相談概要 | [氏名] M.Tさん [住所] 神奈川県茅ヶ崎市 [年齢] 36 才 [構造] 鉄筋鉄骨コンクリート造 [階数] 15階建 [様態] 分譲マンション [施工者] 建設会社 [設計者] 専業の建築設計事務所 [監理者] 知らない |
相談内容 | @新築マンションを購入しましたが、海の近くという事もあり、地盤の軟弱度や建物の建築工法による強度等、周囲からのうわさですが、決して良いうわさ話を聞きません。地盤の軟弱度や建物の強度等、知る方法はあるのでしょうか。 A私の部屋は11階ですが、テレビやステレオの音声を少し大き目にすると、階下の方より文句がでます。ある程度常識の範囲内で大きくかけたりするのですが、以外に階下には音声が漏れるのでしょうか。購入時、営業の方からは基準どおりにコンクリートスラブが入っているので、防音効果はきちんとしてあります、と言うお話だったのですが、本当に基準通りに建築されているのか、不安です。ちなみに建築業者はH.Hです。基準通りに建築されているという事を調べる方法なんてありますか。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
小松原 敬 | 地盤については下記のホームページで調べることが出来ます。ただし大雑把な地域情報です。敷地をもっと詳しくとなると料金が発生します。また市役所の建築課でもある程度のことを教えてくれる場合があります。ただ、マンションを建てるとなれば必ず敷地のボーリング調査は行っているはずですから、建てた建設会社には詳しい調査報告書があるはずです。 「ジオダス」インターネット地盤情報 http://www.jiban.co.jp/geodas/ 強度については、建設会社を信用するほかありません。最近建ったものであれば基本的には大丈夫だと思います。何年かして外壁にクラック(ひび)や地面との取り合い部分が沈下しているような兆候がみられるようなら調査をした方がよいでしょう。 音に関しては、本当に難しいです。どの程度のレベルなら良いというのも個人差がありますし、音はある程度は伝わるのは現状ではしかたがないとしか言いようがないです。ある程度の遮音性能は備えているものの、防音工事ではないと考えて下さい。防音となればもっと特殊な内装材が必要になりコストもかなり張ります。 コンクリートや鉄などの重く、緻密な物質は遮音性はありますが、一旦音が入り込むと伝導性が良く遠くまで音を伝えます。対策としては音源を壁や床から離して、またカーテンなど音を吸収するものを間に吊すなどしかありません。それでも気休めぐらいの効果か、無いよりまし、ぐらいでしょうが。施工は必要条件は満たしてはいるでしょう。充分条件ではないかもしれませんが。どうしても疑問があるようであれば、施工会社に音が伝わるレベルの調査をするよう求めて下さい。それでおかしいとなればなんらかの対策を求められます。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | 地盤のボーリングデータ は管理組合に図面と一緒に置いて在りませんか?又図面にも記載されています。 音は階下に伝わり易いですが両隣や上階にも多少は伝わっています。音は人によって感じ方が違いますので難しいですが、音の苦情がある以上注意して聞くしか無いとおもいます。マンションは音が伝わらないと考えるのは間違いです。 広告を見ますと「このマンションは・・・・の仕様で遮音を考慮しています。」と言う風に書かれていますが「決して音は上下左右には漏れません」とは絶対書いていません。「音は上下左右にはある程度しか漏れません」が正解です。ここの「ある程度」が問題ですが。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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