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一般社団法人建築よろず相談支援機構

TEL. 0422-24-8768

〒181-0001 東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号

よろずWEB相談HEADLINE

No. 0864 退職になりローン返済に不安

 相談概要 [氏名] K.T
[相談内容:] その他
[居住住所] 愛知県江南市山
[相談建物所在地] 愛知県江南市
[職業] 無職と成りました
[年齢] 48
[男性] on
[構造] 木造(在来工法)
[引渡し年月日] 西暦  1997  年  7月  日
[公庫使用] on
[性能保証を使用] on
[何階建て] 2
[延べ面積m2] 146.69
[延べ面積坪] 44,45
[工事請負金額] 2501,7670
[設計監理料] 0
[様態] 注文建築
[施工者] 地場中小ハウスメーカー;地域的な中小産業
[設計者を選んだのは] −
[監理者を選んだのは] −
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けた。
[確認申請の為の委任しましたか?] した。
[確認申請書お持ちですか?] 有る。
[検査済証は有りますか?] 有る。
[お手持ちの図面は何枚?] 10枚以下
[打ち合わせ何回] 15回以下
[床面積] 150m2以下
[施工者名] 鰍j
[販売会社名] 鰍j
[設計者名]
[監理者名]
 相談内容 [現象]
相談するところが、違うかも、知れませんが、違ったらゴメンナサイ!

相談ですが、何処の 誰に 相談すれば良いのか、解りません実は、家を新築するに当たって、住宅ローンを金融公庫から、借りました、その時には、身体は少しの身体障害者でした(約8年間 普通に、仕事をして来ました)が、まさか 身体の状態が進行して、お金の支払いが苦しくなるなんて思ってもみませんでしたので、団信保険ではなくて、団信協会の保障を受けました、しかし 最近になって、会社はクビになり、障害の程度も進んで、車椅子でも出来る仕事で、約4年間続けましたが、そこも結局 退職せねば成らなくなりまして、2003年12月で退職しました、そこで いずれはローンの支払いが、苦しくなるのは、間違いないと思いまして、こんな時には、団信保険にはいっていたらなーって思います、どうすれば良いのだろうか?

ローンの、借り換えは無職に成った僕には、無理です。
いまさら、団信保険に入れないし、もし 入れても、保険金目当て 見え見えでは、保険会社が黙っては、いないでしょう。
生命保険は、以前に加入したものが、在りますが、「保険金が出るほどの、障害状態では、ありません」と、言われました、

[業者の見解]

[相談内容]
Q.こんな時、何か良い方法は、在りませんか?

別に お金を支払わないと、言う訳では在りませんが、先行きが不安なのです、もしも ローンが支払えなくなって、家が取られたら、直ぐに車椅子の生活が出来るような、施設も、無いに等しい現状です!最悪、出来れば家を手放したくないです。
 yorozuの感想 新築する時に、絶対に気を付けなきゃいけない事を、クローズアップして、欲しいなって思います。
アドバイザー 
阿部 重幸 解説員の阿部です。

貴方の窮状を御察しもうします。かと言って小生に妙案がある訳ではありません。
誰も未来を見渡すことはできませんし、新築当時の貴方の夢は今の貴方にとって悪夢と変わってしまったけれど貴方以外にも多くの人が同じような問題を抱えて悶々とした日々を過ごしておられるのではないでしょうか。

問題の解決には、当事者間の話し合いが一番の方法だと思います。
貴方の場合、切羽詰った状態になる前に問題を解決できる道筋を少しでも作る事が今の貴方には大事ではないでしょうか。
借り入れがある金融機関に相談に行かれ、今現在の貴方の窮状を話されることによって今の貴方が抱える悩みを少しでも無くする事ができるのでは、苦あれば楽ありです。きっと良い事もあるでしょう。
 善養寺 幸子 解説員の善養寺です。

 体の上に、大変心労の事と思います。
 確かに今となっては後の祭りで、保険に加入することも出来ないのでしょう。
 ただ、この様なケースに使えるのではないかと思われますのが、リバースモゲージという考え方です。いずれは自分の家を手放さなければならないのですが、取りあえず生きている間は、自宅に暮らし続けることが出来ます。

 総務省など、一生懸命民間に推奨している制度なのですが、まだ、なかなか浸透していません。どういう内容かというと、本来は子供のいない老人や子供が一緒に暮らさない老人に対しての年金プラスの融資制度なのですが、建物を担保にして生活費の融資を受ける。年金と抱き合わせれば、それなりの生活を送ることが出来る。そして、亡くなった場合、その融資に関係なく建物は銀行など融資側のものになると言う仕組みです。

 なんだ普通の融資じゃないと言う感じですが、一切途中返済がなく、亡くなって始めて物納で返済と言う形式です。総務省の奨めているところは、それが年金のように長生きできる人とそうでない人がお互い持たれ会う関係で、帳尻があうという形式にしたいようです。長生きすれば担保割れするが、短命の人もいるので、そちらは利益が大きい。その差引で制度を成り立たせようと言うものです。

現実はまだ、銀行はそれを行っていないと思いますが、自治体によってはそれを行っているところもあります。今回のケースはちょっとイレギュラーかも知れませんが、その様な制度がなされている自治体なら、予め、建物を提供するのを前提に、自分がローン返済を出来なくなったらローンの返済をしてもらって、自分が死ぬまで自宅で生活するというと言うのも可能かも知れません。

 ただ、障害を持った場合、ある程度整った施設の方が楽かも知れません。自宅売却でどの程度の残金があるのか、障害に合わせたどの様な施設があるのか、自治体の福祉政策がどの様になされているのか、どのようなサービスがあるのか、調べてみる事も重要のように思います。住まう場所を限定しないのであれば、日本中が対象になります。より良い福祉の受けられる自治体を探し、移り住むという選択もあると思います。

 福祉を受けることも国民の権利だと思って、前向きに動いてみたらいかがでしょう。
 想像より行動です。何か解決の糸口が見つかるかも知れません。応援します。 
 コメンテーター 
大内 彰 リバースモゲージって面白いシステムですね。初めて知りました。
他の解説員のいうように、前向きに、そして行動することが現状打破に繋がるのでしょうね。何事も。
 事務局から 
  荻原 幸雄 残念ながらリバースモゲージ制度では不動産に賃借権、抵当権等が設定されていないことも条件になっております。ローンが在る場合は抵当権がついていますので対応できないことになります。この制度はローンの返済が終わった老後を年金だけではこころもとない場合、土地と建物の評価の70%を融資し、死後、その資産を処分し、返済に変えるものです。しかし、今後の不安もあるでしょうから、今後はこの制度もあなたの場合のような方の対策も考えられる必要があると思いますので、陳情の意味も含めて一度相談することをお勧めいたします。

この制度は都道府県の都道府県社会福祉協議会内に長期生活支援資金審査委員会を設置されることになっていますので、社会福祉協議会に出かけてご相談ください。
そこでは相談窓口もありますので、いろいろ相談してみてください。

家に固執することなく、自分の人生をどう楽しく暮らすか、はトータルな視点で考えることが大切です。家そのものが、あなたの老後を守ってくれるものではありません。
他人の力を借りる相互扶助の精神こそ大切なことですから、持ち家でなくても、今後たくさんの人と触れ合って楽しい人生を送ることを願います。
相談者お礼状 
 相談者お礼状
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