相談概要 | [氏名] N.H [相談内容] - [相談建物所在地] 福井県福井市 [職業] 会社員 [年齢] 40 [男性] on [構造] − [引渡し年月日] 西暦2003年03月10日 [公庫は使わない] on [性能保証は使っていない] on [何階建て] 10 [延べ面積m2] 60 [延べ面積坪] [工事請負金額] 2 [設計監理料] 0 [様態] 分譲マンション [施工者] 建設会社 [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] - [18確認申請の為の委任しましたか?] - [確認申請書お持ちですか?] - [検査済証は有りますか?] − [設計図面は何枚もらいましたか?] [工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] [施工者名] N [販売会社名] N [設計者名] [監理者名] |
相談内容 | [現象] お世話になります。 廊下のフローリングで釘が頭を出し、足指を引っ掛け怪我までしてしまいました。 釘はラジオペンチで簡単に引き抜け、生活している間に、人の荷重で床が沈み?釘が頭を出してきたと見られます。 [業者の見解] 工務店に相談したところ、一旦は仮止めの釘だと言い、調べたところ、必要なもので深く打ち付けなおした後、エポキシ接着剤で頭部分を埋めると言ってきました。 [相談内容] 果たしてエポキシくらいで今後長期間暮らしていく中で持つものでしょうか? フローリングのやり直しくらいしてもらいたいのですが通るものでしょうか。 |
yorozuの感想 | 丁寧な回答でよいと思います。 |
アドバイザー | |
山口 雅克 | 解説員の山口です。 通常は 木質複合フロアにこのような釘の打ち方はしませんので、何らかの事情で板の上から打込んだものでしょう。思いつくのは床鳴りか何かを止めるために、後から打ったものではないか、又は板厚の中で打つべきものがそこだけズレて板の表近くになったとかです。 床の釘が出てくる原因としては、床の繰り返しの撓み(浮き沈み)が考えられますが、1本だけですので床板を止めている釘全体のことではないと思って良いでしょう。 工務店が提案しているエポキシ接着剤で頭部分を埋めるのは、それで釘を止めるのでなくて釘頭で空いた穴を塞ぐためのモノです。 釘は同じように近くに打ち直すか、打たずにそのままにしておくかを現地の状況で判断すればいいでしょう。 釘の跡は残りますが、通常の使い勝手には支障はないと思われますので、工務店の提案で暫く様子を見てみませんか。直ちに床を張り直すよりは遥かにリスクが少ないですよ。 |
木津田 秀雄 | 解説員の木津田です。 写真で見る限りこの釘はフローリングを留め付けるフィニッシュ釘のようです。 この釘を止める際に、その下に他の釘(根太を留める普通の釘)などがあればそれに当たって飛び出ている事があります。そのような際には一度引き抜いて補修を行います。 フローリングの下地に合板を使用している場合には、接着剤を併用しますので、この一本が抜けたからと言って、床ががたがたになる事はありません。 抜けた穴の補修を行ってから様子を見て、がたつきなどがあるようでしたら増し打ちなどを含めて補修を考える方が良いと思います。 |
コメンテーター | |
長谷川 明弘 | コメンテーターの長谷川です。 解説員のおっしゃる通り、今回の件は、フローリングを全部張り替える等の方法よりも、再度業者さんとしっかり調査して補修を考える方が得策だと思います。もしフローリングの全面やり直しとなると、コストももちろんかかりますが、他にも被害が増えて来ます。ですので、今の時点でベストの方法を見つけ、しっかり補修してもらってください。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | フィニッシュ釘ですが、通常は斜めに打ち、次の材を噛ませるのでこのように出ることはありません。写真からは垂直に打ち込んでいるようにみえますし、そこの場所に継ぎ目にシールしているように見えるのはシーリング材ですか? 考えられるのは施工上なんらかの不具合か?傷があり、そこだけ後で取り替えたのかもしれません。 途中から取り替える場合は噛み合わせができませんので、それを止めるために少し、隙間を大きくしてフィニッシュ釘で止めたと想像します。範囲にもよりますが、この場合は1枚だけは噛み合せはできませんが、接着材で止めることで目地の隙間を作らずにすれば特に問題はないと思います。大工仕事が下手であるように見えます。 通常の我々の工事監理では不合格なのでやり直しのレベルであるということだと思います。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | ありがとうございます。 業者と話しあった結果、最終的にはフリーリングの張替えで調整しました。 コストは当然業者持ちです。 可能でしたら、張替え時に確認するポイント教えていただけないでしょうか。 別途質問した方が良いのでしたら、別件で質問いたします。 以下 業者やり取りの概要示します。 釘は1本だけでなく、フローリングの板の組み合わせで、廊下の幅で基準の板幅からずれる分を組み合わせて貼り付けているとのことでした。 その中で垂直に接触する部分は浮いてくるので、釘にて止めたとのこと。 釘が浮いてきたのは2本目で、2回目で怪我をしました。 業者に確認してもらったところ、2列に渡って釘がうってありました。 もう2度とけがをするのはごめんなので、(今回は足指の怪我だけですんだが、これで転倒でもしたらかなわない)これで問題ないと言う対策をとって欲しいと話ししました。 結果的に冒頭記述の処置となりました。 釘はフローリーングの下の床材の継ぎ目?見たいなところにたまたま打ち込まれ浮きやすい状態になり、通常はありえない・これまでなったことがないと言われ少々腹立だしく、業者に話す自体にもなったのですが・・・(説明が旨く出来ず申し訳ないです。構造を聞いたのですが文書で旨く表せない) 釘は垂直に打ち付けてあり、多少頭が出ている状態で簡単にペンチで引き抜けるお粗末なものでした。最初見てもらったときも、通常は斜めに打ち付けるものであり垂直に打ったのであれば仮止めだといったので、「ならなぜ処置してないのだ」とカチンと来てしまい、業者には強く言っています。 業者の対応が悪かった場合の参考として相談させてもらいました。 丁寧な回答ありがとうございます。 |
その後 |
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