相談概要 | [氏名] K.N [相談内容] 注文住宅の瑕疵 [居住住所] 岐阜県中津川市 [相談建物所在地] 岐阜県中津川市 [職業] アルバイト [年齢] 37 [女性] on [構造] 木造(在来工法) [築何年ですか?] 築 5年以内 [何階建て] 2 [延べ面積m2] 125.88 [延べ面積坪] [工事請負金額] 29268480 [様態] 注文建築 [施工者] 大工(工務店) [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。 [18確認申請の為の委任しましたか?] - [確認申請書お持ちですか?] 有る。 [検査済証は有りますか?] 有る。 [お手持ちの図面は何枚?] 3枚 [打ち合わせ何回] 10回以下 [施工者名] (株)T [販売会社名] (株)T [設計者名] I.J [監理者名] I.J |
相談内容 | [現象] 5年目になります。いろいろな所が今までおかしく何度か手直ししてもらいそのたびに1年からそれ以上修繕してもらうのにかかりました。去年の春雨漏りをしていたので直して貰いました。しかしその後すぐ雨漏りしました。壁も単発てきに音がしていて段々ひどくなっています。業者は雨漏りの方はしつこく言って一応見てくれましたが直っているかはまだわかりません。音はどこでもするし木の縮む音だろうと言っています。今までも断熱材がずれ落ちていたり、防水シートが切れていて外が見えたり、断熱材がはずれたのが音を立てていたり風の強い日は家がゆれます。 今年1月になってあまりに寒いので屋根裏に上ってみてみました。するとかけやねと言うのですかよくわかりませんが南屋根と北屋根のあわさったところが水切りが入っていますが幅が不足なのと位置がおかしく4ミリ程開いていて断熱材が上にかぶせてあります。それが3、4メートルあります。もう一カ所他もそういう状態です。この住宅はソーラ住宅で外気を取り入れその空気を暖めて送るものですか゛その取り入れの機能も果たしていないです。これは知り合いの建築の人に頼んで見て貰いました。床暖房もその熱でできますが機能してるのかな。とその方が言われたので、同じソーラハウスメーカを扱っている所に見に行ってきました。するとコンクリートの地面に熱を蓄え家を暖かくするシステムなのに我が家はコンクリートがしてなかったです。空気層の取り入れも出来ていません。 [業者の見解] ソーラでものすごく暖かいと聞いていて床暖がききにくい所があったのできくと暖気の出てくる所をあっちこっちふさぐと違うといっていました 今回のこの大きなミスは昨日気がついたのでまだ言っていません [相談内容] もう今までいろいろな交渉で疲れました。ソーラーハウスの協会に私たちが買ったときは工務店として認められすごく推薦されていましたが、実際はソーラーのしくみ事態を知らないのではないかと思えます。 そういう業者にやり直して貰う気がいたしません。どのようにこれからしていったらいいでしょうか。 |
yorozuの感想 | とても親身に書いて下さっているので今すごーくめげていますが助けを求めているものにとってホントにありがたいです。 |
アドバイザー | |
木津田秀雄 | 解説員の木津田です。 写真も拝見しました。屋根裏を撮影したものでは、OMソーラーが使用している集熱面からの空気取り入口が映っています。本来ここに棟ダクトといって、屋根面で集熱した熱気を建物の床下に送り込むダクトが繋がれなくてはいけません。その棟ダクトがありません。 また屋根裏にハンドリングボックスといって、長さ1.5m、縦横各60cm位の機械があるはずですが、存在していますか?またこのハンドリングボックスから床下に暖気を送り込むダクトと外に排気するダクトが出ているはずですが、あるでしょうか。 おそらく棟ダクトを取り付けていないことから、ハンドリングボックスや他のダクトも取り付けていないでしょう。これらの工事を行なわないことは施工者から連絡、報告は施工中にありませんでしたか?またOMソーラーの場合、制御板(室温や屋根の温度も表示される)が部屋の中にあるはずですが、このような状態であればそれも施工されていないと思います。 床下の土間コンクリートについては、書かれているように蓄熱には必要なものですが、かならずしも全ての床下に必要なわけではなく、床暖房を行なう部分のみで良いのですが、見られた場所は床暖房を行なうと設計されていた場所でしょうか? 写真と相談の状況だけでは、OMソーラーの工事は施工されていないとしか判断できません。ただこの工事を行なわないことになった経緯についての説明が施工当時工務店から何もなければ、これらの工事費用は支払う必要もないことになります。 ちなみに現在、この工務店はOMソーラー協会の加盟工務店ではないようで、他の太陽熱利用のシステムを施工しているようです。いずれにしても、OMソーラーの仕組みを理解されている第三者の建築士に調査してもらい、どのような施工が行なわれているかを確認したうえで、施工者と補修なりの交渉を行なう必要があると思います。一度みてもらった建築士の方が引き受けてもらえるようでしたらお願いするべきと思います。ただOMソーラーの工事を行なわないことになった経緯など、施工当時の話を整理した上で、依頼してみてください。 |
善養寺 幸子 | 解説員の善養寺です。 災難な事で、心痛みます。 自然エネルギー利用は安定しないものですから、難しいところが多く、癖や施工のツボを得ていないと失敗してしまう例も少なくありません。 蓄熱の為の床下のコンクリートスラブがないというのは、酷いですね。 良いアドバイスは難しいのですが、暖気の室内排気にムラがあるのでしたら、床下での空気の排気口の前についたての様な板を立てて、空気の流れを分散させると言う方法があります。以外と空気はまっすぐ進みますので満遍なく空気を床下に行き渡らせる時はそうしています。床下に潜れる場合ですが。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | ソーラーハウスの協会ではこのような手抜きをされた場合の保障が無いのかご確認ください。 協会が推薦しておいて、ユーザーはそれを目印として安心して依頼していると思います。 この工務店が現在、協会に加入されていないのは問題が他でもあったものと思います。 協会としても推薦したのですから、ソーラーシステムが機能するように責任を持って対応し、協会がその費用を工務店に請求すべきだと思います。そうでなければ、協会は推薦工務店の瑕疵があっても責任は持たない。と確り謳うべきです。そのような説明を受けましたか? 蓄熱のコンクリートを打たないなど、明らかにソーラーシステムの手抜きで悪質です。 (それが施主の要望、又は、金銭的減額があって、機能の低下を聞いているのなら別ですが) 弁護士と第三者の建築士で対応してもらってください。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | 木津田さん善養寺さん荻原さんとてもお忙しい中いろいろなアドバイスをいただきありがとうございました。いろいろわかるたびにショックと後悔の渦巻く中皆さんのとても親身になってくださる気持ちをとても暖かく感じます。ありがとうございます。 ダクトとハンドリングボックスはなんとか存在しています。写真は軒先取り入れのほうの穴らしいです。協会の方が来てみて下さいましたがそれはそういうのでいいらしいです。設計とは違っていますけど。 引き渡しから5年に2週間程でなってしまいますので雨漏りのする水切りの部分をなおしてもらえるように内容証明を送ろうとしています。 ただやはりその前に専門の建築設計の方の証明をもらおうと思います。 第三者に建てている時にチェックをいれてもらうというのは建ててしまってから知っても遅いですね。世間知らずでした。かなりソーラーシステムということを理由に金額的にも高く買ってしまっているのも後悔しています。 今更言っても遅いですが、悔しいですね。金額なりに出来ていないのにも怒れてしまいます。 と愚痴ばかり言っていても始まりませんのでいろいろな人に協力していただいて直せるようにしていきたいです。お忙しいとは思いますが、また解らないことの相談をお願いします。 |
その後 |
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