相談概要 | [氏名] NT [相談建物所在地] 大阪府摂津市 [職業] 会社員 [年齢] 43 [男性] on [構造] 鉄骨造(ブレース構造) [引渡し年月日] 西暦 2006年8月31日 [公庫は使わない] on [性能保証を使用] on [何階建て] 3 [延べ面積m2] [延べ面積坪] 43 [工事請負金額] 2800 [設計監理料] 0 [様態] 注文建築 [施工者] 大手ハウスメーカー [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。 [18確認申請の為の委任しましたか?] 覚えていない。 [確認申請書お持ちですか?] - [検査済証は有りますか?] − [設計図面は何枚もらいましたか?] 6 [工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] 10 [施工者名] S [販売会社名] S |
相談内容 | [現象] 現在、軽量鉄骨3階建てを建築中なのですが、1,2階の梁の溶接部分に既に赤錆が発生しています。(写真をメールで送信させて頂きます。) [業者の見解] 構造上問題ないとの回答でした。 [相談内容] 軽量鉄骨では鉄材の厚みが薄いため、赤錆が発生すると急激に強度が低下し非常にやっかいなことになると認識しております。 現在まだ工事中にもかかわらず、発生している赤錆が梁内部や溶接部分の強度に影響を与えないか、そして今後の経年劣化を非常に心配しております。 この溶接部分の赤錆が業者のいうように本当に構造上問題とならないのか、またもし問題となるならどのような対応が考えられるか、ご教示頂ければ大変ありがたいです。 |
yorozuの感想 | 非常に誠実にまじめな運用をしておられて、我々のような建築に対して素人の者には本当に心強く感じられます。 |
アドバイザー | |
木津田 秀雄 | 解説員の木津田です。 写真を見ると溶接部分が確かに錆びていますね。 対処としては、錆をブラシなどで落としてさび止めを塗るということで十分かと思います。 この溶接部分に限れば、大きな力が掛かる部分ではなさそうですが、他の溶接部分も同様に錆びているのであれば、補修はやっておいた方が良いでしょう。 鉄骨造でも、何日かは雨にさらされるのが分かっているのですから雨程度で錆びないような塗装を最初からしておくべきかと思います。 |
コメンテーター | |
山口 雅克 | コメンテーターの山口です。 鉄骨はどうしても溶接部が錆びやすい性質を持っています。溶接部以外では掻き傷や表面を研いた部分は錆び易いです。これは鉄骨表面の黒皮と言われる部分が無くなっているからです。 強度や錆の進行に関しては木津田解説員が言うように、錆の部分を綺麗にして重ね塗りをする事で大丈夫です。 錆の発生を完全に抑える事は難しいにしても、濡れたり乾いたりの繰り返しがなけ急激な錆の進行はありません。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 短期間での錆は心配する必要はありません。 錆で断面が減少するのは事実ですが、設計では通常はぎりぎりで設計することがなく、強度に余裕を持たせる断面としております。ですので、何ミクロンという錆程度は構造体としては直ぐに影響を与えるものでもありません。 問題は錆を発生しばいように錆止めペイントをするのですが、その怠慢があるということでしょう。 錆止めを施せば問題は解決します。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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