相談概要 | [氏名] T.I [住所] 埼玉県新座市 [職業] 主婦 [年齢] 47 [構造] その他の構造 [築何年ですか?] 築 1年以内 [何階建て] 2 [態様] 注文建築 [生産者] 大手ハウスメーカー [設計者を選んだのは] 自分で選んだ。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。 [確認申請の為の委任しましたか?] した。 [確認申請書お持ちですか?] 有る。 [検査済書は有りますか?] どういうものか知らない。 [お手持ちの図面は何枚?] 10枚以下 [打ち合わせ何回] 10回以下 [床面積] 110m2以下 |
相談内容 | コンクリート基礎のことでお伺いします。 昨年、Sで 建て替えをしました。 9/20に基礎を打ち11/7より住んでいますが、2月始めに南面基礎にひびを発見し、びっくりしてしまいました。 早速、担当の営業の方に話をし、設計の方、現場監督も来ていただき縁の下に潜り見ていただき、対応はして頂いております。 その時の説明では、 1.コンクリートは固まるときにひびが入ることがあり、ひびが入らないコンクリートはない。 2.鉄筋を入れていること 3.コンクリートの強度について 採取月日 9/20 試験月日 9/27 10/18 強度 23.8 31.5 4.Sの基礎は我が家の場合は東、西が支え、真ん中にもう一本南北に走っている。その3本が主に支えている。 南北面は、縁の下に動物など入らないようにする目的と、補強のためで、問題はないとのことです。 との理由でひびに接着剤を入れる補修となりました。 ひびのはいる原因の説明では、南面であるので日のあたりがよく乾燥する時起こるとのことですが、ひびが基礎上部にあり、また換気口のところなどはその理由でも少しはわかる気がしましたが、一本は上から下までひびが入っているのは、その理由だけではどうしても納得がいきません。 何日か過ぎ、カメラで撮っておこうと思い良く見てみると、さっと見えるひびが9本、細かいひびがなんと数えたら40本もありました。これは何か原因があるのではと思ってしまいました。 一つ思い当たることがあります。 それは、南面は駐車のためコンクリートを敷き、車が入る都合で塀が半分だけのため半分をアコーディオン門扉をつけました。ところが、その門扉の位置がずれていたので直してもらうようお願いしました。 (12月半ば頃です。門扉の受け側が基礎のそばにある。それを10センチくらい移動する。) 「はい、直します。」というので、お願いしました。 特に直すことで支障が出る等の説明はありませんでした。 直しの当日、コンクリートをドリルで壊し作業していました。結構長い時間でした。 ドリルの音がかなり響いてました。 あの時直してもらわなければと良かった。そんなことを考えてしまいます。 この事については、まだ聞いていません。不安です。 原因はどうであれひびは入っているのです。 そこで、Sで言う事で本当に問題がないのか、第三者のご意見をお聞かせ願いたいと思っています。 このようにたくさんのひびが入っていても本当に問題ないのでしょうか。 メーカーが悪いと思っているわけではありません。 安心して住むための智慧を、ご意見を聞かせて下さい。 宜しくお願いいたします。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
我伊野 威之 | >1.コンクリートは固まるときにひびが入ることがあり、 >ひびが入らないコンクリートはない。 ・そのとおりです、ひび割れ無いコンクリートは通常ありません。 生コン中の水分が蒸発する過程でコンクリートの体積は減少します(乾燥収縮)。また、表面部分と内部の乾燥具合に差があるため、表面にひび割れが発生します(収縮クラック)。直射日光を受ける南面は、表面の乾燥が早いため収縮クラックが発生しやすいです。 >2.鉄筋を入れていること ・鉄筋によってひび割れを分散させ、大きなひび割れの発生を防いでいます。が、大きなひび割れが発生しやすい部分も存在し、補強の鉄筋を追加していてもひび割れが発生することがあります。(通気口の隅部などはよく割れます) >3.コンクリートの強度について > 採取月日 9/20 > 試験月日 9/27 10/18 > 強度 23.8 31.5 ・設計強度は不明ですが、4週強度(打設後28日後の強度)31.5N/mm2であれば通常の住宅なら問題ない強度です。(材料の強度であって、部材(基礎)の耐力ではありません。例えば、同じ材質の木材でも3cmx6cmの物と12cmx30cmの物では耐力が全然違います。) >4.Sの基礎は我が家の場合は東、西が支え、 >真ん中にもう一本南北に走っている。その3本が主に支えている。 >南北面は、縁の下に動物など入らないようにする目的と、補強 >のためで、問題はないとのことです。 ・南北方向の布基礎が3本、東西方向外部には3本の布基礎を連続させる立上がりが2本有る、と言う事でしょうか? そうだとすると、南北方向の布基礎3本のそれぞれの沈下量が違うと南面と北面の立上がりが耐力不足でひび割れる可能性があります。(写真だけでは判断できません) >との理由でひびに接着剤を入れる補修となりました。 ・補修方法としては問題ありませんが、ひびが収縮クラックだった場合まだ収縮し続けるので、もう少し時間を置いたほうが(あと半年くらい)良かったと思います。 ・ひび割れ幅0.2mm未満のものは性能上問題ありません、心配されなくても良いと思います。幅0.2mm以上の部分については、内部の鉄筋が錆てしまいますので接着剤による補修を行って下さい。 ・門扉の補修時の振動により発生する可能性もありますが、ひび割れが補修前からあったかどうか分らないのでは、原因が門扉にあるかどうか断定できません。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | 現場を見ませんとはっきりした事が言えませんが、現状の亀裂は特に問題は無いと思われます。 門扉の工事の振動程度でそれ程亀裂が起きるとは考えがたく、特に問題は無い収縮クラックだと思われます。 ご安心してください。しかし、その後の亀裂の状況は確認してくださいね。(亀裂長さや、亀裂幅等) |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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