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一般社団法人建築よろず相談支援機構

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〒181-0001 東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号

よろずWEB相談HEADLINE

No.0584 契約を解除したい

 相談概要 [氏名] T.Yさん
[相談内容:] その他
[居住住所] 神奈川県横浜市港北区
[相談建物所在地] 神奈川県横浜市
[職業] 主婦
[年齢] 34
[女性] on
[構造] 鉄筋コンクリート造(PC構造)
[築何年ですか?] −
[何階建て] 5
[延べ面積m2]
[延べ面積坪] 89
[工事請負金額] 17000
[様態] 賃貸マンション
[施工者] 建設会社
[設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。
[監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] -
[確認申請の為の委任しましたか?] -
[確認申請書お持ちですか?] 解らない。
 相談内容 [現象]
私の実家のことをご相談します。
現在、日付の入っていない、見積書の添付もない、工事請負契約書に判を押している状態ですが、その契約を解除したく、ご相談申し上げます。

私の実家は、50年来借地で商売をしておりましたが、今年更新の年を向かえ商売も芳しくないので、180坪の土地を返すことになりました。その際借地権として、半分頂けることになっておりました。
ちょうどそんな時、建設会社の営業が飛び込みで来ていて、どうせ土地を半分もらえるのなら、南側をもらっえたらいいなぁと思っていることを、その営業に話すと、うちで交渉させてください。といわれ、私どもも専門的なことが分からず、まぁ取れればラッキーだなぐらいな気持ちでお願いしました。(結局、南側を取ることができたのですが、)

そのうちに、マンション建設の計画が出てくるようになりました。
私がその建設会社に不信感を抱いたのは、融資を受ける際、銀行にオーナー部屋は取らないことにして、すべて賃貸することにしてください。と言われたと聞いたからでした。
また、地主との等価交換の手続きが済むとすぐに、契約書をもってきてどんな建物が建つのか設計図だけで、詳しい書類が全く出ていないにもかかわらず、判を付かせたこと。返済計画が、老朽化に伴う諸条件に対応していなかったこと。など、よくよく母と兄からの話をきいてみると、ただ、うわべのいい話だけ話して計画を進めていると思い、いろいろ話合った結果、マンション建設を止めようということになりました。

9月21日に建設会社の営業に、返済計画がずさんなこと、解体会社の入れ方等、そちらにまかすことができないので、マンションの建設をやめます。と口頭で伝えました。
解体は、9月7日から入っていたのでそのまま、お願いする旨を伝えました。
9月26日、内容証明郵便で契約解除を伝える書を送りました。(母が文を考えてですが・・・)
現在、土地は更地になっています。ただ、その周りに建設会社の社名入りの白い幕が張ってあります。

[業者の見解]
9月21日、一応分かりましたそうなると営業マンが私では手に負える問題ではなくなりますので、といったそうです。

9月27日、今まで話してきた営業マンが実家へきましたが、「私に手に負えるものではないので、]といって、何もリアクションがありません。手に負えないからと言って、上司が来るわけでもなく、何もしてきません。
また、解体までは、その建設会社に依頼したので、そこまでの請求は出してくれと言っても、マンション建設費まとめていくらで出しているので、すぐには出せないといっています。

[相談内容]
日付の入っていない契約書には、10月1日着工となっています。
営業マンと母や兄との口約束では、まだ、融資も申請していませんし、建築申請もとっていませんし、現実に着工するのは11月に入ってからということでした。ただ、それは契約を取り消す前の話で、今後その建設会社がどうしてくるのか、不安でたまりません。
建設会社の名前入りの白い幕が張られてるけど、どうしてか問い合わせても、いままで話してきた営業マンがわからない。といってくる始末。
今後、この建設会社とどのように対応していったらいいのか、私たちがとっておいたほうがよい行動がありましたら、アドバイスお願いします。

解体業者の入り方が、私が営業マンに、「いいことばかり言って信用ならない」と結構強い口調で言った次の日に、前日になにもいっていなかったのにドカドカと入って きて、なにも聞かずにどんどん捨てられてしまったので、なにをされるか、本当に怖いです。よろしくお願いします。
 yorozuの感想 今後、またなにがしかを建築することになると思います。また、いろいろ参考にさせていただきます。
アドバイザー 
 コメンテーター 
氏原 毅士 契約行為は非常に重要な法的責任を伴います。言葉巧みに羽毛布団を売りつけたり、通信教育の講座受講を誘ったり、という話はお聞きになっていると思います。
 クーリングオフと言う制度は確か建築請負契約には適用できないはずです。
ここで問題となるのは、あなたの意思ひとつではないかと思います。
自己使用部分があって、採算的に問題なくさらに融資も受けられるのであれば建築をするのでしょうか?
単なる思い付きと、営業マンの口馬に乗ったと言うのであれば、弁護士や法律相談窓口に出向き、自分が不利にならないような対応策を早急に取るべきでしょう。
 事務局から 
  荻原 幸雄 早急に弁護士を立てて解決するべき時点にあります。
時期が遅れればいろいろと不都合が生じます。
口頭での営業マンの話は裁判になれば「そんなことは言っていません。」「そのような事実はありません。」などとなるものです。

家づくりは信頼できる建築士に中に入ってもらうことが大切です。
「ただの建築士という資格者」ではありませんよ。「信頼できる建築士」です。
相談者お礼状 
 相談者お礼状 随分以前に相談に乗っていただいた、Tと申します。

2001年9月に、マンション契約を解消しR建設から、2500万円近くのお金を請求され、こちらで、相談してからしばらくして、裁判をおこし現在に至っています。

現在では、仲は元に戻りましたが、相談に乗っていただいた後、いろいろあり、母親との仲がうまくいかなくなってしまい裁判の経過等を教えてもらうことができなくなってしまい、私自身も、どうご連絡したらよいかと、お礼が遅くなってしまい、申しわけありませんでした。

先日判決が出まして、もし建設会社側から不服申し立てがあっても、今まで実家の土地の周りに張り巡らされていた囲いを取り除き、家を建てても良いということになりました。

建設会社側が、不服申し立てをしたので、まだまだ、裁判は続くのですが、一応前進した次第です。
今後は、家を建てるにあたっていろいろと参考または相談させていただきます。
現在は「我が家を手に入れる前に読むQ&A80」を読み、勉強させていただいてます。

本当にありがとうございました。
 その後  
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