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一般社団法人建築よろず相談支援機構

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よろずWEB相談HEADLINE

No.0267 地下には基礎が埋まったまま

 相談概要 [氏名] D.Hさん
[住所] 千葉県千葉市
[職業] 公務員
[年齢] 44才
[構造] 木造(在来工法)
[築年数] 築 3年以内
[階数] 2
[様態] 建売り住宅
[生産者] 地元建設会社
[確認申請書お持ちですか?] 解らない。
[検査済書は有りますか?] どういうものか知らない。
[お手持ちの図面は何枚?] 1枚
[打合せは何回ですか?] 打合していない。
 相談内容 地下に前の建物の基礎がそのまま残っています。
4軒並んで建っている(それぞれ別の家)のですが,地下にはこの4軒にまたがった基礎が埋まったままです。
今のところ実害はないのですが,将来の建て替えの時のことを考えると心配です。
このようなことは,瑕疵には当たらないのでしょうか。また,その場合,損害賠償などを要求することはできるのでしょうか。
 yorozuの感想
アドバイザー 
三浦 惠翁 地元なので三浦が回答させてもらいます。
文面からは地下に埋まっている前建物の基礎がどのような形態、構造、規模なのか解りませんが、いずれにしろ跡地に新築する場合、撤去してから工事するのが常識です。貴殿の住所地は元海岸を埋め立てた住宅地で何年か前の震度4程度の地震で土地の液状化現象が見られた地域です。 

現在の基礎が旧基礎にまたがって造られて居るようでしたら不同沈下が心配です。建物を買われて何年ぐらい経ってこの事を知ったのですか?販売会社に相談なさったら如何でしょう。相談によっては撤去費用の負担を求めることはできると思います。
 コメンテーター 
 事務局から 
  荻原 幸雄 既存物は撤去するのが基本です。しかし、状況により耐力等を検討して総合的に判断した場合は、可能性としては残す場合もあると思われます。しかし、それには確りした建築士が既存の図面や実地調査を行い構造計算等の裏づけによって始めて実現可能なるものです。
そのような、書類の提出を求めてください。その上でその後のステップを踏みましょう。
しかし、「よろず」の相談の経験上、建売でそこまでの調査検討はしていない可能性が高いとは思います。撤去するのも現実相当難しい話になりそうです。
相談者お礼状 
 相談者お礼状
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