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一般社団法人建築よろず相談支援機構

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よろずWEB相談HEADLINE

No. 0029 仕様変更を忘れ柱位置が変更に。

 相談概要 [氏名] Kさん
[住所] 東京中野区
[年齢] −
[構造] −
[階数] −
[様態] −
[施工者] −
[設計者] −
[監理者] −
 相談内容 木造(在来)建売住宅の購入契約を結び11/30期日受渡しで現在建築中です。

外装、内装はこれから行いますが、業者がキッチンの形状を直線型からL型に仕様変更することを忘れ直線型を設置したため、外壁出窓・水道・換気扇位置も変更前の仕様です。

昨日指摘し、業者が直すとのことですが、102x102柱(通し柱ではないと思う)位置が2本変更になるなど、受渡し期日も含めて現時点から直すことは可能なのでしょうか。壁が付いた後は柱も梁も外部から確認できないので大変に不安です。
 yorozuの感想
アドバイザー 
篠原 啓史 木造在来工法であれば、ある程度の手直しは可能だと思われます。ただ、上下の柱の位置の問題や、筋交いの位置等のバランスを考慮して移動することは必要です。また、移動後の柱と土台、梁との接合部分はきちんと金物で留めるようにして下さい。

水道や換気扇も当然移動することになりますが、段取り良く施工すれば、それほど時間がかかるものではありませんが、それにしても、11月末引き渡しというのは、ずいぶん忙しい工事になりそうですね。お休みの時は現場に行って目を光らせて下さい。お施主さんが現場にしょっちゅう行かれているということだけでも違ってくると思います。
 コメンテーター 
 事務局から 
  荻原 幸雄 図面をみませんと解りませんが、すでに取り付いている柱を盛り替える場合は仕口(柱の上下の納まり部)の問題が生じます。又、構造的な欠陥にもつながる恐れがありますので、心配ですね。先ず、柱を変更する方法と変更後の図面を貰って下さい。今在る柱の仕口の処理と、移す場所の仕口の処理方法を確認し、移す柱の上に柱がないかどうかも確認下さい。どちらにしても構造のことですから、第三者の建築士に見てもらった方が後々心配して暮らすよりも良いと思います。
相談者お礼状 
 相談者お礼状 どうもありがとうございます。明後日に設計事務所と売主である建設会社、不動産会社が変更方法等について説明に来ます。ただし、知り合いの設計事務所勤務者にも聞いてみたのですが、梁のサイズも変更になるであろうし、柱も移動するなど、変更してよいことは何もない。在来工法では計量的に構造を表現することは難しく、大地震がきて初めてその結果がわかる。したがって、修正はしないほうが無難だとの意見でした。

こうなると契約時点で提示されていたものとは異なるため、売主は是が非でも何とかしようとすると思いますが、解体して期限内に作り直すなど不可能だと思います。売主営業担当者の凡ミスに本当に困っております。
 その後  
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