相談概要 | [氏名] Y.K [相談内容] 注文住宅の瑕疵 [居住住所] 東京都町田市 [相談建物所在地] 東京都町田市 [職業] 会社員 [年齢] 39 [男性] on [構造] 木造(在来工法) [引渡し年月日] 西暦 1999年 3月 21日 [公庫は使わない] on [性能保証は使っていない] on [何階建て] 2 [延べ面積m2] 82.62 [延べ面積坪] [工事請負金額] 1,100 [設計監理料] 0 [様態] 注文建築 [施工者] 大工(工務店) [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。 [18確認申請の為の委任しましたか?] 覚えていない。 [確認申請書お持ちですか?] 有る。 [検査済証は有りますか?] どういうものか知らない。 [お手持ちの図面は何枚?] 5枚 [打ち合わせ何回] 10回以下 [施工者名] A [販売会社名] A [設計者名] K [監理者名] K |
相談内容 | [現象] サイディング外壁の亀裂と隙について相談いたします。宜しくお願いいたします。 全景写真にありますとおり、3箇所の亀裂と1箇所の隙についてです。 1. 玄関の上の亀裂(写真をご覧下さい)・・・サイディングに亀裂が発生し、その亀裂部分の左右が上下にずれています。 2. 居間の上、戸袋の上の亀裂・・・これらも写真にありますとおり「1」と同様です。 3. 玄関の庇の隙・・・写真に示しましたとおり隙が、左に行くほど広く(右に行くほど狭く)なっております。 [業者の見解] 1. 亀裂について・・・サイディングボード自身は縮むものである。 生産から一年以上経てば縮みは納まるがその時にはすでに釘で固定されておりボードの歪を吸収できず、まれに亀裂が入ることがある。本来なら同柄、同色のサイディングボードに張替えるところであるが、メーカーの「M」が解散しており新しいサイディングボードを入手できない。よって、亀裂部に開先を設けてここにコーキング材を注入・塗布する。放置すると亀裂部からサイディングボード自体に雨水等が染込み、ボードが脆くなってしまうので至急コーキングを施した方が良い。--->結果、こちらのホームページに相談する暇も無く、次の日にコーキングを実施した。 2. 亀裂部の左右のズレについて・・・亀裂発生部位は横方向に梁が入っている部位なので強度上の問題は無い筈だ。もし確認するとしてもボード等外壁を剥がす必要がある。 3. 庇の上の隙について・・・隙が一定でないのは、うまい具合に隙を一定にボードを切出すことができなかったから。人手での作業なのでどうしても隙の不ぞろいは発生してしまう。実害は無い。 [相談内容] 外見的な瑕疵もさることながら、建物全体の構造的な歪み・変形が気になります。この点について問題の有無を判断できず悩んでいます。亀裂部左右の上下方向のズレや玄関の上の隙の左右の違いが柱の結合の異常や柱自身の問題が原因であるまた、庇が重すぎる等と考えられないでしょうか。1階、2階の床の傾きや土台部の亀裂等は見受けられません。 |
yorozuの感想 | 相談検索「外壁 亀裂」を利用して同様の相談を読ませていただきました。検索結果、プレビューで内容を確認し、本文を読もうとして水色または桃色のボタンをおしても相談番号が明記されておらず、どの相談が見たいものかが分からないものが多数ありました。相談検索で相談番号が特定されていればより分かりやすかったと思います。 |
アドバイザー | |
長谷川 明弘 | 長谷川と申します。 画像を見ている限り、このようなサイディングの割れは不自然だと思います。庇かもしくは構造材自体かは解りませんが、どこかに施工のミスがある可能性は高いと思われます。 確かにコーキングすればその場しのぎで雨水等の漏水は止まるかもしれませんが、外部にさらされているコーキングの劣化は早いので、結局は数年後にまた、コーキングをやりなおさなければなりません。 逆にサイディングの施工がしっかりしていれば、メンテナンスのサイクルも長くなります。今の時点で、保証期間内であるのなら、今のうちにしっかり対処しておかないと、保証期間が切れているのでメンテナンスは有料になると業者さんに言われかねません。 少なくとも、私達が依頼している工務店でここまで不揃いの貼り方をする工務店さんはいませんし、私が監理している物件では絶対やり直しになります。(少々厳しすぎるかもしれませんが) とにかく、できるだけ迅速に適切な対処方法で問題解決することをお薦めします。 そのためにも出来るだけ早く、第3者の立場である建築士に調査を依頼する事をお薦めします。 |
コメンテーター | |
笠原 歩 | 画像の印象では、やはり施工が稚拙に感じます。また業者の説明にある「サイディングボード自身は縮むものである。」というのも疑問に思います。施工の巧拙はある程度は仕方がないとも考えられますが、漏水等の実害にならないうちにきちんとした対処をした方が良いと思います。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | サイディングがこのように亀裂が発生するのは珍しいことです。 外的に大きな力が作用しなければこのようにはなりません。 施工時に衝撃が加わって発生していた亀裂が下がった、内部の構造体、若しくは下地材がしっかり施工されていない、下地材の変形が大きい、などが考えられます。 材料がない。ということもあるでしょうが、似たような材料で、デザイン的におかしくない方法を選択することは可能です。 先ずは原因調査が必要です。この部分をはがして、原因を探ってください。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | ご意見の開示ありがとうございました。 「施行ミス」等考えられる旨回答いただき、ショックでありまた「やはりそうか」と思いました。第三者への調査依頼をしたいと考えます。 再度、ご意見ありがとうございました。 |
その後 |
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