相談概要 | [ 氏名 ]K.N [ 住所 ]福井県武生市 [ 職業 ]会社員 [ 年齢 ]57 [ 男性 ]on [ 構造 ]木造(在来工法) [ 設計者はどなたに依頼しますか? ]特に決めていない。 [ 何階建て ]2 [ 様態 ]注文建築 [ 施工業者はどちらに依頼しますか? ]特に決めていない。 |
相談内容 | [ 家づくりの相談内容 ] 延べ床面積70坪位の二世帯住宅を新築と思っています 此方雪も深い事ですし丈夫な家をと思っています 屋根は日本瓦と思っています、知りたいのは柱のことです 周りの人は通し柱、隅管柱で5寸角、管柱で4寸角位のが居ると言っていますが、本などで見ますと通し柱、隅管柱で120mm、管柱で10.5mmと有りました。 この太さで、積雪や強度的に十分な太さの物でしょうか?太い柱を使った場合、コスト的に大きな違いが有る物でしょうか? |
yorozuの感想 | 偶然にたどり着きましたが、お気に入りに入れておき、参考にさせていただきます。 |
アドバイザー | |
久保田 英之 | よろず解説委員の久保田です。 柱の太さでお悩みの様ですね。 住宅金融公庫の仕様書では、多雪地域の管柱は105×105(mm)以上で通し柱120×120(mm)を標準とすると書いてあります。 私の実家も北海道で−30度近くになります厳寒の地ですがその様な仕様で建てられている住宅はたくさんありますので御心配はいらないのではないでしょうか。 但しここからは、私なりの意見です。 柱の太さは、その住宅にある柱の数やバランスを見て決めるべきと思います。 相談者の家は70坪程度とありましたが、和室の二間続きなど開放的な空間になるのではないでしょうか? となれば、柱の間隔が開いてきます。 瓦屋根など重量のある屋根構造を考えますと、管柱120×120(mm)程度通し柱135×135(mm)以上で考えられてはどうでしょう。 コスト的には、材料代として多少の増はありますが、家をトータルに考えていけば構造を第一優先に考え予算の中で処理していけば心配はいらないです。 ただ、日本のサシュメーカーの建具寸法は105mm角の柱にあわせて作られていますので、部分的にはカット等のものもでてくるかも知れません。(弱冠の増)金額的な面等は、物件によって変わってきますので具体的に話を進めた時に設計者等と打ち合わせをして下さい。 |
三浦 惠翁 | 雪には縁遠い千葉の三浦です 柱の太さは建築基準法施行令で建物の階数、構造、用途により最小の寸法が定められています、木造二階建、日本瓦葺きの場合1階柱は土台上端から梁下端までの高さの1/28以上ですから和室などの天井を高く取ろうとお考えでしたら、10.5p角の柱では294pとなり床の高さ・梁成、天井施行を考慮すると、2.4bが限度ですから1ランク上の120p角を使用することになります。 強度的には積雪時の地震を考慮して壁、筋違いを入れた軸組をバランス良く配置すれば心配ありません、コスト的には柱を太くすることにより、土台、間柱、内法材などが大きくなりますので、間取りにも因りますが材木費が20〜25%ぐらい高くつきます。 |
コメンテーター | |
津村 泰夫 | コメンテーターの津村です。 そうですね、みなさんの解説どおりで、間取りにあった柱を使っているかが大事ではないでしょうか。それには適切な設計監理者を選んでいただくことをお勧めいたします。 |
事務局から | |
荻原 幸雄 | 単純に柱の太さは決まりません。心配するのは、信頼できる設計者がいるかどうかです。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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