相談概要 | [氏名] O.Mさん [住所] 神奈川県相模原市 [年齢] 26 才 [構造] 木造(在来工法) [階数] 2 階建 [様態] 注文建築 [施工者] ハウスメーカー [設計者] 専業の建築設計事務所 [監理者] 知らない |
相談内容 | 去年の暮れからあるメーカーさん(フランチャイズ制だから工務店??)に一戸建てを建ててもらっています。設計士の方は向こうの紹介で、名刺には一級建築士と書かれていたと思います。で、質問なんですが、今は基礎工事を終えたところですが、見ていて気になるところが有ります。 1、基礎のコンクリートの中に空缶が入っていた。 2、アンカーボルトの位置が壁の真ん中に来ていない。 1は缶の中にコンクリートが入っていればいいのですが、2の方が気になります・・・。多分片側が3cmくらいになっていると思います。 この状況で相手にやり直しや他の方法を施すよう言えるのでしょうか?また、最悪上棟前にこの工務店との契約を切るとかはできるのでしょうか?(もちろん、金銭関係も。)年が明けて、また工事が始まると思いますので、なるべく早く連絡を待っています。 以上、よろしくお願い致します。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
小松原 敬 | 大変心配な工務店です。基礎コンクリートの中に空缶が入っているなんて言語道断です。現場管理が杜撰なのが見え見えです。アンカーボルトの件もいい加減な施工のためです。両方とも断固やり直しさせるべきです。まずメーカーに直接話をつけて、工務店を変えるように強く申しいれるべきです。 私の過去の経験から、杜撰な工事をする工務店はどんなに言っても変わらないからです。それがダメなら現場監督をかえてもらう(その工務店にいなければメーカーから派遣してもらう)、監督の日誌を毎日送ってもらう(実際に現場に行っているかの確認)、設計監理をつけさせる(おそらく設計した建築士は外注で設計監理の契約は工務店と結んでいないはずです。こういった工務店はお金を出して設計士の監理をつけるということはしないのです。)、監理報告書を出させる、こういったことが必要です。 空缶は取り除かせて、あいた穴はコンクリートを増し打ちさせてふさいでください(大きさにもよりますがモルタルで埋めるだけでは弱くなります)。またこの機会に、フーチングをちゃんと作っているか確認してください。フーチングとは基礎の逆T字型になっている張り出し部分です。鉄筋の入っているフーチングが幅で36cm以上、厚みで15cm以上必要です。アンカーボルトは、ずれているだけなら現状のものは切ってケミカルアンカーボルトをあらたに植えます。土台になる木が上からはみ出すようなら補修します。この先、構造体を作る時、在来工法の場合は金物の使い方や筋交いの入れ方などが大変重要になります。しっかりした現場監督をつけさせて下さい。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | 空缶が入っていたとは驚きです。 阪神淡路大震災の時、崩壊したコンクリートの柱に空缶が入っていたのが解ったのですが、その話も今回の話も「ここに住む人の為に安全を守る」という姿勢がないからでしょうか?心配なのは今後の作業で良い仕事をするのか?という疑問です。心配です。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | |
その後 |
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