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一般社団法人建築よろず相談支援機構

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〒181-0001 東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号

よろずWEB相談HEADLINE

No.0538 設計事務所に最初に相談する場合、費用はかかるのですか?

 相談概要 [氏名] I.T
[居住住所] 栃木県宇都宮市
[職業] 専業主婦
[年齢] 30
[女性] on
[構造] わからない
[設計者はどなたに依頼しますか?] 特に決めていない。
[何階建て] 2
[延べ面積坪] 20
[工事請負金額] 1700
[様態] 注文建築
[施工業者はどちらに依頼しますか?] 特に決めていない。
 相談内容 [家づくりの相談内容]
@設計事務所の方に、最初に建物について相談する場合、費用はかかるのですか? 一番初めに相談するときは、どのような方法でお願いすればいいのでしょうか? 

A夫の両親と住んでいます。同じ敷地内に自分たちの家を持ちたいのですが、市街化調整区域であり、いろいろと制約がありそうです。家が建てられるのか? そういった相談は誰にしたらよいのですか? 

よろしくお願いいたします。
 yorozuの感想 家は恐らく一生に一度の買い物だと思いますので、簡単に決めてしまうのは絶対に良くないと思います。こちらの予算額が少ないと、メーカーさんは既製品のモデルを薦めるのか、住宅展示場に行って、がっかりしました。「夢」のない家は欲しくない。そんな私たちの見方になってください。今日初めてこちらのホームページを拝見しましたが、家を建てることになったらご相談したいので、そのときはよろしくお願いします。
アドバイザー 
山口 雅克 いい時期での相談だと思います。
はじめの相談だけで費用がかかることはないと思って下さい。

具体的に調査や計画をすればかかりますが、遠慮なくいつから費用がかかるのか尋ねてみてかまいません。恐い人はいませんよ。
取りあえず、よろずのメンバーのHPなどを覗くのも良いでしょう。

調整区域の建築可能な条件は予定地区を管轄にする、市役所か土木事務所になります。
宇都宮方面のよろずのメンバーもいますのでそちらに相談なさってもいいと思います。
 コメンテーター 
畔上 廣司 我が国で「家づくり」を計画する場合、とかく、専業の設計事務所(建築士事務所)の役割が良く理解されていないようですね。専業の建築士は建築主(消費者)の良い聞き手であり、良き助言者であり、良き唯一のパートナーであるべきなのです。 従って、単刀直入ご自分の最も相談したいこと、希望やイメージについても始めからお話しして差し支えないと思います。また、「賢い確かな家づくり」を目指すためには前もって相談の要点を箇条書きにし、建設予定敷地の資料を準備するなどして望むことも肝要でしょう。
 専業の設計事務所では1〜2時間もお話しを伺えば大概の内容は察しが付きますし、簡単なアドバイスもして頂けるはずです。

 相談費用は、山口解説委員が申していますように、実際に作業に取りかかった場合に発生すると考えていただければ問題ないでしょう。具体的な現地調査や設計計画を依頼した場合、建築主ご自身の判断によって、設計・監理委託契約に到るわけです。

 次にお尋ねの、市街化調整区域の制約ですが、平成12年5月19日に、「都市計画法及び建築基準法の一部を改正する法律 」が公布され、平成12年5月19日から1年以内に施行されます。
 この改正法の中で、市街化調整区域における既存宅地制度が廃止されることが定められました。
 経過措置として、改正法の施行日までに既存宅地の確認を受けた土地においては、施行日から5年以内は自己用の建築物に限り建築できます。

 無論、上記についても設計事務所で教えていただけます。但し、開発行為等の手続きが発生した場合、行政側と多岐にわたる協議や書類等の作成、日数が必要になり、これらのご予算についても相談して把握しておくことをお勧めいたします。では、「夢のある家づくり」を目指して下さい。
 事務局から 
  荻原 幸雄 ご心配は禁物です。遠慮なく専業の建築設計事務所の門を叩いてください。
たいていはユーモラスな人が多いと思いますので、いろいろ聞いてみてください。

家づくりの相談でいきなりお金を請求する人はいません。
しかし、具体的に依頼するとなると、労働になりますので、有料となります。相談は無料でしてくれると思いますので、お近くの事務所の方をお尋ねください。

遠い事務所はとかく打ち合わせやら現場の監理が億劫になりやすいので避けたほうが懸命でしょう。すぐに打ち合わせできる近くの事務所の方をお探しください。
相談者お礼状 
 相談者お礼状 「建築よろず相談」の山口さん、畔上さん、事務局の荻原さん、丁寧なご回答をありがとうございました。
「自分の土地があれば家はすぐに建てられる」ものだと考えていましたが、実際には色々な条件があるようですね。実はまだ義父にもよく相談していない状況なので、承諾をもらって、役所で調べてもらうつもりです。 

 私のような田舎の土地でも、最近は2世帯住宅や別棟で親と「同居」する人が増えてきました。夫の弟が事故で亡くなった経緯もあり、結婚を早め、同居も何のためらいもなくスタートして、まる6年が経ちました。
 「家」は一番落ち着ける場所であるはずなのに、完全な同居というスタイルはお互いに窮屈で、今は大きなストレスになっています。

 これからの人生をあと50年として、その半分以上を遠慮して窮屈に過ごすのはとてももったいないことだと思います。それに荻原さんのHPを見て、やっぱり「自分の家」が欲しくなりました。誰かに自慢するためでもない、ただ衣食住を満たすだけではない、「一番大切な楽しい場所」が欲しいと思いました。目的があれば貯蓄も楽しくなるでしょう(多分?)

 これからも「よろず」でたくさん勉強をさせていただきますので、先生のみなさん、どうぞよろしくお願いします。
 その後  
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