相談概要 | [氏名] Kさん [住所] 東京都世田谷区代沢 [年齢] − [構造] − [階数] − [様態] − [施工者] − [設計者] − [監理者] − |
相談内容 | 築9年3階建て、打ちっぱなしの鉄筋住宅の、特に開口部に45度の角度でひびが入るのが気になっています。 3年目くらいから目立ち始め、少しづつ個所が増えています。地震が間近だといわれていて被害が心配です。周辺の同種の建物を見てもそのような現象がなく欠陥があるのではと疑っています。 よろしくお願いします。 |
yorozuの感想 | ー |
アドバイザー | |
小谷野 和広 | 開口部の角や、梁の中央から剪断力(折れようとする力)が架かるとひびが入ることは十分に考えられます。打ちっ放しの建物では目立つことがあります。最近ではそのような手抜き?を隠すために、タイル張りの建物が増えているようです。それと、コンクリートは日数が経つと少し縮みますので、これによってひびが入ることがあります。(1年で目立つようであれば心配ですが)ひびがかなり目立つようであれば、工事中の写真や関係者(建設会社)に問い合わせをするか、専門家に検査してもらった方が良いかもしれません。 鉄筋の組み方が適正であったか、壁の厚さや柱の大きさが設計図面通りであったか、検査した方がよいかもしれません。ひびが大きいようであれば(中の鉄筋が見えるとか、構造が歪んでいるとか)欠陥と見て良いでしょう。 壁・梁・床(主要構造部)に対する瑕疵(かし)は法律で保証期間が定められていますので、専門家(建築家・弁護士等)を仲介者として、調査・話し合いをして下さい。建物自体に影響を及ぼすようなひびでなければ、早めにシーリング材等で埋めておいた方がいいと思います(雨漏りの原因になります)。地震で倒壊するようなことはないと思いますが、もし周りの同時期に建てられた同じ様な構造の建物が大きな被害を受けた場合は、周りも同じ様な状況であることはある程度仕方ないと思います(神戸のように建物がひっくり返ることは滅多にないが、1階が駐車場などの吹き抜け(ピロティー)になっている場合は注意して下さい)。 |
コメンテーター | |
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事務局から | |
荻原 幸雄 | 開口部のひび割れは、必要な補強筋が適切に入っていない可能性が有ります。開口部の補強筋の善し悪しでその鉄筋屋の能力と監督の能力が解るものです。まずは調査が必要かと思います。 |
相談者お礼状 | |
相談者お礼状 | おいそがしいところ早速ご返事いただきましてありがとうございます。頂いたアドバイスを参考にもう一度検討しなおしまして、来週にもまたご連絡させていただきます。 |
その後 |
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