相談概要 | [氏名] HK [相談内容:] その他 [相談建物所在地] 東京都西砂町 [職業] 会社員 [年齢] 31 [男性] on [構造] − [引渡し年月日] 西暦 年 月 日 [公庫は使わない] on [性能保証は使っていない] on [何階建て] 2 [延べ面積m2] [延べ面積坪] 40 [工事請負金額] 3500 [設計監理料] 0 [様態] 注文建築 [施工者] 地場中小ハウスメーカー;地域的な中小産業 [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。 [確認申請の為の委任しましたか?] してない。 [確認申請書お持ちですか?] 無い。 [検査済証は有りますか?] 無い。 [設計図面は何枚もらいましたか?] 20 [工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] 10 [床面積] 130m2以下 [施工者名] S住建 [販売会社名] なし |
相談内容 | [現象] 実家の土地に、家を建てるために業者をさがしていた。 1社気に入ったところがあり、他と平行しながら勧めていた。 途中で父親が2世帯にするとのことで、 方向を転換して、2世帯のプランで作り直してもらっていた。 地下付きの2世帯住宅である。 先方は地下付は構造計算しないと見積もりがでない。 ボーリングをしないと正式な見積もりがでないと言われ。 見積もりがほしい私達は、お願いしますと頼んだ。 本契約する前に、この業者では、「基本設計依頼書」なるものを書かされ、10万円支払った。 これはローンがおりなかった場合は全額返済するがそれ以外の都合でキャンセルする場合はもどらないと書いてあった。 先方は、構造計算(地下付2世帯住宅だから?いくらかかるとか、設計士(外注)にいくらかかるなど説明はまったくなく、見積もりを作成するには、とりあえず、ボーリングと設計士による構造計算が必要だとの一点張りだった。 残念ながら、この2世帯を建てることを断念することになってしまった。 こちらがマンションを所有していて、ローンが組めるけど無理があるとのことだった。 ボーリングが行なわれた1週間後に先方から電話があり、とりあえずいろいろ動いてもらっているようだけどとめてほしいと頼んだ。 業者に説明すると、建築確認申請や、構造計算を設計士に依頼している。 これにはお金がかかるなどと言われて、先日、請求書を持ってきた。 その金額には80万円もの金額が記載されていた。 まだ本契約していない私達に80万円もかかった言われた。 基本設計契約にかかった10万円は戻ってこなくてもしょうがないが、さらに請求されることはないと思う。 本契約はまだ行なっていない。 [相談内容] この80万円はこちらに支払う義務があるのでしょうか? また、訴えられた場合、こちらはどうすればいいのでしょうか? |
yorozuの感想 | とても参考になります。 もっと熟読してから、いろいろ建築に入りたいと思います。 |
アドバイザー | |
清水 煬二 | 解説員の清水です。 弁護士ではなく建築士ですので、あくまで参考程度にしてください。 ボーリングや構造計算に費用が掛かるという説明を受けていなくて、10万円だけで良いと思っていたのであれば、Hさんはそれを主張すれば良いだけだと思います。 業者が訴えてくれば、堂々と正直にそのことを主張して司法の判断に任せれば良い訳で、恐れることはないでしょう。 業者はボーリングや構造計算について説明をし、確かに依頼を受けたと主張するでしょう。もしかしたら、口頭で「費用は別途掛かります」と説明もしましたし、納得してもらいましたと主張してくるかもしれません。費用の点は別にして、依頼をしたのは確かであれば、依頼をしたHさんにも過失を指摘されるかもしれませんし、そうなっても仕方がないとは思います。しかし、金額について業者側もハッキリ示さなかったことや注文書をもらわなかった落ち度があります。そのため、今回はHさんに80万円全額支払えという結果にはならないと思います。 10万円の契約書を事前に作っておきながら、80万円の契約書をなぜ作製することなくボーリングや構造計算に進んでしまったのか、その点から考えてもHさんが、そんなに請求されるとは思わなかったし、わかっていたら依頼はしなかったという主張の方が有利なような気がします。 但し、先方も譲歩してきて、ご自身も軽率だったと反省する点があるならば、納得できる金額であれば合意しても良いのではないかと思います。 |
コメンテーター | |
山口 雅克 | コメンテーターの山口です。 業者が建築確認申請や構造計算を設計士に依頼していたとしても、あなたが依頼したのは見積りを出すための構造計算程度であったと思われます。詳細な実施設計や確認申請を依頼したとは思えません。 要求していない作業若しくは説明を受けて承諾していない作業に関しては支払う必要はないと思われます。 80万円の内訳を見せてもらい再考してみましょう。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 「ボーリングをしないと正式な見積もりがでない」ということは構造計算に必要な為であり、ボーリングだけでも20万円はかかります。 このことから事実関係だけを積み上げて、不調に終わったら最後に請求書をだそうという魂胆が初めから見えております。 「基本設計依頼書」では構造計算は通常必要ない段階です。 「実施設計」の段階では構造計算が必要になります。 ですので、「基本設計」として10万円という判断でよいと考えますが、どのように説明されて進めたかにもよりますので、不安な場合は弁護士にご相談ください。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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