相談概要 | [氏名] K.K [相談内容] 建売住宅の瑕疵 [居住住所] 兵庫県西宮市 [相談建物所在地] 大阪府大阪市旭区 [職業] 専業主婦 [年齢] 29 [女性] on [構造] 鉄筋コンクリート造(ラーメン構造) [築何年ですか?] − [何階建て] 3 [延べ面積m2] [延べ面積坪] 23 [工事請負金額] 4000 [様態] 建売り住宅 [施工者] 建設会社 [確認申請書お持ちですか?] 有る。 [検査済証は有りますか?] − [お手持ちの図面は何枚?] 15枚以下 [打ち合わせ何回] 20回以下 [施工者名] H産業 [販売会社名] Sホーム |
相談内容 | [現象] お忙しいところ、恐れ入ります。 昨年11月に契約した大阪市内の建売住宅について、棟上げ後、K電力に車庫前に無断で電柱を建てられその後の対応でトラブルを抱えています。 現地は12軒の建売分譲地で、間に一本開発道路を造り、各家が面している部分を所有することになっています。 購入金額には、その所有する開発道路分も含まれており、将来売却時にもセットで売却するように業者から説明を受けています。 我が家は12軒中、奥から2番目で、開発道路をはさんで向かいあわせに6軒ずつが出来上がる予定ですが、我が家の両隣りはまだ更地で、3月頃から基礎工事が始まる予定です。 既に向かいの2軒は入居済みで、その2軒は我が家の車庫前にある電柱から電線を引いておられます。 K電力へは直接、出向いて移設(無料)の約束を取りつけており、既に移設日2月末で移設申込書をK電力担当者に直接提出し、2月末までに移設するとの回答をもらっています。 契約後、銀行のローンの審査等で、書類の不備などがありかなり時間がかかったため、その間に設置場所を決められてしまったようです。 もちろん更地で契約の段階では、電柱はありませんでした。 [業者の見解] 販売会社から購入したため、当初、その会社の営業マンに電柱のことを問い合わせたところその土地の所有会社とK電力との間で、設置場所について契約しているとの事でした。 有料だとかなりの金額になるため、施主さんから直接K電力へ陳情してもらえば無料での移設ができるといわれました。実際、K電力へ出向いた際は、その場で移設を約束してくれました。 [相談内容] 移設したい理由は、 ・電柱が邪魔で車庫入れができない ・車庫の上に2階のベランダがあるため、防犯上よくない ・我が家の所有地にあたるため、資産価値が下がる の3点ですが、こちらも早く移設してもらいたいので、譲歩して同じ所有地内でも車庫と反対側に移設してもよいとK電力には伝えました。 所有地内の移設は無料であるとK電力の担当者も回答しています。 それが、2月末が近づいてきても、何の連絡も来ないため、K電力担当者へ連絡すると申込用紙が手元にないからわからないと言われました。 そんな訳がないと思い、30分後に再度連絡するからそれまでに探すよう言い、もう一度電話すると今度は紙はあったが、工事がたてこんでいるため、5月か6月頃になると言います。 半年以上もかかるのはおかしいと思い、それから3日おきくらいに電話して工事の状況を聞くのですが、こちらが丁寧に問合せしているからか、K電力側はこちらも忙しい!とか居丈高な態度で、工事日に対する回答はなく、一向にらちがあきません。 そうしている間に、家のほうは出来上がってきて、3月には引渡しの予定になってしいました。 そこで、お伺いしたいのですが、 ・K電力は所有者(私共)の了承なしに、電柱で土地を不法占拠しても 違法ではないのか? ・電柱のための土地賃貸借契約を所有者(私共)と結ばなくてよいのか? ・もし現況のままなら業者との所有権移転と同時に、電柱の設置を拒否する ことはできるのか? ・その場合、どのような手続きが必要なのか? ・もし弁護士にそういったことを依頼した場合、相談料というのはいくら くらいなのか? ・移設申込書の移設日というのは、記入しても意味がないのか?効力をもた ないのか? 教えて頂けませんでしょうか。 友人によると私道部分に電柱を建てられて、K電力から使用料をもらっているそうですが、私共がK電力担当者と直接話した際には、使用料については一切話がありませんでした。 宜しくお願い致します。 また移設申込書については、コピーを持っていますが、あとは担当者との話のみなのでテープ等の証拠もありません。 |
yorozuの感想 | もっと早くにこのサイトを知っていればという気持ちで一杯です。 つたない文章になってしまいましたが、3月の引渡しを控え、かなりあせっています。 その点、ご了承くださいますようお願い致します。 |
アドバイザー | |
古賀 保彦 | 埼玉の古賀です。 私有地に電柱を立てる場合は電力会社と所有者が協議の上で使用貸借契約を交わすのが普通です。 今回の土地名義は登記簿上はまだ売主名義になっているのではないでしょうか?それで電力会社が売主と決めてしまったのかもしれません。売主が使用貸借契約をお持ちでしたら条件等確認してみられてはいかがでしょうか?また、年間何百円かの使用料が出ると思います。 土地の売買契約時にないはずの電柱が後に立ってしまうのは重要事項説明上は不備だと思いますし、車庫の出入りが困難とあればお怒りもごもっともな事でしょう。が、遅くなるとはいえ電力会社が対応すると言ってるのであれば、事を荒げずに少しでも早く移設をお願いした方が良いかと思います。移設先場所などの問題もあるでしょうが、頑張って交渉して下さい。 |
津村 泰夫 | 大阪の津村です 古賀解説員の説明でよいと思います。 ご当地での電力会社の電柱移動申し込みは3ヶ月前となっております。 私どもの最近の例では3ヶ月以内に工事がおこなわれております。 大阪市内で道路使用許可が必要な場合には、日曜日に限定する場合があり、また道路使用許可は警察が特定期間、たとえば12月15日から1月15日までは許可を出しませんので、限られた日になる場合があります。 きちんと話をすれば対応してくれるはずです。 どうしても解決しない場合は、内容証明を送るという手があります。 またそれを弁護士に依頼する費用は弁護士事務所にお聞きください。 |
コメンテーター | |
三浦 惠翁 | コメンテーターの三浦です 電柱の移設に時間が掛かるのは千葉でも同様です、私道の中での移設と思いますが動かしても5mぐらい隣地との境界あたりに為るのではないでしょうか、隣人の同意を得て置くのもお忘れにならないように。12戸が利用する私道ですので道路位置指定を受けて居ると思われますので所有権が有っても、公共の利用に対しては寛容さが求められます。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 申込書を提出した段階でK電力も契約関係を確認すべきでした。契約書を見れば所有権の移動がないのですから売主からの申し込みではないことは解かるはずです。 間違いなくK電力と売主は契約書を交わしているはずですので、電柱の場所が敷地内にあることを説明しないのは問題があると思います。 売主がK電力に電柱移動申込書を提出して移動するのが筋です。この場合、売主とK電力間の契約の変更になりますので、売主がその支払いをすべきでしょう。売主は(単に営業マンのケアレスミスのような気がしますが・・・。)その負担から逃れようとしている気がします。 この解説は想像の範囲での感想ですので、事実関係を確認して対応してみてください。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | この度は、早々にお返事を頂き、有り難うございました。 今回、初めての家づくりに際して、何だかケチがついたような事になってしまい少し残念ですが、この相談窓口を知ることが出来たのは本当に良かったです。 対処の仕方もわかりましたし、色々勉強させていただきました。 有り難うございました。 |
その後 |
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