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一般社団法人建築よろず相談支援機構

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よろずWEB相談HEADLINE

No.0347 バルコニーの高さがモデルハウスと違う・・・。

 相談概要 [氏名] H.E
[住所] 北海道
[職業] 主婦
[年齢] 27
[構造] 木造(在来工法)
[築何年ですか?] 築 1年以内
[何階建て] 2
[様態] 注文建築
[生産者] 地元ハウスメーカー
[設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。
[監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。
[確認申請の為の委任しましたか?] してない。
[確認申請書お持ちですか?] 無い。
[検査済書は有りますか?] 無い。
[お手持ちの図面は何枚?] 10枚以下
[打ち合わせ何回] 10回以下
[床面積] 130m2以下
 相談内容 我が家は昨年のクリスマスから新居に住んでいます。それで、欠陥住宅ということではなく、設計図の図面と出来上がった建物の見た目が違うので、その事について教えていただけたらと思います。

具体的に言いますと、家は総2階建ての横長で、真中に玄関があり、その上にバルコニーがあります。総タイル張りなので玄関ポーチの柱とバルコニーの壁がつながっている形で上に手すりがついています。バルコニーをつけると決めた時に、モデルハウ
スに同じ形のバルコニーがついていたので、実際にその家を見て決めました。

 ところが、家が出来上がってみると、 バルコニーの壁部分がモデルハウスよりも高くなっていました。ですから、モデルハウスでは2階正面の窓が半分くらい見えていたのに、我が家の2階正面の窓はほとんど見えなくて、ちょっとバランスが悪いような気がします。その事を現場監督さんに訊いてみると、モデルハウスと我が家のバルコニーの高さは違うということでした。(高さは何センチ以上という決まりがあるからだそうです)その時に初めてその話を聞きました。

設計図をみると、手すりH1100と記載されていますが、立面図ではバルコニーの壁の上の部分は隣の窓の下の方にきていますが、実際は窓の上の方にきています。また、手すりは設計図では棒が3段になっているように見えますが、実際は1本になっています。

 私たち夫婦は、その設計図の見た目通りになるものとばかり思っていました。これはなおしてほしいと言えるものなのでしょうか。また、なおして欲しいと言える権利があったとしても、構造上もうなおせないという場合はどうなるのでしょうか。良きアドバイスをお願い致します。

 また、質問なのですが、乾式タイルは半永久的にもつと業者から言われましたが、本当に何十年も補修工事は要らないのでしょうか。
 yorozuの感想
アドバイザー 
遠藤 知世吉 1.契約時の図面がそのようなものであり、それ以後の打ち合わせにおいても話がなかった場合、言えると思います。

2.しかし、どうしてその様な形状になったか、説明を良く聞く必要があります。

3.直せないことはないと思いますが、工事は下地からの手直しをしなければ成りませんので、けっこうな工事がともないます。

4.場合によっては、手直し工事をした方が悪くなる状況もあります。

5.話し合いによる解決をお勧めします。

6.下地材が硬質木片セメント板であれば、タイルではなくその材料に塗装で仕上げることも可能であり、その意味からは塗装よりは長持ちする仕上げ方法です。しかし、外部からの衝撃や下地材から来る不良はこの限りではありません。 
 コメンテーター 
 事務局から 
  荻原 幸雄 手摺の高さは2階以上のバルコニーには1100mmとしなければなりません。
手摺バーが1段か3段かは仕様によって違います。図面が3段なら3段に変更してもらいましょう。
是正工事は可能です。

また、乾式タイルは半永久か?は扱い方やメンテ次第でしょう。
ここでの意味も現状通りにの表面保持は劣化しますので難しいですが、メンテ次第であると、お答えしておきます。
相談者お礼状 
 相談者お礼状 今日、現場監督の方が来たので話してみました。「私たちは素人で何もわからないので、相談窓口に聞いてみたのですが・・・」ということで、アドバイスいただいた主旨を話しました。すると、その人は「それは、すべてごもっともです」と言っていました。その現場監督さんと大工さんの連絡ミスで、手すり1段の寸法で作ってしまったということでした。(アドバイスいただく前に、その件について話した時は、もう1人いたのですが、設計図と違うこともあるなんて2人で言ってたんですよ)それで、お金がたくさんかかっても、設計図通りにバルコニーの高さを低くして、手すりも3段のものにしてくれると言ってくれました。すごくうれしかったです。

アドバイスいただく前は、しようがないんだろうな・・・と半分あきらめていましたし、こちらもなおしてもらう権利があるというのもわからなかったので、強くなおしてほしいと言えなかったので、ハウスメーカーの思い通りになっていたと思います。アドバイスしていただいて、本当に助かりました。

また、最近インターネットを始めたばかりなので、家を建てる前からこのホームページにアクセスしていれば・・・とちょっと残念な気もします。ですが、多くの人が助けられていることと思います。しかも、無償で、建て主の立場で相談にのっていただけるというのは、建て主の強い味方ですね。知り合いの人が家を建てるときは、このホームページの存在を教えてあげようと思います。

これからも、活動がんばってくださいね。本当にありがとうございました。 
 その後  
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