相談概要 | [氏名] N.Yさん [住所] 埼玉県上尾市 [職業] 会社員 [年齢] 42才 [構造] 木造(在来工法) [築年数] 築 4年以内 [階数] 2 [様態] 建売り住宅 [施工者] 大工(工務店) [設計者] − [設計者を選んだのは] − [監理者] − [監理者を選んだのは] − [確認申請書存在の有無] − [検査済書は有りますか?] − [設計図面枚数] − [着工までの打合せ回数] − |
相談内容 | 平成7年に購入した一戸建て住宅についてご相談致します。 基礎段階で購入を決め、最終的に完成したのは年末も押し迫った12月でした。最初の話では建て売りではあるが、まだ建つ前に話を決めたため、壁紙やふすまの柄等ある程度こちらの希望に沿ったものにできると言うことでしたが、完成までのわずか数ヶ月の間に、施工担当者が次々と退社し、その引継もうまくいっておらず、ほとんど約束は守られませんでした。その際要望したものの1つにシステムキッチンの上に食器洗い機を置き、その排水口をL型キッチン上に別途設置してほしいというものがありました。 最初に設置された排水口はサイズが合わず、家が完成後再工事をおこなってやっと、システムキッチンの角に排水口がつきました。これはシステムキッチン上に排水パイプが2cmほど出ており、そこに食器洗い機の排水パイプを接続するというものです。排水口はシステムキッチンの後ろを通り、床下の下水とつながれています。先日、L字キッチンの角の部分の扉を開けた所、天井に黒いシミが広がり、かび臭いにおいが漂っていました。これは排水口から食器洗い機の排水が漏れ出たに違いありません。黒いシミの位置も排水口の当たりです。最初に排水口の設置工事を行った際、パイプとの形状が合わず、細い排水管だったのですが、2度目の工事で接続部分のパイプだけを太くし、中の細いパイプと接着しただけなのではとおもわれます。 このような状況なのですが、今後の対処の仕方をご相談したいのです。T不動産にすぐに補修を依頼すべきなのでしょうか。4年近くたっていますが、先方のずさんな工事が原因だった場合を考えると、どのように対処すべきかアドバイスをお願いします。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
小谷野 和広 | 内容としてはなかなか難しいものがあります。まず、設置完了より4年も経っていることです。 建築工事の上での瑕疵としても時間が過ぎています。つまり、当初工事をして、不具合があったため手直しをして、その後経年変化などで、水漏れが起きてということも考えられます。 また、施工のときに水漏れがないか双方でしっかり確認をしたかどうかです。手直しの時点で水漏れがあれば、その場で指摘できたはずですし、心配であれば、注意をして様子を見ていたのではないでしょうか?もし、どうしても納得でいないのであれば、販売会社立会いの上で再度設置状況を双方立会いの元に調べてみていただきたい、その時点で、排水先の排水管が食器洗浄機の排水管の太さを満たしているかどうか、カタログを見て調べてみてください。 明らかに排水管が細い場合には施工ミスの疑いがありますので、販売会社に対してその点をミスかどうか確認してください。1対1では言った言わないになりますのでご家族が立ち会うか、食器洗浄機のメーカーの営業マンに必ず同席をしてもらってください。この時点で施工の不具合を販売会社が認めた場合は、書面で念書を取ってください。 ただし、4年近く気がつかなかった相談者の方にもミスがまったくなかったわけではないと思われますので、システムキッチンの交換などという要求は無理ではないかと思います。キャビネット内のカビの除去は双方で話しをされてどうするか決めていただきたいと思います。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | 原因はお見込みの通りかもしれませんね。 小谷野さんの指示に従い、行動してみて下さい。工事がずさんだったとしたら、構造も心配でしょう。屋根裏、床下に入ってみて下さい。ボルトが緩んだりしてませんか? |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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