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No. 1039　外壁のあちこちに亀裂が

相談概要	[氏名] NA [相談内容] 建売住宅の瑕疵 [居住住所] 千葉県佐倉市 [相談建物所在地] 千葉県佐倉市 [職業] 主婦 [年齢] ３０ [女性] on [構造] 木造（在来工法） [引渡し年月日] 西暦　　　2003年　　2月6　　日 [公庫は使わない] on [性能保証を使用] on [何階建て] ２ [延べ面積ｍ2] １０１．２５ [延べ面積坪] [工事請負金額] 2500 [設計監理料] 0 [様態] 建売り住宅 [施工者] 建設会社 [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を？] 受けていない。 [18確認申請の為の委任しましたか？] した。 [確認申請書お持ちですか？] 有る。 [検査済証は有りますか？] どういうものか知らない。 [設計図面は何枚もらいましたか？] 3 [工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか？] [施工者名] IKK [販売会社名] IKK [設計者名] [監理者名]
相談内容	[現象] 築二年半になりますが外壁のあちこちに亀裂がはいっています。亀裂箇所は全部で大小あわせると１０箇所くらい。縦にまっすぐはいっているところもありますがななめにはいっているものもあり長いものだと一メートルくらいです。後基礎と建物の間にも少し亀裂というか隙間がみえます。外壁はラスモルタル下地薄付け塗材仕上げ（ジョリパット）と標準仕様書というものを購入するときに頂いたのですが書いてあります。ひどいところは外壁の亀裂のところが少し段差ができています。亀裂の大きさは２、３ｍｍくらいです。そこは窓の四隅の一方から斜め下に一メートルくらいはいっています。その他に屋根裏べやの内装壁が湾曲してきています。角の接着面もとれてきています。 [業者の見解] 業者に聞いたところモルタルは乾燥収縮するものなのでヒビははいる。亀裂の段差があるところは木造は建物が揺れるのでそのときにできたものかもしれない。建物の揺れについて具体的に聞くと大きなトラックが通ったりするとそういうこともあるとの事でしたが家は２０軒くらいまとめて建った建売の一つで大通り側ではなく大通りに面して建っている家も亀裂が入っている家はあるが段差ができた家はないようです。亀裂の上からモルタルを塗るだけの補修をするとの事でした。屋根裏部屋は板のサイズがあってなかったかも、内側から添木をしておさえるみるとの事でした。 [相談内容] 外壁の亀裂についてですがただ上から塗装するだけで大丈夫なものなのでしょうか？裏の家もやはり亀裂が入ったようで話を聞いたらやはり上から塗装を塗るだけだったといっていました。その家は段差はできていなかったようです。私としてはせっかく若くして買ったマイホームなのできちんと亀裂の原因を調べてそれにあった補修をしてほしいのですが原因は乾燥収縮ですと言い切られているようでとてもくやしいです。亀裂の原因を見つけるのは難しいことなのでしょうか？私は中のボードがもう腐敗か何かして段差ができたのかなあといろいろ考えてしまうのですがなんせ全くの素人なので悩むばかりです。段差ができているとこと、ないところ、どのような補修方法が適切でしょうか？ただ塗装を上からやるだけならまた同じように亀裂が起きるのではないでしょうか？補修方法とそれにかかる日数等教えて頂きたいです。外壁の下がどうなっているかすら私はわからずこの事があって業者に聞いたところモルタルの下にラスという防水用の網がありその下はボードだといっていました。そんな簡単な作りの家が普通なのですか？いつから亀裂が入っていたかわからないのですが雨漏りとかは防げるものなのでしょうか？後どのくらい住めるのかと不安になってきました・・・。屋根裏部屋の補修方法も業者の言う補修方法で適切でしょうか？まだまだせっかく買った家なので大事にしていきたいので補修方法として最適なものを教えて頂きたいです。まだ補修の日程の連絡前なので・・・。基礎上部水切りの亀裂外壁の亀裂外壁開口部の亀裂
yorozuの感想	このホームページには本当にありがたいです。家は一生のものなのでいろいろ勉強するべきでした。購入前にこのサイトと出会っていればと・・・これからも私たちの様にたくさんの困っている人たちを助けてください。
アドバイザー
清水煬二	かなり亀裂は多いですし、太いです。単にモルタルの収縮クラック（亀裂）だけの原因ではなさそうな気がします。今回の内容は設計上の問題でも有り得ますし、材料上、工事上の問題でも有り得ます。原因はいくつか考えられます。手直しで「亀裂の上からモルタルを塗る…」とのお話ですが、意味が正確に理解できません。外壁すべてに塗るのでしょうか？それともクラック（亀裂）の部分だけに？クラック部分にだけであれば、モルタルではないと思います。　写真にある基礎のすぐ上の外壁の亀裂は、土台の上の水切りの部分ですから心配しなくて良いでしょう。　ですが、他の外壁は亀裂の上からの手直しで今後も大丈夫かどうかは疑わしいので、その後に再度亀裂が入った場合、いつどのように対応してもらえるのか、書面で業者からもらっておくべきです。今回は無理でも、「次回にまた同じように亀裂が入ったら、原因追求のために外壁を剥がして、原因を特定し、正しい手直しを行う」というような内容です。　可能であれば、段差も含めて今回第三者の専門家に確認してもらいコメントをもらったほうが良いとは思います。
コメンテーター
橋本頼幸	「亀裂」というのは現象にすぎません。例えると、「せきがでる」からといって、風邪とは限りません。何故咳が出るのかをきちんと調べないと、風邪なのか肺炎なのかガンなのか、あるいはもっと違う病気なのか分かりません。つまり、「咳が出たから風邪薬」とはならないわけです。清水解説員のコメントにもあるとおり、亀裂が生じた原因は、材料の問題、外部環境（温度や湿度、日射などの条件）、下地の問題、構造の問題と様々です。また、トラックが通っただけで建物が揺れるというのも気になります。単になおしてもらうのではなく、原因を明確にして正しく対処するようにして下さい。原因が分からないまま、上から塗るだけでは、またすぐに亀裂が生じると思われます。原因の追及にはNAさんと利害関係のある施工業者ではなく、別の専門家に調べてもらうことが大切だと思います。
事務局から
荻原幸雄	モルタルに亀裂が起きた場合は直ぐには防水紙があるので木材が腐食することはないが、ラス網が錆びるので対処する必要があるのです。しかし、対処方法が問題です。原因が追求できて初めて治療方法が決定できることになります。信頼できそうならば施工業者に原因を確認し、補修してもらうことになりますが、原因の説明に理論的説明がなされていないとお考えになる場合は第三者の建築士に有償で調査を依頼することも考えたほうが良い場合もあります。
相談者お礼状
相談者お礼状	お返事が遅れまして申し訳ございません。この度はご相談に乗っていただきありがとうございました。業者からの連絡を待ってからお礼をしようと思っていたらこんなに遅くなってしまいました。結局いろいろ業者には原因をきちんと調べてきちんと補修を行ってくれるよう再三言ったのですが結局モルタルは亀裂はいってあたりまえで原因を調べるも何も構造上の問題はない。雨漏りは絶対しないの一点張りでただ亀裂の上からジョリパッドというものを塗る作業で終わってしまいました。しかも先週ようやくやってきました。同じ時期に建った家の人もやはり同じ補修をしているようで逆にいろいろやると目立つし次に塗るときにそこだけ変に目立つからいじらないほうが良いというだけで話すら聞いてもらえない感じでがっかりです。でもこのサイトと出会えて本当によかったです。いろいろ勉強させていただく機会になりました。自分で選んで買った家なのでこれからも大事にしていきたいです。また何か困った事があったら参考にさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。
その後