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一般社団法人建築よろず相談支援機構

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No.0373 階段のサイズが違う

 相談概要 [氏名] A.M
[住所] 東京都小平市
[職業] 主婦
[年齢] 31
[構造] その他の構造
[築何年ですか?] 築 1年以内
[何階建て] 2
[態様] 注文建築
[生産者] 大手ハウスメーカー
[設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。
[監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] -
[確認申請の為の委任しましたか?] してない。
[確認申請書お持ちですか?] 有る。
[検査済書は有りますか?] どういうものか知らない。
[お手持ちの図面は何枚?] 15枚以下
[打ち合わせ何回] 3回
[床面積] 120m2以下
 相談内容 [現象]
階段の踏面サイズの件でもめています。
カタログでは、バリアフリーで219ミリ以上と明示されています。
実際は200mmでできあがっています。
住み始めた後あまりに昇り降りが恐いので、サイズを測ったら、カタログと違ったので、クレームをつけました。
階段の下にトイレをつくらなかった場合250mmになる予定だったそうです。(モデルハウスのサイズ)
家の構造上235mmまでは直すことが可能と判明しました。
その場合、約70万費用がかかるそうです。

[業者の見解]
原因は、スペースを効率よくとるため、階段の下にトイレを作り、階段の天井高さを十分にとるため、段数を多く、急にしなければならないからだそうです。そのため、一段の奥行きが狭くなってしまいました。(設計の話し合い中に階段の形式やサイズが変わる説明はありませんでした。)

ハウスメーカー側も非があるということで、はじめは20万円値引きをするということでしたが、こちらが払うのは納得行かないと言ったところ今は折半ということになっています。
あゆみよりしかないそうです。
言い分は、「説明はしなかったが、施工ミスではないから全額は払えない」とのことです。
(営業所長の判断だそうです)

[相談内容]
上記にもあるように設計の打ち合わせ段階で踏面のサイズが変わる説明が全く無く、図面兼施工図(詳しいことはよくわかりません)には、階段の踏み面サイズまでは詳しく明示されていません。
ただ、1820のなかに何本か階段の線が引かれているといったかんじです。
250mm以下になるのならたとえ他が狭くなっても階段の下にトイレは作りませんでした。

235mmに直してもらうのにうちが35万円も払うのが妥当なのかよくわかりません。
私の気持ちとしては、メーカーに全額負担してもらいたいのですが、こういうケースの場合、一般的にはどうなのでしょうか?
最終的には何らかの法的手段も検討しているのですが、勝ち目はあるのでしょうか?
お手数ですが、情報をいただきたくメールいたしました。
よろしくお願いいたします。
 yorozuの感想 いくつかのこういったホームページを探しましたが、比較すると非常に相談しやすい形式で作られていて感心しました。詳しく入力しなければいけない点で逆に信頼性を感じます。注意書等も要所を抑えていてとてもよくできていて安心感があります。
とてもありがたく思っています。
建築する前にいろいろと参考にすれば良かったなと思ってる次第です。
どうぞよろしくお願いします。
アドバイザー 
砂子 政二 A様、初めまして。解説委員の砂子と申します。よろしくお願いします。

詳しい図面を拝見していないので、正確に判断する事は出来ない事をご了解下さい。また、建築基準法には(踏み面)問題ない寸法です。
さて契約は、バリアフリー仕様でされたのでしょうか?また、どこかにその寸法が記載されているでしょうか?もしそうであれば、Aさんのおっしゃっている事もっともだと思います。
また、言った言わないの部分も有りますが、階段下にトイレが来ることで多少寸法が変わる事も、その通りで理解できます。
コメントから判断すると、設計段階からのコミニュケーションが、あまり取れていなかったのでしょうか。そこで以下の点を確認して下さい。

(1)契約にバリアフリー仕様が盛り込まれているか。
  同様に、階段の寸法がどこかに記載されているか。
(2)図面で、階段部分1.820の間に段板が何枚あるか。
  その枚数で、1.820を割って下さい。W=何pになるか。

どちらかで、図面や書類と現状が違っていれば、設計あるいは監理ミスでしょう。
ただそれを白黒着けて、どっちが勝つかは解りません。
最終的にお互いによく話し合うしかなく、どこかで妥協が必要に思います。
あしからず。
 コメンテーター 
 事務局から 
  荻原 幸雄 階段の踏み面の巾は通常設計図書に明示しますので、この部分ではハウスメーカーの記載不足、または、説明不足となるでしょう。
Aさんも250以上にして欲しいと明確に申し込むべきでした。
今後のメンテナンス等考えて、両者いたみ分けにして業者と上手く付き合うことを考えた方が、今回のケースはいいのではないかと思います。
相談者お礼状 
 相談者お礼状
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