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一般社団法人建築よろず相談支援機構

TEL. 0422-24-8768

〒181-0001 東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号

よろずWEB相談HEADLINE

No.0377 増額の明細が出ない。

 相談概要 [氏名] T.M
[住所] 東京都杉並区
[職業] 会社員
[年齢] 40
[構造] 木造在来工法
[築何年ですか?] 工事中
[何階建て] 2
[態様] 注文建築
[生産者] 地元建設会社
[設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。
[監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。
[確認申請の為の委任しましたか?] 覚えていない。
[確認申請書お持ちですか?] 解らない。
[検査済書は有りますか?] 無い。
[お手持ちの図面は何枚?] 10枚以下
[打ち合わせ何回] 10回以下
[床面積] −
 相談内容 [現象]
契約書に図面,仕様書が添付されていないまま建築が進みあと2週間程度で受け渡しとなる。

Q1.変更による建築費の増額を請求されたのでどこがどのように変更されいくらがいくらになったのかを明示するように要求したところ金額の増額は提示されたが、具体的な内容はでてこない。

Q2.違法建築(容積率)なので建築確認検査済みの書類はないといわれた。建築確認済み書類とはどんなものですか?

Q3.施工会社からの建物の引渡しは実際にはどのような手続きで行われるのでしょうか? たとえば、引渡しの文書があるならその文書の持つ意味及び法的効力など

Q4・Q1.にも関連してきますが、当然お支払いすべき変更に伴う増額はお支払いするつもりですが、引渡しを終了するにあたって建築費用を完済する前に施工会社より取っておくべき書類の種類を教えてください。


[業者の見解]
変更に伴う増額については、以前金額しかだしてきておりません。 
契約書に添付されるべき図面、及び仕様書についてはこちらより再三要求しましたが、いまだに提出されておりません。

[相談内容]
現象の所に書いてしまいました。
 yorozuの感想 相談に乗ってくれとても助かります。
アドバイザー 
砂子 政二 解説員の砂子です。

私の質問に対しての回答、ありがとう御座いました。
読ませていただいて、多少ですが状況を把握する事が出来ました。
全てに置いて、最も悪いパターンにはまっていると思います。
業者も悪いですが、納得をせず契約書に捺印をした、Tさん(お母さん)にも責任があると思います

結論から言って、このままでは当事者間での解決は無理そうなので、第三者の弁護士(建築に詳しい)に入ってもらう事をお奨めします。
引き渡しはこの問題が解決するまで、延長すべきでしょう。
当然残金の支払いもストップして下さい。(業者に催促されても)

「質問について」

「Q2」基本的に検査済証が無くても、居住する事は可能です。

「Q3」引き渡しを受ける前に、施主の検査+業者の検査があり、その時点で図面の通り出来ているかあるいは、おかしい部分が無いかチェックをします。
手直し工事に7〜10日位(内容にもよりますが)、その後引き渡しになります。
内容的には、鍵の引き渡し、建物保証書の発行&説明、登記に必要な書類の受け渡し、設備機器の保証書の受け渡し等々、建物に関する事の説明を受ける事です。時間的には1時間くらいでしょうか。
施主はこの時点で、残金を精算する必要があります。あるいは、その期日を約束する必要があります。残金の支払いで、建物を引き渡される事になります。

ただTさんの場合は、上記の通り解決しなければいけない点が多いので、延期すべきです。このまま業者の言い分に任せ、残金の精算・引き渡しが終われば、大変な事になると思いますので、くれぐれも注意して下さい。
仮住まいの問題があるのなら、早めに手を打って下さい。
その費用なども、場合によっては相手に請求出来るかもしれませんね。
しかし悪質な業者ですね。知り合いを良いことに、自分勝手に事を進めているなどは、言語道断です。まったく許し難い行為です!以上解説します。
 コメンテーター 
 事務局から 
  荻原 幸雄 FAXを頂き具体的な内容が理解できました。

Q1:詳細な図面が存在し、それに基づいて見積もりをするのですが、本件のように手書きの間取り図だけでは本来拾いようがないのですが、この場合は提示された『一式』 の見積書になってしまいます。
しかし、明細書提出を求めるのは正当な行為だと思いますが、また同時に詳細の図面を求めるのも正当な行為です。FAXによりますと設計図はないけど施工図はあるみたいですので、その写しをもらうのも大切なことだと思います。

Q2:役所に行っていただければ、サンプルを見せてもらえます。

本件に関してはお年よりの施主様と知り合いの建設会社とのあいまいな契約内容が原因で起きたことですが、建設会社としては全てお年よりの施主様に口頭で伝えてあると責任を押し付けてくるでしょう。
今回の件は地元の信頼できる建築士と弁護士に依頼し、その事実関係を調べることから積み上げていくことが大切であると思われます。
相談者お礼状 
 相談者お礼状
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