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一般社団法人建築よろず相談支援機構

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No.0543 外壁が違う!

 相談概要 [氏名] Y.T
[相談内容:] その他
[居住住所] 神奈川県茅ヶ崎市
[職業] 会社員
[年齢] 31
[男性] on
[構造] 木造(2X4工法)
[築何年ですか?] 工事中
[何階建て] 3
[延べ面積坪] 48.6
[工事請負金額] 2850
[様態] 注文建築
[施工者] ハウスメーカー
[設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。
[監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けた。
[確認申請の為の委任しましたか?] した。
[確認申請書お持ちですか?] 有る。
[検査済書は有りますか?] 無い。
[お手持ちの図面は何枚?] 30枚以下
[打ち合わせ何回] 20回以下
[床面積] 200m2以下
[施工者名] Sホーム東京
[販売会社名] Sホーム東京
[設計者名] U
[監理者名] S
 相談内容 [現象]
営業マンとの打ち合わせで外壁を指定し図面を確認したら外壁名称が違っていたので指摘したところ「図面上こうなっているだけで実際にはご依頼通りのものが来ますので大丈夫です。」と言ったが心配なので以後図面修正が入るたびに確認したが「ご心配なく」とのことで信用して棟上に至った。このメーカーは80%以上を工場で生産するユニット工法のため、すでにドア、サッシ、外壁がついた状態で搬入され棟上されるが、実際には自分たちがこれは絶対いやだと思っていた外壁がついていた。

[業者の見解]
営業マンも驚き原因を追求したところ工場への生産依頼を行う部署がミスしたとの報告を受けた。対策方法を10日後に報告に来た。
1.外壁とサッシを現場で剥いで貼り返る 
2.今の外壁の上からもう一枚貼る 
3.ユニットを返却し工場で貼り変える 

の3点であったが1と3は一度貼ったものを剥がすと品質低下の恐れがあるのでNG。2は構造体の重量増加に伴い地震の際の応答加速度増大、基礎への負担増大が懸念される為NGとした。こちらからの要求はユニットは返品。新規に生産しなければ了解できない。または値引きでの対応を希望した。今週末には回答を頂く予定。

[相談内容]
このような場合、返品交換が実際可能なのかどうか。メーカー側は「返品となると大手住宅メーカーとしては裁判に持ち込むことになるが有力な弁護士をつけるなどしてメーカー側が有利となるので避けた方がいい」と言ってきましたが、今回全てメーカー側の責任であることは営業担当が認めておりこちらに非はない状況です。

実際本当に今ついている外壁がいやで住むのもいやです。いやな家に一生お金を払い続けることもいやです。実際裁判になったらこちらが負けるのでしょうか?注文した外壁は3階建ての商品のものではなく2階建て商品のものでこれがつくと言ったので契約したが正規のバリエーションの外壁ではない為、コンピューター上生産手配が上手く伝えられなかったとのことでした。他にもバルコニーの仕様違い2点、玄関ドア間違い1点、破風色間違い、屋外配管カバー柄違い等メーカーミス多数です。こちらは修正して頂く予定です。
 yorozuの感想 このような状況になってどこに相談してよいのかわからず家族全員悩んでいます。早期に回答を頂けると助かります。
アドバイザー 
山口 雅克 図面を受け取り、口約束で進めてしまったことは残念ですが、打合せの記録等はありますか。営業マンが認めているのなら、仕様違いであることの書面を貰いましょう。お話の通りなら裁判で・・・もないでしょう。ラーメンを注文して、うどんが出てきてお金を払う人はいませんよ。すぐに返品か、食べずに店をでますよね。食べてしまえば別です。
津村 泰夫 間違えたことは相手も認めているわけですから、きちんと正規の製品を納入させましょう。よろずの弁護士は超一流ですからご心配なく!!
 コメンテーター 
星 裕之 契約図書どおりに施工するのが基本ですから設計図はよく確認し、ミスを発見したときはすぐ設計図をなおしてもらいましょう。

人間ですからミスはつきものであると思います。外壁以外の細かな仕様は簡単に直せますし、通常引渡しまでにしっかり整備しますからあまりご心配されなくても良いかとおもいます。それほど気になされない部分でしたら、何かをサービスしてもらう形で交渉したほうが得策かもしれませんね。

比較的画一的なメーカー住宅でさえ、たくさんの人の手によって、ひとつひとつ違った形でできていきますから、電気製品のように全てに完全を求めるのはどうかな?と個人的には思っています。相手も好んでトラブルを起こそうとしているわけではないですから、とりあえず工事をストップして回答を待ったほうがよいのではないでしょうか?
 事務局から 
  荻原 幸雄 相談中『商品』という言葉が出てきますが、これはハウスメーカーの功罪です。
『商品』と宣伝するが実は家は今も『手造り』なのです。
『商品』として売り込んだものが『商品』としての価値を持たないにも関わらず、消費者に弁護団という力で押さえ込む時代は過ぎ去ろうとしています。メーカーも謙虚に応じてもらいたいものです。

外壁の仕様の間違いを何故直さないのか疑問が残ります。営業マンの単純ミスにしてはおかしな話です。
相談者お礼状 
 相談者お礼状
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