よろずWEB相談HEADLINE
No.0332 総費用について疑問
| 相談概要 | [氏名] K.M [住所] 愛媛県松山市 [職業] 公務員 [年齢] 36 [希望構造] 木造（在来工法） [何階建てを希望] ２ [予定床面積] 120m2以下 |
| 相談内容 | はじめまして。Kといいます。 WEBサイトを見て、メールをおくりました。 建築相談をお願いします。 新築を考えて、先日建築業者と会いました。 間取りプランと資金計画書を見せていただきました。 その総費用について疑問があるので、特に不当な額でないかどうかをその業者が提示した見積り概算書を見ていただいて教 えていただきたいのですが、よろしいでしょうか。 とりあえず、以下に土地と建物の内容を記載します。 土地路線価： １１００００円 土地の広さ： ３８．００坪（１坪は４８万円） 延べ床面積： ３０．９４坪 建築工法：高耐久性木造住宅 建物間取り：２階建て １Fは8畳和室、14畳LDK、トイレ、浴室、洗面所、２Fは洋室６畳×３、ウォークインクローゼット４．５畳、トイレ 業者は地方の工務店（７人でやってるそうです）です。 また、条件付土地なので建築業者を選べません。 見積書の費用明細は以下のようになっています。 建物：１４２３２４００円 土地：１８２４００００円 諸費用Ａ：２１０５３２０円 諸費用Ｂ：１５６０１２０円 合計 ：３６１３７８４０円 諸費用Ａというのは給水費用とか諸官庁手続費用他２０項目の合計、諸費用Ｂというのは外構工事、照明器具工事、カーテン工事、電話アンテナ移転等、となっています。 土地・建物で３６００万円という金額に納得できない理由は、 １ 大手ハウジングメーカーなどと違って、展示住宅を作っているわけではないし、ＴＶなどの宣伝費に費用を投じているわけではない地方建設会社だから、もう少しローコスト住宅が可能じゃないかと思った。 ２ Uホームでは、同じ在来工法で坪単価３５万からできるという広告を見た。だから、坪単価４６万円は高いと感じた。 ３ 展示住宅を見たときに、大手メーカーでも、坪単価４５万円から５５万円という話だった。この坪単価では大差ない。 ４ ローコスト住宅を政府が推進しているのに、それがどこに生かされているのかわからない。 先日、「失敗しない家作り」という加藤勝美さんが書いた本を読んでいて、なおさら建築資金について、言い値では損をするのではないかと思うようになりました。 もしも、業者からもらった概算見積書を見たほうがよいといわれる場合は、ファックスか、スキャン画像でお送りいたしたいと思います。 アドバイスをよろしくお願いします。 |
| yorozuの感想 | ー |
| アドバイザー | |
| 松山 達也 | 残念ながら，このような御質問にはお応え致しかねます。 見積り書の査定というものは，明らかに「設計業務」にあたります。 そのような「業務」を無報酬で図面も見ずに回答することは、 第３者の監理建築士をつけた住宅建設を勧める「よろず」の理念とも相反します。 他の「よろず」の相談事例を御覧になって、信頼できる第３者の建築士が近くにいないことが，どのようなリスクを負うことなのか もう一度御考えになってから、新築を検討されることを強くお薦め致します。 |
| 三浦 惠翁 | この工務店は概算見積書を納得して家を建ててくれる方に、その土地を提示金額で買って貰いたいのです。 解かってあげてください 交渉の余地など無いのです。 |
| 関口 啓介 | 敢えて補足させて頂きますならば、建築条件付土地（売建住宅）の危険性は、「よろず」の解説の中で幾度となく指摘しておりますし、場合によっては独占禁止法に、抵触する物件もあります。私達の立場では、坪単価云々よりも、住まい造りに大きなリスクを抱えて船出するかもしれない事の方が問題です。 坪単価については、幾つかのトリックも存在しますので、安易に坪単価で比較するわけには参りません。ましてや、「責任ある業務」を無料で、図面も見ずに回答する事などありえません。 そろって同じ事を申し上げますが、相談事例をよくお読み頂き、住まい造りを、もう一度根本から、お考え直し頂く必要があるかもしれません。 あなたと、あなたの家族と共に、一緒に築きあげる第三者の建築士と住まいを造る事も、併せてお考え下さい。 より良い住まい造りが進められる事を願っております。 |
| 高尾 正範 | 土地もこの金額だと安く建物も最近単価が下がっているなか、四国でも安い金額と断言できます。ただし仕様他内容によりけり、自分の求めている事柄が満たされるのかむしろ心配です。 相談者の言われるように坪換算30万円台の家も建っているようです。しかしながら自分の周りのビルダーさんも45万円以下でとてもまともな家は造れないといったことを言っております。根拠のないコストダウンはどこかに歪がきます。注意注意。 |
| コメンテーター | |
| ー | ー |
| 事務局から | |
| 荻原 幸雄 | 高いと思ったら購入しない。それが、資本主義の原理です。 その価値はご自分で決めるものですから。 |
| 相談者お礼状 | |
| 相談者お礼状 | おっしゃられるとおりだと思います。 どうも、ありがとうございました。 |
| その後 | |
バナースペース
一般社団法人 建築よろず相談支援機構
〒181-0001
東京都三鷹市井の頭3丁目12番11号
TEL 0422-24-8768
FAX 0422-40-0107