相談概要 | [氏名] A.K [居住住所] 愛知県清須市 [相談建物予定地] 愛知県常滑市 [職業] 会社員 [年齢] 29 [女性] on [構造] 木造(在来工法) [引渡し年月日] 西暦 2006年2月28日 [公庫は使わない] on [性能保証を使用] on [何階建て] 2 [延べ面積m2] [延べ面積坪] 28 [工事請負金額] 2650 [設計監理料] 250 [様態] 注文建築 [施工者] 大工(工務店) [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けた。 [18確認申請の為の委任しましたか?] 覚えていない。 [確認申請書お持ちですか?] 有る。 [検査済証は有りますか?] 無い。 [設計図面は何枚もらいましたか?] 30 [工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] 12 [施工者名] D.K [販売会社名] [設計者名] O氏 [監理者名] O氏 |
相談内容 | [家づくりの相談内容] 現在、新築中の我が家について、教えて下さい。 一階の床材と床暖房の関係について、悩んでいます。 床暖房のタイプは、ガスで温水を循環させるものです。 根太と根太の間にパネルを入れるとの説明でした。 床材については、リビングの1/3が東リのテラウッド、残りの2/3がサンゲツのハイプレーンを使用する予定です。 工務店の方から、床暖房の上にPタイルを貼る場合、タイルのひび割れ・剥がれが生じる可能性があると説明がありました。 ただし、東リについては作業のための冊子に、「床暖房対応品」と記載されているとの事。 施工方法を工夫してくださいとの但し書きがありますが、一応床暖房の上に使用してもいいようです。 問題はサンゲツです。サンゲツの担当者から、床暖房の上には使用しないで欲しいと言われたとの事。 こちらは工務店の社長が内装業者さんから聞いた話だそうです。 現在、工務店の社長さんがサンゲツに直接問い合わせをすると言う段階です。 疑問に思うのは、どちらもホモジニアスビニールタイルと言う種類は同じなのに、サンゲツと東リで対応が違う事についてです。 企業努力や社内テストの結果、それぞれの対応が違っているのだとは思います。 ネットで検索してみたのですけど、タジマと東リについては床暖房OKと書いてあるページが見つかるのですが、サンゲツについてはヒットしません。 Pタイルと言う括りで検索すると、床暖房OKと書いてあります・・・ ○そもそも、床暖房の上にPタイルはやめたほうがいいのでしょうか。 ○それとも床暖房を設置するのにあたり、他の床材とPタイルで比較しても、危険度は変わりないのでしょうか。 工務店の話を聞いた限りでは、今のままではサンゲツを取りやめた方がいいかと思っています。 でも東リも同じ素材だと思うと、そちらも止めた方がいいのかな、と思ったり。 何を信じればいいのか?よく判りません。 アドバイス頂けると助かります。 よろしくお願いいたします。 |
yorozuの感想 | Pタイルで検索していたところ、このページにたどり着きました。 まずは過去の相談を検索したのですが、Pタイルと床暖房の関係についての質問がないようでしたので、相談させて頂きました。 過去の相談のページで、ワード検索が出来るのがとても便利だと思いました。 レイアウトもスッキリしていて、とても見やすいと思います。 営利目的ではない、第三者の貴重な回答を頂けるのは、なかなかないので助かります。 疑問点を工務店に聞き、設計者に聞き、メーカーに問い合わせるのですけど、その回答が本当に正しいものなのか? 私はつい疑ってかかってしまうんです。 ネットで検索しても、私と同じような相談事例がなかなか見つかりません。 そんな時、今までの経験でこうでしたよ、と全く別の工務店や建築士さんに教えてもらえると、(営利目的ではないので)素直に受け止める事が出来ます。 |
アドバイザー | |
古賀 保彦 | 解説員の古賀です。 Pタイルやホモジニアスタイルを床暖房に使用した経験がありませんので少し調べて見ました。 仕上げ材としては薄くて平滑な素材ですから、熱による下地の伸縮の影響を抑える事がポイントの様です。下地の伸縮によって仕上げが膨らんだり、目地に隙間が生じる事は、上記素材に限らず、フローリングでも見受けられる事ですが。 仕上げを張る前に、下地床暖房のプレヒートを行い、下地を乾燥させ、あばれ調整を行った方が良いみたいです。また、施工時も同じように仕上げの伸縮を考慮してある程度の床温度で施工した方が良い様です。接着剤は強接着のエポキシ樹脂系が推奨されているメーカーがありました。 床暖房を作動させられるのは、ガスが通じた後の竣工が近くなってからと思いますから、床仕上げやその取り合い部分も最後の方になるよう工程を調整する必要も出てくるでしょう。 メーカーによって対応が異なるのはやむを得ない事でしょうが、工務店さんとメーカーとで良く調整を行った上で施工に望んでいただけるようご依頼下さい。また、施工サイドではアフター等の自信が持てないという場合は、ユーザー側のリスクとして捉える事も必要です。経験無い事であれば、注意しても結果を保証できるものでは無いでしょうから。 どうしても不安でしたら、他の素材を使うことも視野に入れてお進めされた方が良いでしょう。 |
コメンテーター | |
大内 彰 | 古賀さんが解説にあるように、工務店がやり慣れている(経験のある)方法で施工してもらうのが安全策だと思います。その方が工務店としても責任をもって造ってくれるでしょうね。 最後まで納得しながら家作りを楽しんで、そのあとはメンテナンスを忘れずにしてくださいね。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 材料はほとんど同じでもメーカーでの床暖房についての考え方が違うだけです。 サンゲツは熱に対して慎重なスタンスを取っているだけです。 ただし、その意味は使用するならば自己責任でという条件を付けていることになります。 東リの床暖房対応も施工方法について規定どおりにすればという条件付ということでもあります。 わたしもホモジニアスで床暖房を使用したことがありますが、特に問題は出ていません。 ただし、その上に面積の広いものを乗せたりすると熱が逃げないでそこの温度が高くなり問題が発生します。 下地の合板も十分に乾かす必要があります。また、接着剤も推奨のものを入念に施工しなければなりません。まあ、全部がぼこぼこになることはないと思いますが、一部が何かの条件で撓むこともあるかもしれませんが、そのときは自己責任で直すという意思があればよいと思います。 それがいやならば、適応品にて工事を進めることになります。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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