相談概要 | [氏名] T.Kさん [住所] 神奈川県横浜市 [年齢] 42才 [構造] − [築年数] 予定 [階数] − [様態] - [様態] - [施工者] − [設計者] − [監理者] − [確認申請書存在の有無] − [設計図面枚数] − [着工までの打合せ回数] − |
相談内容 | 横浜市で、気に入った中古住宅がありましたので購入しようと思っていますが、土地 50坪、建坪28坪の2階屋で、築10年の物件です。 盛土高さ2.0mの場所。しかし、11畳のリビングの床をレベル測量したところ、4隅で、8.5cmの高低差が生じていました。 業者によると、ジャッキアップで直るとの事ですが、費用とか、その他の障害が気になっています。本当に大丈夫なのでしょうか?それでも、家の立地条件とか、家とかは気に入っていて、 7,500万が、6,000万まで値段を下げてくれた事もあり購入しようと思っています。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
小松原 敬 | 8.5cmの高低差とはかなりなものですね。以前、これくらい沈下した住宅を見たことありましたが、屋根の軒のラインをちょっと離れて見ると明らかに隣りの家に向かって傾いていました。また外壁に大きくひびが入っており、その上を塗装でごまかしてありました。他にも、襖の左右を入れ替えると枠との間に大きく隙間が空いていたり、縁が10角形くらいの(丸じゃないと言う意味)バーベルが、ごっとんごっとんと転がるのを見たときはもうしわけないけど笑ってしまいました。そういった部分もよく調べてください。 土木設計がご専門ということで地盤の事は私よりお詳しいと思います。盛土部分が不同沈下しているのは明らかですが、これで止まったかどうかで対応が分かれると思います。まだ進むようなら直してもいずれその分は傾くでしょうし、止まっていればいいのですがなんとも言えません。 ジャッキアップして、基礎を補修するにはかなり費用がかかります。その費用は誰が持つのですか?自費というならばおやめになったほうが賢明です。業者がやるのであれば、ちゃんと基礎の打ち直しをするか念をおしてください。いづれにしろ中古物件で細かい部分はわからないですし、明らかな沈下もあるのですから購入する場合は「土地を買う」くらいの覚悟が必要です。正直、基礎を直して長持ちするかは「あたるも八卦あたらぬも八卦」の世界です。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | ジャッキアップで勿論水平を保てるでしょうが、元々木造は剛性に欠けるので相当慎重な対応が必要だと考えます。その後の建物の後遺症は判断がつきません。保存すべき建築物ならそれ相応のお金を掛け補修する価値を見出せるかもしれませんが、下手をすれば建替えの半分位のお金が消えるかもしれません。その価値ありますか?「危ない橋を渡る」ようなものです。渡る場合は覚悟を決めて行きましょう。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | アドバイス、ありがとうございました。大変参考になりました。 壁の亀裂など、再度確認してみます。 一か八かは、経済的にやり直しがきかないので、慎重に対応します。 |
その後 |
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