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No.0305 フローリングの貼り方に疑問

 相談概要 [氏名] N.Kさん
[相談内容] 注文住宅の瑕疵
[住所] 大阪府高槻市
[職業] 会社員
[年齢] 32
[構造] 木造(在来工法)
[築何年ですか?] 工事中
[何階建て] 2
[態様] 注文建築
[生産者] 地元ハウスメーカー
[設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。
[監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けた。
[確認申請の為の委任しましたか?] した。
[確認申請書お持ちですか?] 有る。
[検査済書は有りますか?] どういうものか知らない。
[お手持ちの図面は何枚?] 5枚
[打ち合わせ何回] 4回
[床面積] 90m2以下
 相談内容 お忙しいところすみません。フローリングの貼り方に疑問がありまして、ご質問させていただきます。

現在、従来工法・高耐久・バリアフリー住宅で廊下からLDKまでフローリングが貼ってあるのですが、LDKからの流れで廊下に対して横向き(長さが短い)になっています。(下図ご参照ください)たまたま建築中に見に行って気づき、業者に確認を取るように言いましたら、「確認してから連絡します」と言いながら、全く連絡してこなかったのです。こちらから連絡すると、以下の答えが返ってきました。

1)リビングの長い方にあわせて貼っていくと廊下に横向きになってしまった。

2)最初に言ってもらっていたらきちんとすることができた。⇒最初から全くそのような説明無し

3)玄関の構造上、横にしか貼ることが出来なかった。

4)大工さんにこちらから言うことができない。

以上のような流れの説明でした。これもこちらからいろいろ文句をいうと変化していったのです。文句を言うたびに説明がいろいろ変わるので、ぜんぜん信憑性がないのです。このように、フローリングが普通とは違う横向きの貼り方しかできないということはあるのでしょうか?張替えてもらうことはできないのでしょうか?
 yorozuの感想
アドバイザー 
津村 泰夫 こんにちは。

やさしいようで難しいことですね。
床のフローリングの張り方ですが、床の下には根太といいまして角材を30センチから45センチ程度のピッチで平行に打ち付けてあり、その上にフローリングを張ります。張る方向は根太と直角方向でないと張れません。なお、根太とフローリングの間に捨て張りといって合板などを張る場合がありますが(高耐久ということで構造用合板が使われている可能性が高い)原則は変わりません。

例外として根太が不要なくらい厚い合板を使用する場合はフローリングをどちらの方向でも張ることが出来ると思います。まず。床の張り方をあなたが望む方向にしたいのであれば、その方向に張るよう依頼することです。当然ですが、根太からやり換えになります。また、LDKでは根太を受ける小梁(大引)の取付けも必要です。廊下に横方向にフローリングを張るということは、根太が長手方向に取り付けてあり、根太を受ける梁(大引)がきちんと入っているのかとても不自然です。
 コメンテーター 
 事務局から 
  荻原 幸雄 原因は単純なことなのでしょう。通常廊下とLDとの境は扉枠があり靴摺りがあります。そこで方向を変えるのですが、バリアフリーの為靴摺りは無い為 LDと同じ方向で張ったのが原因ではないでしょうか?この場合は見切り棒を入れここを見切りとして変えるのですがそのような指示を監理者が現場に伝えなかったようです。張り替えて戴けるか否かは、その意思をどのように伝え何処で現場の大工さんに伝わらなかったか、でしょうか。
相談者お礼状 
 相談者お礼状 ご回答をいただいたNと申します。早速のご返事ありがとうございました。業者とよく話し合い折合を見つけていきたいと思います。ありがとうございました。
 その後  
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