相談概要 | [氏名] Y.M [相談内容:] 近隣のトラブル [相談建物所在地] 大阪府豊中市 [職業] 主婦 [年齢] 70 [女性] on [構造] − [引渡し年月日] 西暦 年 月 日 [何階建て] 2 [延べ面積m2] [延べ面積坪] 33 |
相談内容 | [現象] 隣の家の立替に伴い隣の家の接道面(市道)に立っていた電柱を移設するとの連絡を8月3日の午後5:00に受けました。8月4日に電力会社と隣の立替工事を請け負っている会社の人が午後2:00ごろ説明に来ました。 それによると我が家の車庫から50cmの所(隣の接道面内で市道上ではありますが)に移設するとのことで、それでは我が家の車庫の車の出し入れができません。主人が脳梗塞で障害を持っているため車椅子を載せるので車の大きさを小さくすることは無理なのです。 またその時移設工事を8月7日にすると訊いて、連絡を受けてから工事までの日が短く、間に土・日を挟むので市役所や、福祉課にも相談できないので工事日の延長だけはなんとかしてもらいました。そして今日隣の方へ連絡を取ってみたのですが、全て立替工事を請け負っている会社に任せているの一点張りでこちらの話を聞いてもらうことができません。その後何度もお隣へ連絡を入れているのですが何の応対もしてもらえません。 [業者の見解] 電力会社の人は説明のあと移設予定場所にしるしをして、なんとか車の出入りを工夫してくださいといわれました。そこで8月5日の今日何度もやってみたのですが、私も70才で若い人の様にはなかなか運転がうまくないからなのでしょうがどうしてもそのしるしの所をタイヤが踏んでしまいます。 できれば移設場所が1メートルほど車庫から距離があればいいのですが、移設予定地より隣よりには電柱が立てられないといわれました。立てられない理由についての詳しい説明はありませんでした。かといって我が家の接道面のほうへ離すことになると次の電柱と近すぎてやはり無理とのことです。そして、隣の要望は合法的なので工事を進めるとの一点張りでした。 [相談内容] 1.障害者をかかえて、車のない生活が無理な場合、車庫が使えないのは死活問題なのだが、工事の差し止めなど何らかの手段はとれないのか? 2.電力会社と話し合う場合、私も高齢のためどのような人に立ち会ってもらえばいいのか?例えば弁護士とか・・・具体的に知りたい。 3.このような困りごとの相談窓口を知りたい。市役所?福祉協会? 4.電柱を移設予定地より隣よりには立てられないと言われたがそれが本当かどうかどのように調べればよいのか? 私は全くの法律の知識もなく、どこにどのように相談したらよいのか何もわからず、途方にくれている次第です。公の施設も土・日は休みのため何も訊けません。このようなメールでの相談は初めてですので、相談内容など不備な所が多いと思いますが、どうぞよろしく回答をお願いいたします。 |
yorozuの感想 | 他の相談者の相談への回答がとても親切で、丁寧で年寄りの私にもわかりやすかったので、私にも良いアドバイスがいただければと願っております。どうぞ宜しくお願いいたします。 |
アドバイザー | |
古賀 保彦 | 解説員の古賀です。 電柱の移設で、これまでとは勝手が違ってしまい、頭を抱えていらっしゃることと思います。 文面では道路の幅や、車庫の形状などの様子までは分かりませんので、こちらも推測になってしまいますが、勘違いがありましたらご容赦下さい。 お隣さんも建替えに伴って、もともとの電柱位置では不具合があったのでしょう。それを、自分の敷地前の範囲の中で移動されているのなら、お隣さんにとっても事情がある事でしょうから、他者が強く異議を唱えられる筋合いのものではないと考えた上で行動する必要があると思います。 先方にしてみれば、電柱の移動先も自分の敷地前ですから、そちらはそちらでお考え下さいと言う事もできるわけですが、でも、そういう風にやってしまうと、近所通しのお付き合いが円滑にはなりませんから、お互いの話し合いで折り合いがつくのが一番です。 車を小さくできないご事情は分かりましたので、少しでも電柱を離していただきたいのがご希望でしょうから、電力会社さん経由で、お隣さんにご再考いただけるよう、切にお願いしてみてください。これは、お隣さんの方にも事情があるでしょうから、あくまでお願いのスタンスで進められた方が良いと思います。 私の設計監理物件で、敷地前の中央に電柱があり、建物内部からみて邪魔に見える場所にあったので、建て主さんが電力会社に電柱移設手続きをされました。しかし、この件でも電柱移設先ではお隣の駐車場の出入りに少し支障があり、もう少し離すと、今度はご自分の駐車場出入りに支障がでてしまう位置にならざるを得ませんでした。そして、その結果、電柱移設は断念されましたが、無理に希望を通してお隣さんとの関係を悪くするより、自分の方でも多少の不具合は我慢しようというお気持ちからでした。 このようなケースもありますので、ご事情をお伝えして、何とか先方にもお考えいただけるよう頑張ってみて下さい。 お隣さんは建替えという事ですので、元もとご存じの方でしょうから、人を介すよりも、ご自身で先方にお願いされるのが一番良い方法だと思います。 どうしても話し合いがかなわず、電柱を他へも移せないとなると、ご自分の車庫廻りの改造を考えなければならないかもしれませんが、建物や敷地には車庫を改造するゆとりはありますか?ぎりぎりの建て方だとお手上げになるかもしれません。場合によりましては駐車場を他に確保し、昇降時の駐車禁止除外車等の手続きをする事も考えなければならないかもしれませんが、そうならないで解決できますよう願っています。 |
コメンテーター | |
長谷川 明弘 | コメンテーターの長谷川です。 古賀解説員も言ってる通り、今回のご相談はあくまでお隣とのお話し合いで解決するしかなさそうです。 お隣が合法的に工事をする限り、どこに相談に言っても、答えは同じように思えます。 ですので、電力会社さんを通じて、再度お隣と話し合いの機会を作ってもらうようにお願いしてみてください。 ご自身にとっては大変な事だとおもいますので、ぜひ頑張ってみてください。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 先ずは電力会社の人と交渉することになります。 隣地の人は任せているとのことですが、任せるということはなく、隣地の人が電柱移設の要望をしているだけです。 電柱の移設には原則、近隣から支障がでない(苦情がでない)範囲で行なうのが原則です。支障があるという客観的な状況があると、電力会社も強行はできないものです。何故なら、公共の道路を使用しているからです。 わたしが現在設計監理している住宅の敷地の道路中央に電柱があり、設計建物の電柱からの侵入者を恐れて建築主は電柱移設を希望しました。 このような場合は敷地の端に設置したがるものですから、登場は近隣が了承は簡単にはとれませんので、敷地内に移設することで解決を図りました。 そこまでの要求はできないまでも、電力会社にこちらの支障を文章でしっかり説明してください。 電力会社も支障のない範囲で再考するものと思います。 いろいろ大変ですが、よい再考がなされることを祈ります。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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