相談概要 | [氏名] S.Tさん [住所] 東京都国分寺市 [職業] 主婦 [年齢] 35才 [構造] 木造(その他) [築年数] 築 1年以内 [階数] 3 [様態] 注文建築 [設計者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [監理者を選んだのは] 自分で選んでいない。 [確認申請書は本来建築主が出すと説明を?] 受けていない。 [確認申請の為の委任しましたか?] 覚えていない。 [確認申請書お持ちですか?] 解らない。 [検査済書は有りますか?] どういうものか知らない。 [お手持ちの図面は何枚?] 10枚以下 [打ち合わせ何回] 10回以下 |
相談内容 | 11年位前に私の前夫(立て替えて1年ほどで離婚)の経営する不動産屋を通して実家の建て替えをしたのですが、2年程前から1階の天井裏に雨が吹き込む音が聞こえるようになりました。そこがシミになり、とうとう水が天井クロスの部分にたまる状態になりました。建てていただいた工務店には、3年程前に台所の件で相談があったので電話をし、来て頂ける事になったのですが、とうとう来ませんでした。前夫との絡みがあるため、避けているようなのです。そんなことがあったので、雨漏りの件もどこに相談したら良いか迷っているうちに、ついに水溜り状態になってしまいました。 慌てて近くの瓦屋さんに見てもらうと手抜き工事だとわかりました。瓦は一箇所も釘留めしていない、瓦の下には煙草の吸殻と欠けた瓦のゴミ、防腐処理していない瓦桟木、その当時はもう使われていないようなもろいトタンを使っている為、留めてある部分が朽ちて穴がたくさんあいている、瓦は上に向かって貼って行き一番上で切るそうなのですが、一番下の瓦が切ってある、雨が落ちるようにしなければならない端の部分にモルタルが塗ってあり、屋根の端より高くなっているので水がせき止められてその水が全部溜まってしまい、何年かして朽ち果てたトタンの穴から水が入り込むようになったようです。 せき止められている為、軒下が傷み始めひび割れや崩れかけているところもありました。とても腹立たしく工務店に電話をしましたが、とても横柄な態度で「近々行くよ」と言われ、「2年前に電話したときも行くと言って来なかった。明日にでも来てほしい」と言うと、「2年前のは瓦屋に頼んだけど、行くの忘れちゃったんじゃない。そういうときはもう1度電話してもらわなきゃ」と言うのです。2年前は屋根のことで電話したのではないのにいい加減です。二日後に来ることにはなったのですが。 初めからいい加減な仕事をし、電話をすれば横柄な態度をするような所に頼んでも安心して任せることは出来ませんので、瓦屋さんに頼むことにしました。この場合、瓦の修理費用を工務店に請求する事は無理なのでしょうか。建てたから10年以上過ぎてますので無理だとは分かっているつもりですが、私が紹介した為に、親が困っていると思うと何か手立ては無いものかと悩んでおります。東京都に保護団体があると聞いたのですが、このような件では無理ですか?ダメならダメと言うお答えがあれば諦めてスッキリ出来ますので、よろしくお願いいたします。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
砂子 政二 | 内容を確認しまして、心中お察しいたします。11年前に建てて2年前から雨漏り。と言うことは、11−2=9年間は問題無かったのですよね。結果申しますと、修理代等の件は無理でしょう。お察しの通り、年月が経ちすぎていますし、また持ち替えして工務店と争っても、腹立たしいだけだと思います。11年前に、しっかりとした監理がなされていれば、何も問題は無かっただろうと思います。これも、高い授業料でしょうか?あしからず。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | お気持ちお察しします。この場合は難しいかと考えます。このように横柄な態度をとる業者とは全て関係を絶ち、いい教訓として前向きに歩んでください。 (事務局注) 解説当時はありませんでしたが、H12.4.1に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)が施行され、「雨漏り」の瑕疵担保期間は10年間になりました。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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