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No.0392 家相で採光がとれない部屋

 相談概要 [ 氏名 ] W.M
[ 住所 ] 大阪府吹田市
[ 職業 ] 学生
[ 年齢 ] 23
[ 女性 ] on
[ 構造 ] 木造(在来工法)
[ 設計者はどなたに依頼しますか? ] 建設会社の建築士
[ 何階建て ] 2
[ 様態 ] 建築条件付建売住宅(売建住宅)
[ 施工業者はどちらに依頼しますか? ] 地元建設会社
 相談内容 始めまして、現在 家の間取りを考えています。そこで一つ問題が発生しました。
私は、家相の勉強をしています、その希望の間取りにすると「採光」という条件に引っかかってしまう。。っと言われました。 具体的に申し上げますと、「うなぎの寝床-南北に長い」のような部屋が3つ並んでいます。その間に廊下があります。

西からうなぎの寝床部屋、廊下、真中にうなぎ部屋、廊下、東のうなぎ部屋、そして南には普通の大きさの玄関(真中の部屋の真南)があります。よって、真中の部屋の採光(北側には窓を開けたくない、東と西は廊下があって直射日光は入らないのでここからは採光できない、天窓は作りたくない、南側は玄関があって光が入らない。。)の条件に合わなくなってしまいます。

そうした場合には、部屋を納戸扱いにする事がある。と聞きましたが、それは最低でも6畳の大きさまでが限度です。と言われました。実際その中央の部屋は10畳あります。。
どうしてもこのような感じの家を建てたいのですが、何か良い方法で「採光」の条件を満たせる方法は無いでしょうか? こんな質問をして大変恐縮ですが、現在悩んでおります。宜しくお願い致します。
 yorozuの感想
アドバイザー 
長谷川 明弘 まずプランを見ていないのではっきりしたことは言えませんが、建築基準法とは第1条に、建築物の敷地、構造、設備及び、用途に関する最低の基準を定めてと書いてます。ここにも書いてある通り最低の基準も満たされていない、つまり採光がない部屋を無理矢理作ったとしても、家相は良いかもしれませんが住環境はとても悪くなる可能性が高いと思われます。

ましては10帖の部屋が薄暗いとなると、1日中照明をつけなければならないし問題ではないでしょうか?片方の廊下をなくして2室採光と言う手もありますが、家相を全てにするのではなくもう一度プランニングしなおしてみてはどうでしょう?私も色々な家相の本などを読みあさりましたが、100%満足できる家相は無いという結論に達しました。
山口 雅克 相談員の山口と申します。

家相の勉強と間取りの作成、頑張ったのですね。
少し厳しく聞こえるかもしれませんが、アドバイスいたします。
(鰻の寝床:敷地の間口5.8m奥行き32mに設計経験あり)

家相:
家相の本は何冊か読みましたか?
「家相の科学」清家清、サンケイ出版の・・とか。
読みこなすと少しずつ内容が異なるのがわかりますが、どの程度家相にこだわるかが肝心です。
あちらをたてれば、こちらがたたず、になります。
家相は家づくりに対しての先人の知恵ですが、言い伝えの間に、迷信や誤解を生むような家相もあることをご承知下さい。

間取り:
建設会社の設計担当は決まっているようですが、それは図面作成と間取りのアドバイス程度みたいですね。
建主が間取りをつくるのであれば、専門家(住宅になれた設計者)に報酬を払って間取りをつくってもらうのがいいのでは。
満足の行く計画ができると思います。
できれば、設計監理も頼めるといいのですが。

註:家は平面でなく、立体ですよ。
  必ずや問題点の解決方法はあります。
  法規上、納戸などと考えない方がいいでしょう。
 コメンテーター 
 事務局から 
  荻原 幸雄 家相をとるか建築基準法をとるかの判断でしょうか?
平面に矛盾がある場合は思い切って最初から考えて始めるのがいいでしょう。
平面的な発想ではなく、スキップフロアーするとか、トップライトでなくハイサイドライトにするとか、段差が嫌ならスロープにするとか、いろいろ方法はあります。先入観を捨てて一から戻って計画することをお勧めします。
相談者お礼状 
 相談者お礼状 先日ご相談をさせて頂きましたWです。
ご返答ありがとうございました。
再度 設計図面を見て計画し直してみたいと思います。
ご丁寧にありがとうございました。
 その後  
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