相談概要 | [氏名] SA [相談建物予定地] 埼玉県鴻巣市 [職業] 主婦 [年齢] 30 [女性] on [構造] 木造(在来工法) [引渡し年月日] 西暦 年 月 日 [公庫は使わない] on [性能保証は使っていない] on [何階建て] 2 [延べ面積m2] [延べ面積坪] 32 [工事請負金額] 1855 [設計監理料] 95 [様態] 注文建築 |
相談内容 | [家づくりの相談内容] 現在、コンペに申し込んでおり、最近コンペ案(間取り+仕様+見積)が提出されました。(参加業者は15社です)断熱についてお聞きしたいのですが、今回コンペ案のほとんどが断熱材にグラスウールを提案しています。1社だけ、グラスウール以外の提案がありました。グラスウール、ロックウールはガラ ス繊維で作られているため自然素材、健康住宅といえるかどうか心配です。 (アレルギー体質、ぜんそくもちのため健康住宅を希望しています。) ほかにどのような断熱材があるかメリット、デメリット、目安の金額を含め教えていただけないでしょうか。以上よろしくお願いします。 |
yorozuの感想 | 初めての家づくり。相談できる窓口があり、知識のないわたしには大変ありがたい存在です。今後ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。 |
アドバイザー | |
笠原 歩 | 解説員の笠原です。 断熱材の材料を云々する前に、木造住宅の断熱方法には大きく分けて二つの方法があります。充填断熱工法と外断熱工法と呼ばれています。 充填断熱というのは壁の中、柱と柱の間に断熱材を詰めていくもの。外断熱は外壁を二重にしてその外側を断熱性の高いもので覆うように作る事です。ご相談のグラスウールは充填断熱工法を採用する時によく使われています。外断熱の場合にはスチレンフォーム等の材料を使うことが多いようです。どうしてもグラスウールに抵抗があれば多少値段は張りますがウール(羊毛)の物もありますので検討してみてはいかがでしょう。 コンペということは面積や工事費はほぼ同じ条件の中で、15社もの案が出て来たということは「15者15様」の考え方があるわけです。間取り、構造、採光、通風その他諸々。 断熱に対する考え方も、そのひとつです。断熱材だけで判断せずにトータルでSAさんに取っての良い「我が家」を手に入れて下さい。 |
大内 彰 | 大内です。 「よろず」をyahoo検索から訪れて頂いたということは、ある程度以上のネットの利用法を備えていらっしゃると思います。同様にネットで「健康住宅」「喘息」などで検索をかけるとかなりの件数がヒットします。その中には役に立ちそうな情報もかなりあるようです。先ず、ご自身で勉強されることをお薦めします。 コンペで応募している設計者はかなりの時間をさいて書類を作成しているはずです。 5分や10分で出来るような書類ではありません。コンペに応募した彼らの努力に対してご自身の言葉で応えられるようになることを期待しています。 |
コメンテーター | |
堀住 勝雄 | コンペで設計者を決めたとしてもそのプランや仕様が唯一無二のものではありません。できるだけ多くの話し合いの機会をもって希望を伝え、彼の考えを聞いて下さい。 あらゆる建材は長所短所を併せ持っています、素材が自然だからと言って無害で健康に良いとは言い切れません。漆にアレルギーを持つ人がいることは良く知られていますが、杉や檜(ひのき)の樹脂に反応する人もいます。人間にやさしい素材は害虫や菌にも格好の住処になります。樹木はそれに対抗する成分を持っている訳ですね。(いま話題のアスベストも自然素材です。) 断熱材もしかり、無害な素材がために防腐剤や殺虫剤を使用しては本末転倒ですね。 断熱性能は素材だけではなく、その施工方法、施工精度が9割がたの決め手ではないかと私は思っています。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 断熱材を選定するのは悩ましいですが、その工法により性能が違います。それだけを判断材料にしても意味を成さないと思います。断熱性能は建築全体で考えるものです。 また、設計能力だけでなく、性能を発揮するための監理能力も大切な要素です。 コンペはプランを選択するだけの手段に過ぎません。 実際は実施設計能力、監理能力はそこでは評価できません。(プロでないと・・) ですので、断熱性能は直接15名に聞くべきです。それ以外でもいろいろあると思います。また、監理能力もどのように監理するか聞くべきです。 聞けないコンペは意味がありません。 コンペはあくまでプランではなく、設計監理者を選択するということですから・・。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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