相談概要 | [氏名] T.S [相談内容:] 近隣のトラブル [居住住所] 神奈川県横浜市 [相談建物所在地] 神奈川県横浜市 [職業] 会社員 [年齢] 27 [女性] on [構造] わからない [築何年ですか?] 築 3年以内 [何階建て] 3 [延べ面積m2] 40 [延べ面積坪] 48 [工事請負金額] 7000 [様態] 注文建築 [施工者] 大工(工務店) [設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んだ。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けた。 [確認申請の為の委任しましたか?] 覚えていない。 [確認申請書お持ちですか?] 解らない。 [検査済書は有りますか?] どういうものか知らない。 [お手持ちの図面は何枚?] 3枚 [打ち合わせ何回] 20回以下 |
相談内容 | [現象] 今度近くに5階建ての(150世帯)マンションが出来ます。(建築前です) マンションの近くなのですが、どうも家の前の道をダンプカーやトレーラーなどが通るようです。 [業者の見解] 建築反対の人たちが立ち上がっているみたいですが、どうも、一筋縄ではいかないみたいです。 Y市とも話し合ったりしてるみたいなのですが・・・ 困難ですね・・・ 補償問題なども消極的みたいです。 それは保証しません。などと言い切っているみたいですし・・・ [相談内容] 我が家は建ってから三年目なのですが、一階が駐車場になっていて二階・三階が住宅になっています。 一階がコンクリートなので、ダンプカーやトレーラーが何百台も通ると基盤になっているところにひびが入ったり、破壊されそうな感じです。 おまけにここら辺は、坂になっていて地盤がゆるいらしいのです(地層の関係みたいですが・・・) 万が一のことを考えて相談なのですが、ひび割れや破壊があったときのために私たち住人はなにをしたらよいのでしょうか??? 工事が始まる前に証拠になるようなものはどうそろえたらよいのでしょうか? それと、業者はそういう通る道にある家にまで保証するのでしょうか? よく、業者立会いのもと・・・などといいますが、業者が立ち会わなくても個人で出来るものなのでしょうか? ごめんどうさまですが、どうぞよろしくお願いします。 |
yorozuの感想 | 私はこの件に関していろいろ考えていました。 そして回り逢ったのがこのHPでした。 でもみなさまの相談をみているうちにいろんなことに気がつきました。 きちんと工事が始まる前に対処していなかった方が多いように思います。 それはなぜか。どういう対処をしたら良いかわからない方が多いからだと思います。 だから事前に出来る対処を教えていただけたら・・・と思いました。 住宅問題でお悩みの皆さんが、このHPを知って早く解決できることを祈っております。 |
アドバイザー | |
山口 雅克 | 解説員の山口です。 道路の設計は交通量などを設定して行いますので、家の前がどの程度を想定して設計してあるかによって揺れ等も変わってくるでしょう。道路に消火栓やマンホールがあって多少窪んでいて、そこを大形車両の車輪が通ると大きく揺れることがあります。これは道路管理者にお願いして窪みをなくして貰いましょう。 工事による大形車両の通行が数百台になっても全体的な交通量から考えると数%以下の増加ではありませんか。それであれば補償の申し出は難しいと思います。その位で建物にひびが入るとすれば設計に問題があったかもしれませんし、仮にひびが入ったとしても構造体に影響を与えて重大な結果を招くようなことはないでしょう。 万一にそなえてでしたら、工事着工前に業者立会いのもとに写真を撮り、記録を残しておくのが通常の方法です。これは、自宅の隣ほどの場合に行う方法です。 |
三浦 惠翁 | 千葉の三浦です。 [業者の見解]欄が「* * * みたいです」ばかりですと適切な判断解説はしようがありません。具体的事例ごとに見解を聞き出してください。 お宅が確りした設計監理の基に施工された建物で有ればダンプカーやトレーラー が何百台通ろうとも心配することはありませんが、設計施工監理が出鱈目な欠陥建物であれば被害にあっても責任原因不詳で補償は受けられないでしょう。 確認申請許可書(構造図、構造計算書などの設計図書が添付されています)、 検査済み書(建築主事が発行し、確認通り施工され違法な建物でない証明になる)、 工事監理報告書(工事監理が正しく公正に成され欠陥建物でない報告書)等は大事に保管しておいてください。 これらの書類が手元にない場合、工事監理者か工事施工者に確かめ貰ってください。そのほかに被害が考えられる箇所部位は日時入り写真を撮っておくのも一策です。 |
コメンテーター | |
木津田 秀雄 | 大きな工事が行なわれる際には、実際工事用車両が多く通行します。しかしなが ら常識的な数で、道路の状況がよほど悪くないかぎり建物に大きな影響があることはないでしょう。 建築主や施工業者が、影響があると判断した場合には、調査会社によって事前に写真やコメントをつけた報告書を作ることがあります。そうしないと工事の影響か、もとから悪かったかが分からなくなるからです。このような調査業務はわりとポピュラーで、もしご心配なら直接個人的に依頼されることで可能だと思います。 なんらかの現在の状況を保存しておかないと、もし問題が発生した場合でも、前からあったものだと言われてしまえばおしまいです。電話帳などでも「補償コンサルタント」や「調査会社」などで探せると思います。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 公道ですので、通ることは仕方ありませんが、業者が主体的に現状調査することが望まれますが、現実は要望待ちのケースが多いです。 業者立会いで現状確認をするのは当然だとは思いますが、業者が応じない場合はご自分で日付いるの写真をとっておくことが大切です。できれば第三者に立ち会ってもらえればいいのですが、最低限、ご自分で写真はとっておいてください。 その場合、部位がわかるように全体と部分というようにペアーでとるようにしてください。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | 解説員のみなさまほんとうにありがとうございました。 家を建ててくださった方とも、話しました。回答はこうでした。 「トラックが何百台通ろうが、トレーラーが通ろうがなんの問題もありません。」と言われました。安心しました。 素人なのですべてが心配になってしまって解説員の方々の説明では、自分で写真を撮っておいたり、調査員などに頼むと言った方法があったので、自分でさっそく写真は撮っておきました。 気温も付け足しました。本当にありがとうございました。 これから、こういうこともあるかと思いますので、この件だけでなく、他の件でも参考にさせていただこうと思っております。本当にありがとうございました。まだ、住民は戦っております。 皆あきらめず頑張るつもりです! |
その後 |
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