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No.0130 カースペースと自宅前の道路

 相談概要 [氏名] Z.Tさん
[住所] 和歌山県和歌山市
[年齢] 35才
[構造] 木造(在来工法)
[築年数] 1 年
[階数] 2階
[様態] 注文建築
[施工者] 建設会社
[設計者] 兼業の建築設計事務所(建設会社の建築士)
[監理者] 兼業の建築設計事務所(建設会社の建築士)
[確認申請書存在の有無] 有る。
[設計図面枚数] ?枚
[着工までの打合せ回数] ?回
 相談内容 カースペースと自宅前の道路(私道)のことについての相談です。昨年9月に新築一戸建てを契約し、12月に完成しました。自宅前は幅4mほどの私道なのですが、かなり急な坂になっています。契約前の段階での道路部分はまだ1m強の階段があるだけで、あとは更地でした。仲介業者(D住販)の説明では引き渡しまでには階段はつぶし、きちんと舗装し車庫入れには問題ないということであったため、納得し契約したのですが、引き渡し直前になり、階段が残ることを知らされました。

階段部分の持ち主の了解が得られなかったとのことなのですが、坂が急であるのに階段が残っていることでバックでの車庫入れが出来ず、前向きに斜めに車庫に入れ、車体が少し道路部分に出てしまうような状況です。仲介業者を通し車庫入れをし易くなるような改善を要求していますが、仲介業者も売り主もいい加減で、話をしているときには「何とか考えましょう」と言うのですが、実際にはなかなか対応してくれません。

車庫入れをし易く改善するか、それが出来なければ金銭的な解決を望んでいるのですが、業者に対応させる良い方法はないでしょうか?契約書などには道路部分のことに関して記述はありませんが、仲介業者の説明はテープに録音してあります。裁判でも起こせば解決できるでしょうか?


 yorozuの感想
アドバイザー 
小松原 敬 裁判に訴えるとして争点は2つくらいになるでしょうか(法律の専門家ではないので正しいかはわかりませんが)。

1 要求が現実に即したものか
2 契約は正しく遂行されたか

1について言えば、急坂であることと、駐車スペースの形は事前に承知している。縦列駐車の為のスペースが階段をつぶした事により増えるようには(写真を見る限り)思われないこと。以上により、主張としては弱いと思われます。

2に関しては、契約書に明記された事項ではない点は弱いですが口約束も契約になります。相手側の対応がうまくなかった事は証明できるでしょう。かなりの急坂であるというなら、持ち主が階段を残したがった理由も容易に推測できます。ご近所さんという事ならお互い様という事もあるでしょう、

上記 2について非が先方にあるとしても、総合的にどれほどの譲歩が引き出せるかは疑問です。ここは、相手に”貸し”を作っておいて、のちのちの点検等で回収するのが大人の対応ではないでしょうか(貸しは書面で・感情的にこじらせないのがこつでしょう)。
 コメンテーター 
 事務局から 
  荻原 幸雄 この場合は裁判に持っていくのは得策では無いと考えます(裁判費用・期間・業者との軋轢など総合的に判断して)。スムーズには入らないでしょうが切り替えし等で時間をかければ出来るからです。ただ、心情的にはお察しします(話しが違ったという内容に)。

下の家の前も同じ駐車スペースですか?他の方も同じような状態でしょうか?下の敷地との境にフェンスが有りますが(このフェンス意味があるとは思えませんが)、交渉してこのフェンスを撤去してもらい、お互いが使いやすくする方がメリットが大きいと思いますが。当然費用がかかりますが、業者さんも含めて話し合ってみてください。
相談者お礼状 
 相談者お礼状
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