本文へスキップ

一般社団法人建築よろず相談支援機構

TEL. 0422-24-8768

〒181-0001 東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号

よろずWEB相談HEADLINE

No.1243 購入予定の地盤の確認はどのようにしたらいいのでしょう?

 相談概要 [氏名] KH
[相談建物予定地] 横浜市神奈川区
[職業] 会社員
[年齢] 40
[男性] on
[構造] −
[引渡し年月日] 西暦    年  月  日
[何階建て]
[延べ面積m2] 120
[延べ面積坪]
[工事請負金額] 5300
[設計監理料]
[様態] 注文建築
[販売会社名] M不動産
 相談内容 現  象:

相手の意見:

相談内容 :
[家づくりの相談内容]
中古・建売などを考え不動産業者に依頼して物件を探していたところ、希望の条件にぴったりの土地を紹介されました。
この土地を紹介されたのが、2週間前で今月中に売買契約を結ぶように言われています。年内に建物の金額を含めたローンの銀行への審査もしたいようです。
不動産業者の営業からは、土地の契約、建物の設計・施工、マンションの売却について詳しい説明がなく売買契約を結ぶように急かされているように感じ、土地を購入する場合に注意・確認すべきことは何かを教えていただきたく相談しました。

<土地の概要>
土地面積120.27u
・一辺に5.8m幅の道路
・一辺に2m幅の建築基準法外水路を挟んで公園(土地側、公園側共に1.5〜2.0mの擁壁があり、その下にコンクリートにて蓋がしてある水路がある)
・一辺に2m幅の建築基準法外水路と2m幅の隣地通路合計4mの空き地
・一辺は隣地と接する

土地の現状は駐車場として使用中です。駐車場を退去後、上下水道、都市ガスの分岐工事、南西側の水路擁壁工事を実施後3月末に引渡しの予定とのことです。購入を検討する場所の一角がゴミ集積場所となっているため、不動産業者を通して移動を依頼しています。特に不安に思うことは、土地の地盤です。2辺を水路に囲まれているので地盤に問題はないか?地盤調査を実施する場合、費用はどのくらいかかりどのような業者にお願いすればよいのでしょうか?これを土地の引渡し前に実施してもらうことは可能でしょうか?
土地引渡しの際に、建物の金額を含めたローン(マンションからの住み替えなので、マンション売却までつなぎローンになります)不動産業者の営業担当がローンの金額を計算をする際に、こちらが依頼していない関係会社と思われる施工業者の金額で建物の金額を計算している姿勢に疑問も感じました。

@土地購入の際に注意、特に確認すべきこと
A土地を探してきたけれど態度に疑問を感じる担当営業者は担当を替えてもらった方が良いのか・・・

この2点にご意見いただきますようお願いいたします。
 yorozuの感想 本日初めて拝見しました。
様々な質問に丁寧に回答して下さる先生方のコメントに好感を感じました。
アドバイザー 
 藤井 修 名古屋の藤井です。

地盤については水路が隣接しているからといって地盤が良くないことはありません。地盤調査は木造住宅程度であればスエーデン式(調査費は5万円前後)で出来ますので調査結果で建築方法を考えればよいことです。調査会社はネットなりで調べれば地元で多々あります。ただ購入前に調査できないかの疑問ですが、購入の条件として不動産屋さんに申し入れてはいかがですか。
環境を含め気に入る土地はなかなかありませんので良いと思われたならば購入すべきです。ただ不動産屋さんの言い分や担当者はそれとして、御自分のペースで進めて行かれればよろしいかと思います。
 津村 泰夫 大阪の津村と申します

土地探しは専門ではありませんが、過去の施主さんで慎重な方の例を申しますと、その土地に住んだと仮定して、朝出勤、通学路の確認、病院など救急施設の確認など、日常で必要なことを経験してみることでしょう。あと、よろず相談のQ&A100をよく読んでいただければ十分です。特に建築条件付きなのか建売なのか、土地のみの売買か注意してください。まだ建っていないわけですから建物を含めた契約は無理と思われますがいかがでしょう。担当営業マンを替えることは無理かもしれませんが、別の不動産屋で探してみると同じ物件が出ている場合がありますのでよく探してみてください。
 コメンテーター 
堀住 勝雄 コメンテーターの堀住です。
地盤調査は建物の設計と同時進行で良いと思います。建物の建つ位置の地盤調査が必要ですので、先に調査をしてもムダになることも考えられます。
本を読んでいただいて、お分かりとおもいますが、建築条件付きか否か、は確認して進めて下さい。ローンの計算もEXELを使ったり、ネット上でも可能なところがありますから、できるだけご自分でされることをお勧めします。
 事務局から 
  荻原 幸雄 事務局 おぎわらの一言
擁壁が2mを超える場合はがけ地条例などで、建築制限がある場合もありますので、重要事項で知らせられると思いますが、注意が必要です。
擁壁と水路では確かに擁壁の位置や基礎の深さなどのより、考慮すべきことは確かにあります。
購入前の地盤調査もいいお考えだと思います。建築を建てる場合はその位置の地盤調査を再度づべきではありますが、5万円程度ですので、高い買い物なのですから、よい方法と思います。ただ、問題はこれらの検討のすべては建築士でないと判断できないという点です。
信頼できる建築士を探して、調査結果や擁壁の現状を確認してもらい、そこからの判断でよいと思いますが、年内にこられを進めるのは不可能です。
無理ならばあきらめるという判断も貴重な決断であると考えてください。
相談者お礼状 
 相談者お礼状  
 その後  
目次に戻る

バナースペース

一般社団法人 建築よろず相談支援機構

〒181-0001
東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号

TEL 0422-24-8768
FAX 0422-40-0107