相談概要 | [ 氏名 ]H.S [ 相談内容: ]工事中の相談 [ 住所 ]三重県鈴鹿市 [ 職業 ] 会社員 [ 年齢 ] 32 [ 男性 ] on [ 構造 ]木造(2X4工法) [ 築何年ですか? ]− [ 何階建て ]2 [ 様態 ]注文建築 [ 施工者 ]地元ハウスメーカー [ 設計者を選んだのは ]自分では選んでいない。 [ 監理者を選んだのは ]自分で選んでいない。 [ 確認申請書は本来建築主が出すと説明を? ]受けていない。 [ 確認申請の為の委任しましたか? ]してない。 [ 確認申請書お持ちですか? ]解らない。 [ 検査済書は有りますか? ]− [ お手持ちの図面は何枚? ]− [ 打ち合わせ何回 ]10回以下 [ 床面積 ]120m2以下 |
相談内容 | [ 現象 ] 9月に着工いたしました 地下1m強の地盤改良(土にセメント状のものを混ぜて再度埋め込み)をして、現在、基礎の土間コンクリートの打ち込みまで進んでいます。 べた基礎(業者は“総ベース基礎”とおっしゃってました)の予定ですが 全く土を掘らず平らなところに防湿シートを敷いています。 あとで周りを10cm埋め戻すそうです。 [ 業者の見解 ] 業者は 地盤改良を行った場合は 地盤が固くなっているので心配ないとのことでした。 [ 相談内容 ] 地盤改良を行った場合は 割栗石や捨てコンクリートなどは 不要なのでしょうか? そのような例が本を探しても見当たらないので少し不安になっています。 お手数ですが ご意見をよろしくお願いいたします。 |
yorozuの感想 | なかなか 家に関する情報が集められなかったので このHPを知ったときには感動すらいたしました。 ただ これまでの相談は ボリュームがありすぎて すべてを拝見できませんでした。 キーワードで検索できたらいいのに・・・と思います。 |
アドバイザー | |
藤井 修 | 一般に地盤改良をする場合、スエーデン式サウンディングや、ボーリング調査をし、地耐力や土の種類を調べた上で地盤改良の深さなどを決めます。 ベタ基礎の場合、基礎底は転圧し現状GLより12センチ以上下げます。 そうしないと基礎が横滑りする可能性があります。 地盤改良した地盤は非常に固くなり一般的に栗石は施工しないのが現状です。 それから捨てコンクリートは基礎底のレベルを決める事や、基礎コンクリートに土が混ざらないようにしたり、建物の墨を打つのに必要なものです。 べた基礎の場合、地盤改良で充分に水平にならし防湿シートを施工した場合はあえて捨てコンクリートを打つ必要はないと思います。 |
コメンテーター | |
氏原 毅士 | 藤井解説委員が述べているように、基礎はべた基礎であれ布基礎であれ現状地盤の下に入るのが正しいものです。 なぜなら、簡単に言うと荷重(建築物の重量や積載荷重)と同量の土を掘り出すのだと考えてください。 いくらべた基礎であっても、現状地盤に乗せただけであれば、建物自重は直接地盤にかかってしまい、つりあいが取れなくなってしまうと思いませんか? すでに工程が進んでいるようですから、いまさらという感じもありますが、将来の不動沈下に対して保証するという、施工者の念書を取っておくぐらいしか方法は無いのかもしれません。 堀直せとはいえないでしょうから。 第三者の監理の必要性を感じます。 |
事務局から | |
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相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | ご解説いただき ありがとうございました。やはり、やり直すにはもう遅いので 再度業者と話し合い 施工者の念書を取っておこうと思います。いままでいろんな事例をこのHPでも拝見し、気を付けるつもりでしたが、いざ我が身となるとなかなか切り出しにくいものですね。このHPに感謝いたします。 |
その後 |
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