相談概要 | [氏名] N.S [相談内容:] 近隣のトラブル [居住住所] 大阪府枚方市 [相談建物所在地] 大阪府枚方市 [職業] 公務員 [年齢] 47 [男性] on [構造] 鉄骨造(ブレース構造) [引渡し年月日] 西暦2004年05月22日 [公庫は使わない] on [性能保証は使っていない] on [何階建て] 3 [延べ面積m2] 114 [延べ面積坪] [工事請負金額] 2,700 [設計監理料] 0 [様態] 注文建築 [施工者] 大手ハウスメーカー [設計者を選んだのは] − [監理者を選んだのは] − [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。 [確認申請の為の委任しましたか?] した。 [確認申請書お持ちですか?] 有る。 [検査済証は有りますか?] − [お手持ちの図面は何枚?] 3枚 [打ち合わせ何回] 15回以下 [床面積] 120m2以下 [施工者名] AH [販売会社名] 同上 [設計者名] [監理者名] |
相談内容 | [現象] 裏の家とのトラブルで相談したいのですが・・・。 敷地の関係上、建物の後ろにガス給湯器を設置する設計になっています。ところが裏の家から、ガスの熱い熱気が当たる恐れがあるので、ガス給湯器の位置を変更するよう業者に依頼がありました。 建物は敷地から約0.8m〜1.0m離れており、その壁面にガス給湯器を設置します。 対策として、ガス給湯器に、排気口の方向を変える器具と敷地境界に目隠し(兼、熱気の防止)のフェンス(ガラリ状の)して、対応するつもりで、業者に協議に行ってもらいましたが、場所を変えろの一点張り。 それなら敷地境界にブロックを立て、完全に遮断しようとすると、風通しが悪くなるとの話で、給湯器の場所を変えろとしか言わないようです。 なお、裏の家は我家の隣にも、エアコンの熱気の件で苦情を言ったり、近所では評判の家です。 また、過去に近所とのトラブルで裁判沙汰(訴えられたほう)となった方であり、少しノイローゼ気味な人物なので、逆恨みで何かあるのではと不安です。 [業者の見解] ガス給湯器については、一般的な施工で、我家には何の問題もないという説明をその家にしているのですが、聞く耳を持たないと、手を持て余しているようです。 [相談内容] 給湯器の位置は今更変更は出来ないので、上記の方法で対処したいのですが、法的な問題はあるのでしょうか? |
yorozuの感想 | 様々な問題に真摯に回答されており、大変すばらしいと思います。 でもまさか小生が相談させてもらう事になるとは想像もしていませんでした。 これからも先生方のご健闘・ご活躍をお祈りしております。 |
アドバイザー | |
氏原 毅士 | ブロック塀を自分の敷地内に如何様に設置しようと隣家の承諾など必要ないと思います。 喧嘩をけしかける訳では有りませんが勝手な言い分には毅然と対処されたら良いと思いますよ。 ガス給湯器が一日中稼動する事などありませんし音や排気はメーカーが一定範囲で責任を持ってくれます。 がんばってください。 |
コメンテーター | |
木津田 秀雄 | ごく普通のことをされようとして、隣家への配慮も充分だと思います。 1mちかく離れていれば、そのような処置すら必要ないようにも思えますので、「対応は十分行った」との態度で良いと思います。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 現在の対応で問題はないです。むしろ積極的に対応を考えているものと思います。 近隣のトラブルで既得権を主張する方がおります。貴方とは逆の立場の相談です。 その場合に「相談者の建物も日影を隣地につくり裏の方に迷惑をかけているのです。あなたが、近隣に配慮したことと同じ分だけは主張する権利があります。」と解説するとお礼状の来たためしがありません。相談者のお隣も同じようなタイプだと思われます。 既得権を主張する人は妥協はしない傾向にありますので、現在の対応で、十分だと思います。 塀を構築する前に噴出しの向きを変えることで、様子をみることでいかがでしょうか。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | お世話になっております。 ハウスメーカーは、給湯器の位置を変えるほうが後々の事も考えたら良いと言う判断ですが、荻原さん他の先生方の回答を頂いて、勇気を得ました。 その方向で、頑張ってみます。 その家は、最初の相談で記述させてもらったと思いますが、別の家との通行権の問題で訴訟を起こした経過のある家です。我家もそういう事になるかもしれませんが、夫婦で頑張ろうと誓い合っています。 この経過は又、後日正式に報告したいと思いますが、お世話になった相談員の方々に宜しくお伝えください。 |
その後 | 本日、問題の家に再度話しに行きました。 ガス給湯器の噴出し口の方向を変える器具と、フェンスを設置する事で話をしました。 相手は相変わらず、声高に『ガス器具の位置を変えられないの』とか、『そんなところにガス器具をつけるのは、近所に配慮が足りない』、『そんなところにガス器具をつけるなんて挑戦的で思いやりが無い』とか言われたので、言い合いになり、平行線で帰ってきました。 今後相手がどう出るかは判断できませんが、これで良かったと思っております。 一時は、近所との諍いを避けようとも思い相手の言いなりになる事も考えましたが、当初の対応案にて対応する事をハッキリと自信を持って言えたのは、ひとえに氏原、木津田、荻原諸先生方の見解を頂いたお陰だと思っております。本当に有難うございました。 今後とも、相談員の皆様のご活躍を祈念しております。 |
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