相談概要 | [氏名] K.Kさん [住所] 神奈川県横浜市港北区 [年齢] 34才 [構造] 木造(在来工法) [築年数] 建築中 [階数] 2階 [様態] 建売り住宅 [施工者] 建設会社 [設計者] 専業の建築設計事務所 [監理者] 専業の建築設計事務所 [確認申請書存在の有無] - [設計図面枚数] -枚 [着工までの打合せ回数] -回 |
相談内容 | 3月末に川崎市麻生区の約4800万円の建売木造一戸建て(4LDK2階建て)を購入する契約を結び、4/9に売主(地元の建設業者ですが、施工は別会社)と打ち合わせをしました。建物の着工前だったので内装等の希望があれば配慮する、と言われ、窓ガラスを全て断熱複層ガラスにすることや和室にお茶用の炉を切ること等の要望を伝え、とりあえず見積もりを出してもらうこととしました。 何度か催促し5月中旬にやっとその明細書が届きましたが、その内容は「ペアガラス一式(材工共)50万円(定価63万円)」とか「和室に茶室用炉を特設工事一式(材工共)48万円」といったものでした。余りにも大雑把だと思い、翌日、更に詳細な明細(材料費の単価、数量、工事費等)を書面で提出するようファックスを送り、(土日は先方が休業だったので)月曜日に電話をしました(先方は、普通見積もりでは材料費と工事費は分かれていない、などと言ってましたが、ファックスの内容を見てから返事するとのことでした。)。さらに、契約上は7月末の引き渡し予定ですが、工事が順調に進み6月中には入居可能であり、追加注文に係る代金を6/10までに振り込むようにとの書面が添付されておりました。 私としては、あくまでも見積もりを見てから最終的にお願いしようと考えていましたが(転居も7月末を予定)、先方は既に発注を受けたものとして工事を進めている様子です。打ち合わせの時、それぞれ50万円位かかるとは聞いておりましたが、このようないい加減な見積もりではどうも納得がいきません。何かアドバイスがあればご教示頂きたくご相談する次第です。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
中川 雅実 | お困りのこととお察し致しますが、建設業者を決められたのはご自分であり、見積を出せないような業者を、選定されたことを残念に思います。設計監理は、車の車検のような物で、決して事故後の保険では有りません。 さて、ご質問の件ですが、窓ガラスを全て断熱複層ガラスにすることや、和室にお茶用の炉を切ることは、建設中に行う工事ですのでやる物だと思ってしまったのでしょう。 本工事の契約は、どの様になっているのでしょうか?請負契約書を交わしているので有れば、追加工事も詳細見積でなければ、契約できない旨を文書で(内容証明又は配達証明付)出されたら如何でしょうか。 工事について納得出来ないようでしたら、弁護士さんに相談され、工事差し止めや債務不履行など、法的手段になってしまうでしょう。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | お気持ちお察ししますが、何故建売りの金額約4800万円の明細は提出を求めないのに、追加でいきなり明細を求める気になったのでしょうか?元々建売りや建築条件付きはそのようなものです。「エイ!ヤー!の世界」です。そのシステムをご納得して購入したのではないですか?このシステムは消費者の立場に立って考えてくれるようなシステムでは有りません。大きな期待を相手に求めても難しいかと考えます。 「一式いくら」で了解する消費者を業者は相手にしている訳で、「一式いくら」の追加を出しても業者としては当然「了解する筈」と思い込んでいます。直ぐに内容証明等を業者に提出してみて下さい。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | 早速のご回答どうもありがとうございました。 確かにご指摘のとおり、4800万の建売りを、その明細も求めず「エイ、ヤー」で購入する契約を結んだ訳ですから、あのような明細が届いても仕方ないと思います(請負契約は結んでおりません。)。物件自体は非常に気に入っており、売り主さんも比較的信頼できる方だと思っております(求めもしないのに建設中の写真を示しつつ、構造や耐久性を詳しく説明してくれました。ちなみに住宅性能保証登録店で公庫の高耐久木造です。)。売り主さんとは長いお付き合いになると思いますので、今後可能な範囲で追加工事に係る説明を求めていきたいと思います。 (追記)HPの充実ぶりと質問に対する素早い対応に感銘いたしました。努力を怠りがちな我々消費者の心強い味方として、貴運営事務局各位の更なるご活躍をご祈念申し上げます。 |
その後 |
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