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一般社団法人建築よろず相談支援機構

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よろずWEB相談HEADLINE

No.0339 施工者がホールダウン金具を知らない

 相談概要 [氏名] K.Y
[住所] 福岡市早良区
[職業] 公務員
[年齢] 42
[希望構造] 木造(在来工法)
[どちらに依頼しますか?] まだ、決めていない。
[何階建てを希望] 2
[予定床面積] 200m2以下
 相談内容 地元の工務店に建設依頼をお願いし、3月頃に契約をしようと考えています。小さな工務店なので打合せをしている方が、図面を引かれています。今後、現場の監督もその方が行なわれることになるのではないかと思います。
そこで、3点質問があります。

1.何回かの図面変更で一回リビングが、当初一辺3800oの部屋が4800oの部屋に広くなりました。在来工法で上に二階部分が載るので、一辺が長くなった分構造上問題はないか、聴いてみましたが、問題ないとのことでした。予算が、かなりオーバーしている中で予算を減らして、尚且つ特注の柱を用いずに一辺4800oの部屋を支えることが出来るのでしょうか。

2.耐震性を高めるために「3階建て住宅を建てる時に用いるホールダウン金具を使ってほしい」とお願いしたところ「そのような金具は知らない」といわれました。私のような素人が知っているものを知らないといわれる業者は、大丈夫なのでしょうか。不安なのですが。

3.自分が建設に関して素人なので、建設のチェックと施工業者を別にしたいのですが、このままであれば一緒になると思います。別にするためには、どのようにしたらよいのでしょうか。図面は、九割できているので施工時のチェックを第三者にお願いしたいのですが。
よろしくお願いします。
 yorozuの感想
アドバイザー 
原田 和美 K様、初めまして、原田と申します。

1.については、
建築基準法による基準はありません。
柱間隔、梁間隔、上階の荷重等により、設計者の判断で決定されているようです。
判断する上での参考資料をお持ちのはずですから、納得できる説明を求めてください。

2.については、
住宅金融公庫の木造住宅工事共通仕様書に記載されている金物ですから、木造の建物を施工する工務店であればご存じではないかと思います。

3.については、
仕事を依頼した時点で、契約方法等の話し合いはされていないのでしょうか?
新築予定の土地には、契約上の制約(建築条件付など)はありますか?
特に契約先の限定がなければ、まだ契約されていない状態ですから、設計と施工を切り離して契約することも可能なのではないでしょうか?
この場合、もし設計を他社へ依頼するのであれば、これまでにかかった経費を負担する事も考えておく必要があるかと思います。
改めて契約方法について交渉してください。
やむなく設計施工で契約する場合には、仰るように第三者の監理者が必要になります。

*大切なマイホームの設計あるいは施工を任せるプロとして、本当に信頼できる相手かどうかは、施主であるKさんご自身が判断しなければなりません。もう一度スタートラインに戻って、契約方法、設計内容など、時間をかけて話し合いをされ、信頼関係を築くことから始める必要があるのではないかと感じます。
 コメンテーター 
 事務局から 
  荻原 幸雄 通常3階建てに使われる金物ですが、3階建ての経験は無いのかもしれません。
知らないのは少し心配という気持ちもわかりますが、勉強していただき、その特性や使用方法を良く理解していい家を造ろうとする姿勢があれば、それ程難しい納まりでは無いです。

その気さえあれば対応できると思いますが、Kさんがその後の対応で不安が拭えないのであれば、その費やした設計料を清算し、他に依頼することも選択肢としてお考えになった方がいいかと思われます。
できる限り設計者と工事監理者は同じ人がいいと思います。
相談者お礼状 
 相談者お礼状
 その後  
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