相談概要 | [氏名] T.S [住所] 愛知県名古屋市 [職業] 教員 [年齢] 34 [希望構造] 特に決めていない。 [どちらに依頼しますか?] 独立している第三者の建築士(建築士事務所) [何階建てを希望] 3 [予定床面積] 120m2以下 |
相談内容 | 東、北は広めの道路の角地(40坪、ほぼ正方形)を見付けました。条件も気に入っていますが南側に3階建ての新築があります。朝は日が当たります。昼間の日当たりが今一つ分かりません。というのは、今は冬ですので当たりません。せめて太陽が高くなってきたら2,3階くらい当たるのかな?と推測をしています。(もちろん、建物を、北半分のスペ−スに建てたらの話ですが。)それとも、いっそのこと、東いっぱいに建てて、朝の光を期待すればいいのかとも思っています。 土地は気に入いっていますが、その日当たりが気になって購入する決断がつきません。都会の交通の便の良いところなので、場所、形、大きさ、値段など条件の良い土地は、3年探していてやっと見付けた(というか出てきた)土地です。いかがでしょうか。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
久保田 英之 | よろず解説員の久保田です。 土地探しから始めて3年、やっと理想に近い土地を見つけだせたようですね。 二方道路の角地で理想ですが、値段も少し安かったのでしょうか? もしかしたら、南側に3階建ての建物が建っているからなのかも知れませんね? 日当たりで決断がつかないとお悩みのようですが、現実的には、あなたの土地に日影が生じることは事実で、それを受け止めた上で住みこなす事が大切です。 3年も土地探しをすれば、何十件と様々な物件を見ている筈です。 廻りの環境や交通の便など様々な要素を考慮しての事だと思いますよ。 もし購入されたにしても、建物にも工夫をして下さい。 あなたが言っているように太陽光の入る場所から、光をどんどん採り入れるプランや、上階に日常生活の場をもってくる等・・・・・色々考えられます。 目の前の建物が新築なら、建て替えの心配もない絶対条件として、あなたの家づくりもしやすいのではないでしょうか。 それをメリットとして受け止める事が出来れば、決断しても結構だと思います。 もし、日の光がさんさんと入ってくる土地を御希望なら、南側道路の土地を優先条件にしなくてはなりません。(もしくは、南側に障害物がない土地選び) 実際の土地を見ていないので頭の中だけの解答をお許し下さい。 住まいというのは土地選びも大切ですが、その土地にあった家づくりも大切です。 両方のバランスをとって、良い家づくりをして下さいね。 |
宮坂 英司 | よろず相談解説員の宮坂です。 相談を拝見しました!そうですか?3年がかりでやっとお気に入りの土地をみつけられたのですね!よかったですね! 私も久保田解説員が述べておられるようにその日当たりという条件は設計でどうにでもなることではないかと考えますし、またその条件の中で快適な住環境を提案するのが私達、設計士の”腕の見せ所”なんだと思います。 もし、あなたがその土地を気に入っておられて、是非購入したいということならば、その土地を購入されてその土地を設計士にぶつけてみればいいのです! 設計士はその条件のなかですばらしい家を提案することでしょう! もしあなた自信、どうしても心配であるならば、もう少し土地探しをされるようにお勧めしたいと思います。 すばらしい家ができるように心からお祈りしています! |
関口 啓介 | こんにちは、関口と申します。 久保田・宮坂 解説委員 の解説の通りだと思います。ご質問の一点だけお答します。 南北の敷地長さを12mとし、南側建物の隣地境界からの距離を0.5m程として考えます。 南からの敷地への直接日照は、冬至南中(午前12時)高度よりは1階では殆ど不可、2階では北側から3m程、3階では北側から7m程日照が可能と考えられます。夏至については充分陽があたります。こちらは影を造る工夫が必要です。南側建物等推測ですのであしからず。 これらを考えますと、南側開口部からの日照は非常に難しいものがあります。トップライト(天窓)においても2階から有効となるでしょう。しかし、少し角度が東に振れば、11時ごろまでは建物の建たない東側道路から、充分陽が差し込むと思われます。また、、採光だけを考えるのであるならば、直接日射のみならず、天空光も捨てがたい素晴らしいものがあります。私は好きですよ。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | 土地の購入前の相談は大変有効な相談だと思います。 土地と家、家と環境は切っても切り離せないですからね。 東側が道路なので朝日は問題なさそうですが、必ずしも南の窓が絶対ではありません。トップライトの方法もありますし、又、北側をハイサイドライトのように大きい窓にすることで安定した間接光も取り入れれば一日中安定した明るさが保てます。 しかし、多少は直射日光が入り込み、時間の流れを人は知りたいものです。朝日は問題ありませんが、後残りの南や西日の小さい窓も必要です。以外とこれで明るい家がもてますよ。その際、家の造りはなるべくオープンにして光を2階1階まで届くように考えましょう。 この場合の弊害は暖冷房の効果が落ちますので、その点別途配慮が必要です。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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