相談概要 | [氏名] S.Y [居住住所] 埼玉県越谷市 [相談建物予定地] 東京都多摩市 [職業] 主婦 [年齢] 39 [女性] on [構造] 木造(2X4工法) [設計者はどなたに依頼しますか?] 特に決めていない。 [何階建て] 2 [延べ面積m2] [延べ面積坪] 34 [工事請負金額] 2300 [設計監理料] わからない [お手持ちの図面は何枚?] − [打ち合わせ何回] − [様態] 注文建築 [施工業者はどちらに依頼しますか?] 特に決めていない。 |
相談内容 | [家づくりの相談内容] 居室としての地下室付き住宅を建てたいと思っています。 工法もいくつかあることがわかってきました。 地下に一部屋だけ作るという場合、住宅の部分だけを横から見た図を考えると、1階の一部がコンクリートに乗っていて、一部が土に乗っているという感じだと思いますが、強度というか、地震などでも大丈夫でしょうか。 何か依頼する上で注意することはありますでしょうか。 工法によって、居住性が大きく影響されたりしますか。 尚、土地は、道路からの段差はないので、地下室を作るとすると、四方がすっぽり埋まる形です。また、新しい造成地なので地盤の補強は必要かなと思います。よろしくお願いします。 |
yorozuの感想 | 感想 このHPの存在を知り、とっても心強いです。 色々勉強していきたいと思います! |
アドバイザー | |
清水 煬二 | 解説員の清水です。 ご質問のように、地下室や地下車庫の一部に住宅が載るケースで特に注意しなければならないのは、部分的な沈下による建築後の家の傾きです。 これは、地盤の状況、地下を造るために廻りを掘り起こした後の工事処理の仕方、どこがどの程度載ってくるかというプラン的な問題にも関係してきます。 地震時も、その状況によって地下室を造ることで強くなることも弱くなることも考えられます。 プラン的には、1階の外壁に合わせて地下室を造ることも可能です。 事前の地盤調査と正しい設計、正しい施工の場合は、それほど気にすることはありませんが、安易に考えてしまう業者の場合、運が悪ければ問題が生じることもあります。 工法は大きく分けて鉄筋コンクリート造と鋼製のボックスタイプに分かれます。 どちらがいいのかという判断の際は、価格や耐久性、強度だけでなく、防水、断熱、湿気、採光などの問題も地下室の場合重要な要素になります。 防水や断熱は地下室の外部で処理されているほうが、有利でトラブルは少なくなります。 万一の漏水時を考えて2重の壁や2重の床にする方が良いのですが、最近は性能がよくなってきたので、一般住宅の場合は、そこまでするケースが少なくなってきました。 地下水位とその処理の方法によっては、省略しないほうが良い場合があります。 いずれにしろ専門的な判断が必要ですので、具体的な計画に対していくつかの業者の話を聞いたり専門家に相談して決めた方が良いでしょう。 |
コメンテーター | |
古賀 保彦 | お考えのプランや環境、地盤、コスト等、検討内容も多岐にわたりますし、一面だけとらえてこれで良しというわけに行かない場合も多いものです。 安全で快適なお住まいを実現するためには、上記の『事前の地盤調査と正しい設計、正しい施工』が欠かせないと思います。 S.Yさんのお住まいづくりはこれからです。 解説をご参考に、良い設計者と施工者にめぐり合えますよう、頑張って下さいね。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 地下室は大変難しいものです。既製の地下室もありますが、そのものは保証するのですが、取り合いなどの問題は元受の責任範囲でもあります。 建物の一部の地下はできる限り避けたいものです。 それでも必要な場合は構造の力学的な調査と設計および監理が通常の建物よりも能力のある建築士にご依頼するようにしてください。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | 前略。 解説ありがとうございました。 お礼状をということですが、どこに書いてよいのかわからず、ここに書きます。 ありがとうございました。地下水位や地盤等によって対応が変わってくるという ことですよね。まずは地盤調査と、業者選びは慎重にしたいと思います。 |
その後 |
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