乾燥収縮の影響が大きいと思います。ただ、これほど多く発生しているのはあまり見かけません。鉄筋の不足なのかコンクリートの品質に問題があったのか原因は不明です。鉄筋量が適正であることが確認できればコンクリートの補修をすれば耐久性を確保できます。
逆に何もしなければ次第に鉄筋が錆びてしまい「爆裂」を起こしてしまうでしょう。コンクリートのテストピースがないというのはしっかり監理されていないということの結果です。ひび割れ補修用の充填材を注入することで鉄筋の錆の進行を防ぐことができます。補修材料にはいろいろな種類がありますので監理者に適正な材料を選択してもるよう相談してください。
 山口 雅克 解説委員の山口です。

 写真から察するに原因を探らないとならないほどのクラックだと思われます。
 きちっとした地盤調査と基礎の設計、設計図や仕様書にそった施工方法(基礎工事中の掘削や転圧、配筋検査、コンクリートの納品伝票確認)や打設立会いなどが行なわれていればここまでのクラックはないと思われます。
 コンクリートの軽微なひび割れを避けることが難しいのは確かですが、今回は何らかの原因で、もっとも割れが入りやすいところ(割れるとしたらここ)に発生したものです。
 どのような分離発注がなされたのかわかりませんが、(基礎屋さんが土工事から鉄筋・型枠・コンクリート工事まで一式おこなったのか、それぞれの専門家とバラバラに契約したのか?)分離発注ステムで現場の施工管理と設計者としての工事監理をおこなった監理者に原因を探ってもらうべきでしょう。
 エポキシ樹脂などを注入してしばらく様子をみて何もなければいいのですが、そこに再度ひびが入るようでしたら、不同沈下が進んでいると思ってもいいです。 
 コメンテーター 
清水 煬二 コメンテーターの清水です。

ヒビの原因はいくつか考えられるので断定はできませんが、各解説委員のコメントに共通するように、写真で見る限りこのヒビは、「無視できないと思われる」という見解です。
ヒビの原因追求や補修方法については、設計監理者ともう一度協議したうえで、施工業者に指示をしてもらう方が良いでしょう。
 事務局から 
  荻原 幸雄 事務局 おぎわらの一言
建築よろず相談では民主的な三件分離の家づくりを推奨しています。
否定しているのは
1)設計施工の家づくり・・・・設計が施工でするということは工事監理も施工会社の社員がするので、どうしても、営利目的のあいまいな監理になりやすい。
2)今回の依頼の仕方である設計事務所が現場監督の仕事までする家づくり・・・・・設計事務所が施工者の工事管理(現場監督)を省いて、工事監理(この場合は設計者)者が現場監督までするので、上記1)と同様に工事管理があまくなる。
ということで、これは建築よろず相談が推奨する民主的家づくりからは離脱しています。
民主的家づくりとは・・・・建築主、工事監理者(施工はしない設計事務所の工事監理業務)、工事管理(施工者の社員のいわゆる現場監督)の三社が独立して、癒着なく行われることが大切です。

今回は2)のケースになっていますので、工事監理も工事管理も請け負っているということですが、現実には餅屋は餅屋でするものなので、どちらもあいまいな業務になりがちです。今回の相談内容からは工事監理をきちんとしていないようですね。
テストピースが存在しないということは試験をして壊したので存在しないという意味ならばわかりますが、確認してください。

「やるなら他の業者に頼んだ方がいいかも知れない」
「殆どの家でそうなる。」などの発言は無責任な発言です。監理能力に疑問を感じます。

地質調査の結果。
基礎の配筋の検査報告(いつ、だれが、何を検査したか?その写真が存在するはずです。)
コンクリート検査が現場抜き取りで第三者機関で検査し、当日、この検索の確認をしたのか?
コンクリートミキサー車の到着時間を確認したのか?その時間差はどうだったか?

など、確認することはあります。
もし、不安ならば第三者の建築士にセカンドオピニオンとして、お持ちしている書類関係を確認してもらうことをお勧めします。
相談者お礼状 
 相談者お礼状  お忙しい中、ご回答のメール、大変ありがとうございます。実は、 昨日建築士さんが家に来ました。その2日前、「まずはクラックの幅を測定したいと思います (原文通り) 」というメールがあり、前進を期待し来ていただきました。私も建築士さんのメジャーを押さえたり荷物の移動を手伝ったりしながら40-50分くらいで一緒に家を一廻り、名刺大の透明なプラスティックに印刷された太さの違う複数の線と基礎外側クラックを虫眼鏡で見比べて、その巾と位置を建築士さんが図面に書き留めて行きました。外側の観察が終わったとき、「こんなことをしたのは初めてだ」と言われるので、(こちらから頼んだのではないし、業者から初めて借りたという定規も、自分に貸してくれれば十分やれることなのに) とは思いましたが、いよいよモルタルの無い内側を覗く直前だったので、申し訳なくてそうは言えませんでした(むしろ一服しないか尋ねたのですが余計でした)。が、実はこの直後、私自身これからどうして良いか分からない状態に追い込まれる状況になってしまいました。今週末はやり場が無い気持ちで、子供の前では明るく振る舞いつつも妻と2人落ち込んでいましたが、よろずの建築士のみなさんの意見を聞いて、(早く立ち直らなくては)と思いました。思い出したくない昨日の状況を冷静に書き残しましたので(「」が建築士さんの発言)、お手透きのときに(こんな展開もあるのか)と思って読み流していただければ、心が救われます。おかげさまで、心強くなりました。本当に解決したときには、みなさんにきちんと報告させていただきます。相談する先が分からなくなったとき、またお願いに上がるかも知れませんが(ある線からは有料ということは承知しております)、その節はよろしくお願いいたします。

なお:

>ボルト頭を撤去してモルタルなどで押さえないと錆がコンクリートを破壊する原因になります。
 ⇒ コンクリを打つ時と今回と2回、設計士さんにお願いしていますが、「こういうものだ」と譲りません。
>基礎屋さんが土工事から鉄筋・型枠・コンクリート工事まで一式おこなった
 ⇒ そうです
>地質調査の結果
>基礎の配筋の検査報告
 ⇒ 建築士さんのアシスタントさんが、問題ないと言ったのを、施主がかぶり厚不足を指摘したところコンクリ打設30分前に建築士さんがテコのような棒で修正したそうです。修正前の写真を良かったら見てください。
  第三者機関の検査はないと思います。
  コンクリート配合報告書があり、全てに問題が無いことを示すものです。
  報告日はコンクリ打設の28日前のものです。
  「検査報告」の存在や、ミキサー車の到着時間・時間差は、尋ねてみます。
  テストピースは作られていないそうです。
++++++++++

- 自分で確認した所では、床下では特にリビングの基礎が割れている。
「何かあったら助けてくれるのか?」
- 自分も懐中電灯を持って照らして行くが、もしもの際は、レスキューを呼ぶ (半分冗談)
「(床下をちょっと見て)ちょっと大変そうだ...。外の状態から乾燥収縮で問題なく、補修するような重大な欠陥ではない」- ご自身で貫通性だと言われていた訳だし、中を見てから考えるべきではないのか。
「写真で見たが、問題は無い」
- その写真で、外よりも中の方が割れが大きいのが分かったのではないか?
「モルタルの割れは乾燥収縮のクラックよりも大きくなるが、問題となる大きさではなかった。写真では大きく見えても、写真だから何とも言えない」
- あなたは私が何枚撮ったと思ってるのか? (送ったのは3枚のみ)
(無言)
- 今回に限らず見もしないで結論するのはおかしい。外の割れも、2メートルおきだと言っていた。
「2〜3メートルおきに割れていると言った」
- 実際一緒に確認したら 1 m おき以下で割れている所が多いし、45cm おきに4本割れている所だってあったではないか。
「どの範囲で "何本割れていようが" 問題ない
(この日確認した範囲では外側は23本のクラック)」
- 何本割れていようが、というのは本当にそうなのか。
「コンクリの梁が割れているとかなら分かるが、何本割れていようが、乾燥収縮なら問題ない」
- 布基礎だけ(ベタ基礎なしの) だったら大変なことになっていたと思うが、その場も問題ないと思うのか。
「そうだろう」
- RC でお願いしなくて本当に良かった
「そういうことになるかも知れない」
- よく開き直れるものですね
「そういう答えを望んでいるから」
- たとえ基礎であっても割れ方によっては問題だろうから、確認するというのでお願いしているだけだ。
「問題がないので見る必要はない」
- ほとんどはまっすぐ縦に割れているが、 乾燥収縮以外に
考えられる原因は無いのか?
「私はコンクリートの専門家ではない」
- 床下に潜ると言われていたのに、自分もアシスタントも潜りもしないで、はじめから結論ありきなのか。
「結論は、問題無し」
- 見る前から、クラックは貫通性だと言われていたが、乾燥収縮でも貫通性となり、その場合も放置で良いのか。
「問題はない。こんなことで業者にお願いするようなものではない」
- 素人だから専門家にお願いしたのに、問題だと思っても見えてももらえないのか。
「あなたが信用しないからだ」
- きちんと仕事をする人間は信用するし、結果を出せなくても誠意が感じられれば冷たくしたことは無い。が、監理に入ってあなたは専らアシスタントを寄越した上、その彼女はこちらが気付いたことを伝えても「一週間毎にまとめて言ってください」といった調子だった。(窓の位置の指定の仕方の間違い、図面の間違い、契約後に聞かされた設計料の間違い、サッシのサイズが一部屋を除き全て間違えっていた等) 間違いが発覚して、あなたが「自分が頑張りますから大丈夫ですのでお願いします」とわざわざ言っていたではないか (この時点で私は以前のムシャクシャを完全に掘り返してしまった)。
「それとこれとは話が別だ」
- 例えば強度に問題が無くても基礎が割れたり修復されたりした住宅が資産価値として問題になるかも知れない。銀行など他にお願いするがいいか。
「ばかばかしい、勝手にすればいいだろう。自分じゃ出来ないから専門家に頼んだんだろう?」
- そうだ。だが潜ったのは頼んだ私で、あなたは潜って見てもいない。
「専門家が言っても聞かないなら見ても同じだから見る意味は無い」
- 見もしないで帰るのか。
「結論ありきなら潜っても無駄なんだろう」
そう言い残して挨拶無しに帰宅。気持ちは分からなくもないが、こちらの苦痛も考え誠意を見せて欲しい!


被り不足である。






事務局よりコメント  
>ボルト頭を撤去してモルタルなどで押さえないと錆がコンクリートを破壊する原因になります。
⇒ コンクリを打つ時と今回と2回、設計士さんにお願いしていますが、「こういうものだ」と譲りません。

現在では通常はこのタイプはあまり使用しませんが、安い仕様には施工者は使います。わたしはさびの問題もあるので、許可しません。ただし、違法という話ではないのでグレードの話になります。

>基礎屋さんが土工事から鉄筋・型枠・コンクリート工事まで一式おこなった
⇒ そうです

鉄筋の写真から、かぶり不足によるクラックであることは明らかですね。
レベルの低い業者にレベルの低い設計事務所の監理ということですね。
     
>地質調査の結果(★追記)
⇒ 支持地盤 (GL-0.80?4.7m) 32?56N 「締り具合いが良く厚いので支持地盤として期待できる」
盛土 GL-0.30m (10-50mm程度の礫を主体とする土砂で割としまっていた)
洪積層 (GL-0.30m以深) 粘性土と砂礫、ほとんどが砂礫
GL-5m辺りに分布する粘性土を挟んで2層 砂礫 32?56N粘性土 明確なN値は得られなかったが 10N 前後と推定できる

この範囲だとまあ、よい地盤のように思いますが、すべてを見ませんと、なんともいえませんが、砂礫ならばOKですね。
 
>基礎の配筋の検査報告
 ⇒ 建築士さんのアシスタントさんが、問題ないと言ったのを、施主がかぶり厚不足を指摘したところコンクリ打設30分前に建築士さんがテコのような棒で修正したそうです。
修正前の写真を良かったら見てください。

てこのような棒というのはどのようにしたのか具体的に聞いてください。
そんな方法で是正できるとは思えません。是正できていないから、
かぶりの計る機器がありますので、計測するように依頼してみてはいかがですか?
是正写真はないのですよね。こんな監理では・・・・?

第三者機関の検査はないと思います。
コンクリート配合報告書があり、全てに問題が無いことを示すものです。
報告日はコンクリ打設の28日前のものです。

報告書というのは名ばかりで、実際は計画書ですので、実際どうなっているかは第三者の検査調査会社が当日、搬入されたコンクリートを調査します。それに工事監理者は立ち会って設計どおりの各種結果OKであることを確認して、打設を許可します。これらはしていないということは、どんなコンクリートかわからないということですね。

例えば私は
第三者検査機関に依頼した場合はコンクリート強度試験結果として材齢7日の強度を報告させます。そして、4週強度後にコンクリート圧縮強度試験成績書を提出させて、4週強度が設計強度を超えていることを確認します。

少なくとも「4週後のコンクリート圧縮強度試験成績書」はもらってください。
これがないようならば、強度は誰も確認していないことになり、監理者として不適任です。

「検査報告」の存在や、ミキサー車の到着時間・時間差は、尋ねてみます。

先ず、やっていません。そんなレベルではないですね。

テストピースは作られていないそうです。

ということは「4週後のコンクリート圧縮強度試験成績書」もないものと思います。

今後としては以上が確認してからは
1)かぶりをかぶり探査機で確認してもらう。
2)「4週後のコンクリート圧縮強度試験成績書」がない場合はシュミットハンマーで強度を確認してもらう。

いろいろ大変ですが、前向きに進めてください。
是正方法は必ずありますので・・・・。

相談者再度のお礼状 早々のご回答、ありがとうございます。
自分たちで選んだ建築士さんに対して聞くのが失礼ではないか、答えてくれないのではないかはたまた、決裂したら困るのは自分たち自身になるのではないかと不安が先立ち何度も踏みとどまってしまっていましたがさすがに今は、それよりも、知るべきこと行動するべきことがありますね。
たとえあちらから適切な返事が無くても、それが私たちへの答えだと考えることもその通りだと思いました。
どちらへ進むべきかまだ戸惑いはありますが勇気を持って、一問一答で、尋ねてみることにしました。
まずはメールを送り、回答を待ってみます。

土地探し、間取り、各部材や備品など、自分たちなりに思案し、展示場や業者向けの展示会にまで足を運び子供の頃からの夢を織り込んで建てた自慢の我が家です。
(いずれ website でも作ろうかと思っていたほどです (^_^;)
基礎も、実は「ベタ基礎と一体打ち」を調べてお願いしたのですが「必要ない」と何度も言われて、よく考えた末の合理的結論かと納得してみたもののしかし、工事が始まってみると何かが違い、間違いも多く、驚きの連続でした。
今、基礎のグレードが良くないことを率直に指摘していただけて悲しいことですが、現実が見えました。
でも、良いこともあったのです。「分離発注」で各業者と直接契約したはずが実は孫請けへの発注が色々あり、たまたま当たった大工さんがとても誠実な仕事をされていました。尊敬できる人に出会えたこと。これは嬉しいことでした。

言葉って大切ですね。
「いろいろ大変ですが、前向きに進めてください。
 是正方法は必ずありますので・・・・。」

というお言葉に救いを感じ、何度も読み返しました。

お時間を使わせてしまい申し訳ありません。
けれども、本当にありがとうございます。
また、報告させて下さい。
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