相談概要 | [氏名] K.Sさん [住所] 大阪府堺市 [年齢] 36才 [構造] 木造(在来工法) [築年数] 2 年 [階数] 2 階建 [様態] 注文建築 [施工者] ハウスメーカー [設計者] 兼業の建築設計事務所(建設会社の建築士) [監理者] 兼業の建築設計事務所(建設会社の建築士) [確認申請書存在の有無] 有る。 [設計図面枚数] 10枚 [着工までの打合せ回数] 10以上 |
相談内容 | 建築後3年も経っていないのに外壁(モルタル)に3カ所ひび割れが発生しました。玄関ポーチから2階窓下まで・1階リビング窓下・階段窓下の家の3面(前面・左右面)にひび割れが発生しました。施工不良なのか、構造上問題があるのかがよくわかりません。 業者が言うには太陽光線・伸縮等でクラック等が発生することが有るというのですが、近所に我が家より2〜3年前に同じ業者で建てた家がありますが、見た限りそのような事象は発生していないようで、納得がいきません。 欠陥住宅診断をするのが良いのでしょうか。それとも外壁(モルタル)の場合そのようなことは普通なのでしょうか。専門家のご意見のほどお聞かせ願います。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
高尾 正範 | 外壁のモルタル部分のクラック(ひび)ですが、3年目にして3カ所から判断すると、そうたいしたことも無いかなといった気がします。但しクラックの巾等がわからないので通常のヘアークラックだと思って回答します。モルタルは本来デリケートな素材で亀裂等が生じやすい素材です。 施工時の気候条件等により各戸状態が異なってきます。今回の場合、1階ポーチから2階窓下までの部分を除き、小さなクラックかと思います。モルタルも下地の木材の乾燥収縮、又、吸湿による膨張といった動きに左右されています。西日、又、南面からといった強い日差しを受ける部分においては、ことさら影響が大きいと思います。現場の状況を再度こういった事項を参考に観察してください。 また建物自身の変形による場合は、割れのみにとどまらず、モルタルの割れ部分に表面上の段差が生じるようです。もう一つは、下地との密着不良(浮き)の場合、叩くと空隙音がし、亀裂も亀甲状の亀裂が生じるようです。今回内容はこういった状況を感じられないので大丈夫かと思われます。 但し現在目につくクラックは修理が必要です。経年変化と共に亀裂が大きくなり雨水等が侵入すると、木材の腐食等の原因になりますので。こういった内容も参考に工務店と交渉をして、メンテナンス等をお願いされてはどうでしょうか。 尚、自然素材はこまめなメンテナンスが必要です、但し新建材と又違った経年変化なりの味を出してきますので、少しめんどうでもいいのではと私は思います。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | モルタルに亀裂は起こる可能性は当然あります。これは直射日光のあたり具合やその壁面の面積、下地の処理方法、大工の能力、左官職人の能力、モルタルそのものの収縮等で収縮します。それらの複合の産物でクラックがおきます。ヘヤークラックなら心配はあまり有りませんが、巾が大きいとどれかの不良が考えられます。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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