相談概要 | [氏名] Y.Y. [相談内容] 建売住宅の瑕疵 [居住住所] 神奈川県横浜市保土ヶ谷区 [相談建物所在地] 神奈川県横浜市 [職業] 自営業 [年齢] 32 [男性] on [構造] 木造(2X4工法) [引渡し年月日] 西暦 2005 年 11月 日 [公庫は使わない] on [性能保証は使っていない] on [何階建て] 3 [延べ面積m2] 94 [延べ面積坪] [工事請負金額] 3400 [設計監理料] 0 [様態] 建売り住宅 [施工者] 地場中小ハウスメーカー;地域的な中小産業 [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けた。 [18確認申請の為の委任しましたか?] してない。 [確認申請書お持ちですか?] 無い。 [検査済証は有りますか?] 無い。 [設計図面は何枚もらいましたか?] 7 [工事着工まで設計の打ち合わせは何回しましたか?] 0 [施工者名] Rハウス [販売会社名] Rハウス |
相談内容 | [現象] 建売住宅を購入しました。 現在、建築中で2階(3階建て)まで、できています。 基礎はベタ基礎です。 基礎から出ているアンカーボルトと側面の板をL字金具で固定しているのですがアンカーボルトが斜めになっているためL字金具と側面に隙間が2cmくらい開いています。 [業者の見解] 写真を送付しましたが回答は来ていません。 [相談内容] 構造的、強度的に隙間が開いていても問題ないのでしょうか。 将来的に家が歪む等の不具合が発生する可能性はないのでしょうか。 また、不具合である場合、どのような改善策を売主に求めればよいかアドバスをお願いいたします。 よろしくお願いいたします。 ホールダウン金物の取付状況 |
yorozuの感想 | 専門知識がないため、このようにアドバイスをしていただけるととてもありがたいです。 |
アドバイザー | |
清水 煬二 | ホールダウン金物は、地震などで家に横からの強い力が加わったときに、筋交いがテコのように働いて家の柱が土台や基礎から浮き上がってしまう危険性のある箇所に取り付ける金物です。阪神大震災の教訓をもとに2000年以降の在来木造軸組み工法にも義務付けられました。皆さんが昔からご存知のアンカーボルトという金物だけでは、地震に堪えられない工法や設計になっているのがわかったからです。2×4工法では、それ以前から取り付けられていますが、軸組み工法のように耐力壁が筋交いの斜材ではなく、合板の面でより均一に力が働くので、軸組み工法ほど局部的に強いテコのように働きとならないため取り付け箇所も一般的には少ないです。とはいっても重要な金物ですので、注意が必要です。 さて、今回の場合のように浮いていると、強い力が加わったときに金物がしっかり踏ん張って引っ張ってくれにくくなり、金物自体も変形しやすくなります。人に例えて分りやすく言えば、へっぴり腰で重いものを持っているようなものです。 こうなっている箇所は1箇所だけでしょうか?軸組み工法では、これを修正するボルトもありますが、写真で見ると、隙間がより開くようにボルトが斜めになっているようにも見えますので、これを直してもらうとか、この程度の隙間なら縦枠に合板などをしっかり留めてもらい、それにホールダウン金物を取り付けるなど、工事中の今なら改善方法はいく らでもあると思います。壁を塞がれる前に行わなければなりませんから、業者からの回答を催促してみてください。 |
コメンテーター | |
津村 泰夫 | 写真の金物はホールダウン金物と呼びます。清水解説員の説明どおりです。ボルトを少し曲げ、まっすぐ出来ると思います。 建売住宅ということですが、まだ建ってないのですね、建った折りには役所の完成検査を受け、建築確認図書、検査済み証を必ず受け取りましょう。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 本来はまっすぐに取り付けるもので、この場合に釘の負担はせん断力によって耐えます。 今回のように斜めになった場合は釘はせん断と引き抜きの力が出てきます。 しかし、この程度であればそれほど、気にすることはないと思います。 ボルトを曲げても結局、そこは曲げるのですから、直線的な力が伝わりませんので無理してまげても逃げがあるのは一緒です。 このままでもいいとは思いますが、当方が監理者の場合はこの間に材を挟み納めます。しかし、しの材の止め方をしっかりしないと意味を持ちません。 いずれにしても力をどのように伝えるかを考えることが大切です。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | はじめまして。 回答をどうもありがとうございます。 とても早い回答で助かります。 まず、工務店の見解は修理するとのことでした。 アンカー自体は真っ直ぐ立っているが、L字の金具が曲がっている。 金具を真っ直ぐのものに付け替え補修するとのことでした。 補修箇所は写真等で後日、説明してもらえることになっています。 (金具が付く前からアンカーボルトは曲がっていたように記憶しているのですが・・・・) 週末に見に行ったところ、2箇所ある不具合箇所の1箇所に壁が取り付けられ、確認できない状況でした。 もう1箇所は、そのままでした。 (中間検査完了済みになっていました) ほんとに修理してくれるのか少し、不安ですが、各解説委員の方の説明を読み、ひどい不具合ではないことがわかり、安心しました。 本当にどうもありがとうございました。 屋根が付いたのですが板が乗っているだけで合わせ面に隙間ができていて、だいじょうぶなの!?と不安はつきませんが、夢のマイホームが着実にできあがっていくのを毎週末、見に行くのがとても楽しみです。 暑い日が続きますが、皆様、お体に気をつけてお過ごしくださいませ。 また、何かありましたらお力添え、よろしくお願いいたします。 |
その後 |
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