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一般社団法人建築よろず相談支援機構

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よろずWEB相談HEADLINE

No.0272 ランプが切れた時には「はしご」「脚立」を使わないと換出来ない

 相談概要 [氏名] M.Tさん
[様態] 建売住宅
[住所] 東京都練馬区
[職業] 会社員
[年齢] 40
[構造] 木造(在来工法)
[築何年ですか?] 竣工後半年以内
[何階建て] 2
[様態] 建築条件付建売住宅(売建住宅)
[生産者] 地元ハウスメーカー
[設計者を選んだのは] 自分では選んでいない。
[監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。
[確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] -
[確認申請の為の委任しましたか?] -
[確認申請書お持ちですか?] -
[検査済書は有りますか?] 有る。
[お手持ちの図面は何枚?] 2枚
[打ち合わせ何回] 1回
[床面積] 90m2以下
 相談内容 よろしく御願い致します。

すでに完成している建物ですが、(まだ入居してません)1Fから2Fへの階段部のシーリングの位置が階段途中の位置から3.5M上にあり照明器具を設置し、ランプが切れた時には「はしご」「脚立」を使わないと交換出来ない状態にあります。設計図どおりなのですが納得出来ません。
クレームを出したら見積もりを取っていて完成後なので10万円かかると言われました。
設計図(平面図)ではシリーングの位置(高さまでは)は記述されてないので現場の判断なのでしょうか。

施工例としてこのような例はあるのでしょうか?あるとすればどのような対策を講じているのでしょうか?それともこれはやはり欠陥住宅と言えるのでしょうか?
 yorozuの感想
アドバイザー 
荻原 幸雄 通常我々は展開図なるものを描きそこにコンセントや照明、扉や窓、など現実に取り付くべき配置を確認する図面を書きます。しかし、条件付や建売、一部のハウスメーカーは描かないようです。図面は建築に携わる者と建築主との唯一の架け橋です。図面が少ない以上、このような経験をした建築主は相当多いものと思われます。全ての部屋の展開図を建築主は描いて貰ってください。もう一度確認してください。「素人だから」という言葉に甘えず、「素人だから信頼できる建築士に依頼する」という姿勢が大切です。本来、条件付きの施工の請負契約と設計監理契約は別物です。

設計者が見えないケースが非常に多いですが、堂々と設計者と監理者に会い打合せをし、展開図等の図面を描いてもらうように主張してください。条件付を勘違いしている人がかなり多いようですので念のために付け加えておきます。もし、応じなければ契約を取りやめるくらいの気持ちは欲しいものです。
設計者の認識の甘さもあります。依頼者の認識の甘さもあります。

これを取り付けた職人は「こんなのここに取り付けても電球変えられないぞ!」と思いながら仕事を終わらすために取り付けます。全てがあいまいなまま進められているとは思いませんか?
ここに「こころ」は存在するのでしょうか?残念です。しかし、欠陥住宅と呼ぶようなものではありません。とりあえず残念でしょうがはしごを使えば取替えできると主張されたらその通りですから。

位置を変える場合露出配線にならないよう確認くださいね。
取替えだけを依頼すると露出配線にされても又同じ事になります。「こんなはずじゃなかった!」と。
大きな買い物です。いろいろ確認ください。
 コメンテーター 
 事務局から 
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