相談概要 | [氏名] K.S [居住住所] 東京都墨田区 [相談建物予定地] 墨田区 [職業] 会社員 [年齢] 31 [男性] on [構造] わからない [引渡し年月日] 西暦 年 月 日 [公庫は使わない] on [何階建て] 3 [延べ面積m2] [延べ面積坪] 45 [工事請負金額] 2500 [設計監理料] 250 [様態] 注文建築 |
相談内容 | [家づくりの相談内容] 狭小住宅の可能性に付いて教えてください。 南側3.55/6.59 西側12.20 北側10.13 東側3.05/9.09の19坪のくの字の土地です。 道路付きは南側6m、西側4mの角地です。 南側3.55しかありませんので間口がうまく取れないような気がします。 かりに西側を正面とした場合は奥行きが取れないように感じます。 地下室も欲しいですが狭小住宅としてよい家が建てられますでしょうか? 価格的にはかなり気に入っております。 アドバイスのほどよろしくお願いいたします。 |
yorozuの感想 | 中々相談できる場所がありませんので大変助かります。 一生に一度の買い物ですので慎重にいきたいと思います。 何卒よろしくお願いいたします。 |
アドバイザー | |
古賀 保彦 | 解説委員の古賀です。 変形した敷地形状では、整形な敷地にない、おもしろい空間・形状を備えた建築が生まれる事がありますし、設計に携わっていると、却ってそのような敷地形状にドラマを求めたりする事も多々あります。 しかし、ご相談の19坪敷地で45坪の建物が可能かどうかは、建蔽率や容積率、道路斜線や北側・高度斜線といった都市計画法・建築基準法上の制限によって変わってきます。 購入前の土地でしたら、仲介会社に詳細を尋ねてみられると良いでしょ う。ご自分でも区役所の都市計画課、建築指導課で調べられます。最近は官庁でも電話で丁寧に教えて下さる場合も多いですが、所在地の見間違えや規制区分の分かれ目付近等微妙な場所もありますので、出向かれた方が確実です。その際、建物後退の要否や道路管理課で道路幅員もお調べになると良いでしょう。また、少し面倒かもしれませんが上下水の引き込み状況の確認もできます。 その他に、法規制の内容と合わせて、敷地の形状・高低差・周辺状況等の敷地固有の条件を調べる必要もありますし、ソフト面では建て主さんのお考えや資金計画をヒアリングする事も大切です。 上記の条件を把握した上で実際に計画を練ってみて初めてどれくらいのボリューム(面積・高さ)が確保できるのかが分かってきます。 設計者によって建物に対する考え方や設計条件の捉え方が違いますので、様々な回答が期待できると思いますが、上記の様に下調べをしてから計画に取り組んで見ないことには何とも言えないご相談内容です。調査や土地の良否の判断も含めて、まずはご自分の感性や考え方と合いそうな設計者を探して直接ご相談されると良いでしょう。頑張って下さいね。 |
コメンテーター | |
畔上 廣司 | 価格的に気に入った土地であるからといって、敷地に高低差があったり、 妙に変形した敷地等では即断に迷うのは当然でしょう。 建物を手に入れる前の準備にあたっては古賀委員解説のとおり、区役所の担当部署に出向いて建築法規制を問い合わせるなど、また、敷地の隣家や隣地・道路境界や公設桝、止水栓・ガス栓・電柱等の位置など建築計画ための敷地の現況や敷地条件を確認することが大切です。ご自分でできる範囲の調査を極力やって見るのも一考でしょう。 これら様々な事前調査によってはじめて、計画建物全体のボリュームやゾーンニングなどの把握が可能になってきます。 ご相談の「くの字型」狭小敷地の土地形状に対して積極的なプランニングやデザインをもって、K.Sさんに協力して頂ける建築設計者に巡り会えるとよいですね。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 『よい家』という定義は難しいところです。 人によってよい家が違うからです。 ご相談の敷地によい家が建つかという相談は回答ができないということになります。購入為の決心ならば、一度、建築士に全体の可能性を考察してもらうことが大切です。 一般論としての回答ですと、 狭小住宅になる場合はかなり大胆な手法でオープンな空間を造ることが大切です。逆に言えば2世帯などの場合はこのオープンな空間がプライバシーの問題にもなります。この場合は狭小は厳しいところがあります。しかし、絶対できなとまではいえないでしょう。アイデアでなんとかなる場合もあります。 今回のくの字の場合は建設コストがUPする形状でもあります。 敷地が安くても建設コストがUPすれば、敷地が安いからという購入根拠もなくなります。総合的判断で土地の購入をお勧めします。 購入しようと考えている土地があって、設計を建築家に依頼しようとする場合は5〜10万円程度で敷地確認、簡単なプラン提示、概算費用を提示してもらえます。これを吟味し、土地と建設費トータルで考えて土地の購入することも一つの方法と思います。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | 早速の回答ありがとうございました。 たしかに敷地が安くても建設コストがUPすれば、敷地が安いからという購入根拠もなくなります。 総合的判断で土地の購入しようと思いました。 まずは区役所へ行き勉強してきます。 取り急ぎお礼まで。 |
その後 |
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