相談概要 | [氏名] Y.M. [相談内容] 注文住宅の瑕疵 [相談建物所在地] 神奈川県三浦市 [職業] 会社員 [年齢] 39 [男性] on [構造] 木造(在来工法) [引渡し年月日] 西暦 2006年11月6日 [公庫は使わない] on [性能保証は使っていない] on [何階建て] 2 [延べ面積m2] 129 [延べ面積坪] [工事請負金額] 1800 [設計監理料] 0 [様態] 注文建築 [施工者] 大手ハウスメーカー;S・MI・D・P・MI等 [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。 [18確認申請の為の委任しましたか?] した。 [確認申請書お持ちですか?] 有る。 [検査済証は有りますか?] 有る。 [設計図面は何枚もらいましたか?] 数枚 [工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] 3 [施工者名] 株式会社 T [販売会社名] 株式会社 T [設計者名] 株式会社 T(横浜支店) 建築士 [監理者名] |
相談内容 | [現象] 間柱の切断施工に付いて まず、自分自身(施主)も建築関係のため、やっては行けない事は判るつもりでした。 建築前より、素人集団のような進行状況に不安を感じ、担当大工・現場監督の許可の下毎日現場確認に行って居りました。 あまりの不安で現場監督の上司である工務長と本人を呼び出し、写真を見せ是正を要求しました。 その場では平謝りで、即修正し写真を撮り作業を進めるとの事で納得しました。 しかし、何の修正もせず作業を進め引渡しが来ました。 「写真は撮っていないが、間違いなく修正しています。安心してください。」との言葉を信用して、捺印引渡となりました。 しかし、妻が撮影していた写真に、是正せず作業を進めた証拠が残り引渡し後半年経過してからの会談が始まりました。 ブログも公開し、先方はかなり困った様子でしたが支店長の指示で、「修正はしない。なんの問題もない。問題が発生した場合は、民間の検査機構の責任だ。」との事で決裂し、弁護士に相談しました。 弁護士曰く、「瑕疵は間違いないし、悪質です。こんなのは許しては行けない。」とアドバイスは頂いて降ります。 [業者の見解] 今現在は、障害は起きていません。 先方の見解は(最終的にはですが)、「ご心配お掛けしました。修正します。」と言っていますが、これは本社の見解で当事者の営業所では、施主である私を避けている。 [相談内容] まず、プレカット以外の間柱は(現場合わせ)全てこの状態である。 大工が経験不足か手抜きで、筋交いとの接合部の欠きを省く為に、切断後釘にて繋いである。 強度不足の心配をしていまして、第三者の大工に確認させると「よく検査が通った。強度が足りないと思う。T社の修正案では外壁が傷むし金が掛かる。 申請書類と図面を検査機構の担当者に確認させ協議するべきだ」と言われました。 弁護士は、「第三者の建築士に見積をさせて、信頼関係の失われた当事者同士が解決をはかるより公的に争い、修正するべきです。」と言われていますがT社は、「自社の見積で修正工事を行なわない場合、公の機関で話し合いましょう。 これが当社の決定です。」と、反対に公訴するような事を言っています。 現状で問題がなければこのまま過ごしたいのですが、私の泣き寝入りになるのではないかと思います。 是正要求箇所として、筋交い接合部の間柱の件と、構造用合板が規定通り軒天まで施工されていない点です。 第三者大工によると、「将来的に雨漏りの可能性はある。」らしいです。 |
yorozuの感想 | 早く気づけばよかった。 |
アドバイザー | |
清水 煬二 | 解説委員の清水です。 文面を読んでも、現在どのような状況になっているのかが掴めません。T社は、自身の修正案を出してそれで手直ししたいと言っているように取れますが、違うのでしょうか? 「T社の修正案では外壁が傷むし金が掛かる。」というコメントと、T社は、「自社の見積で修正工事を行なわない場合、公の機関で話し合いましょう。これが当社の決定です。」というコメントからはそのように取れます。 その内容がどういったものかを大工さんや弁護士さんではなく第三者の建築士に判断してもらうことはできないのでしょうか。 問題が無ければ、そのまま進めてもらえば良いですし、問題があるなら、ウソをついて引渡し開き直っているのは明らかなのでしょから、応じてもらうには出るところへ出るしかなさそうです。 構造用合板を耐力壁として使い、それでは不足なのでさらに筋交いも加算しているのか、規定以上の耐力壁があっても念のため筋交いを入れているのかなども知りたいところです。 どのような構造計画になっているのか、上下階を含めて全体の中で検討すべきだと思います。 もしかしたらそういった他の面に大切な問題が隠れているかもしれません。 |
コメンテーター | |
木津田 秀雄 | コメンテーターの木津田です。 間柱の切断に関しては、このような継ぎ方が好ましいかどうかは別ですが、建物全体の構造に影響することはないと思います。きちんと補修するなら、今の間柱は残しておき、横から同等程度の材を添える方がよいでしょう。 小屋裏ですが、写真で見ると下地がなく防水紙が張られていますが、 最終的にこのまま仕上がっているのでしょうか?防水紙の上にサイディングが張られているのであれば、他の外壁部分と違った仕様になりますし、本来の仕様書どおりにするべきと思います。 ただ、このような施工状態を見ると、他の部分も心配になります。 一度総合的に建物を第三者に見てもらった方が良いかと思います。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | この写真を撮った時点で第三者に相談し現場確認をするべきでした。 間柱の欠き込みはお粗末です。これでは間柱の意味がありません。 軒の下地なしも情けない仕事です。 大工のレベルがこんなに低くなると、今後の建築業界が心配になります。 業者は検査機関のせいにしていますが、とんでもないことです。 本来は工事監理者が現場の監理を行うことになりますから、その建築士が監督に指示をして是正させるべきです。これがそのままだとすると、工事監理が不在の現場ですから、徹底的に調査したほうが、よろしいと思います。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | お忙しい所、ありがとう御座いました。 まず、私の文書力の無さをお詫びいたします。 とても判り難かったかと反省しております。 現在、先方との話し合いが折り合わず公的な場を設けないといけないかもしれません。 しかし、先方は顧問弁護士の存在をアピールしています。 裁判費用を考えず、争うべきか悩んでします。 |
その後 |
〒181-0001
東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号
TEL 0422-24-8768
FAX 0422-40-0107