相談概要 | [氏名] T.Kさん [住所] 静岡県榛原郡 [年齢] 31才 [構造] 混構造 [築年数] 施工中 [階数] 2階建 [様態] 条件付き建売り住宅(売り建て住宅) [施工者] ハウスメーカー [設計者] 知らない [監理者] 知らない [確認申請書存在の有無] 解らない。 [設計図面枚数] 2枚+マニュアル図面集 [着工までの打合せ回数] 3回 |
相談内容 | M社のTという梁の部分のみ鉄骨の複合木造軸組工法で家を建築中の者です。 3月24日に上棟したのですが、26日に進行具合を確認した時に不具合?を発見しました。土台と土台の丁度つなぎ目の位置にアンカーボルトがきていました。図面ではもちろんアンカーとアンカーの間につなぎ目がくるようになっています。監督に指摘したところ、ミスを認め、ケミカルセッターアンカーを使用し、アンカーボルトを入れ直し、土台に固定するようにするとの事でした。 そこで、質問です。 1.上記の対策は妥当でしょうか。 2.基礎の強度に影響ないでしょうか。 3.このようなミスは起こりうるミスか。(単純なミスとして、今後も大工、監督を信用して良いか) よろしく、ご教授下さい。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
掘住 勝雄 | 1.上記の対策は妥当でしょうか。 ・アンカーボルトの手直し方法としてはケミカルアンカーの施工で問題はないと思います。 2.基礎の強度に影響ないでしょうか。 ・多少は有るかも知れませんが、心配は無いと思います。 3.このようなミスは起こりうるミスか。(単純なミスとして、今後も大工、監督を信用して良いか) ・ありがちなミスです、今後の他の点を心配すべきかどうかは判りませんが、出来るだけ現場に足を運ばれることをお勧めします。大会社だからと考える方が多くいらっしゃいますが、実際施工をしているのは地元の下請けです。何でも遠慮なく監督さんに質問をして、納得のゆく回答(言い訳でなく)が得られるようでしたら安心です。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | 大手だからと安心はできません。 ・監督は通常一人30件程度の現場を担当してます。 ・車や家電商品は大きな工場で管理され出荷されますが、家はある土地の地元の下請けによる現場単品生産です。 この状況からケアレスミスは起こって当然なのですが、これを防ぐには第三者の監理者が必要なのですが、メーカーはこれを(正式には)受け入れません。ではどうしましょう。そうです。注文者が監理者の気持ちで現場を見ることが大切です。今回の件も現場が遠く見れない注文者では指摘出来ない訳ですので、恐らくそのまま工事は進んで行くと思われます。大工、監督を信用するかどうかよりもシステムの問題ですので、大変ですがご自分でも勉強しながら現場をちょくちょく見てください。 心配な点が在りましたら又、写真をお送り下さい(デジカメはこのような時便利ですね。写真みて状況が良く分かりました。写真があると適切な解説が出来るようになりますね。)。土台の継手にボルトが在りますが、土台の継手部は腰掛けあり継ぎか腰掛けかま継ぎとするように伝えてください。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | 荻原さん、堀住さん こんにちは。素早い解説ありがとうございます。気持ちが楽になりました。ミスを見つけた時は気づかなかった方が良かったと思うくらい、いろいろと考え不安になりました。やはり、家の勉強をしながら現場をちょくちょく見るようにします。また、気づいた点があった時は相談させて頂きますので宜しくお願いします。 |
その後 |
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