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よろずWEB相談HEADLINE

No.0020 落氷で雨漏りが!

 相談概要 [氏名] K.Yさん
[住所] 北海道札幌市豊平区
[年齢] −
[構造] −
[階数] −
[様態] −
[施工者] −
[設計者] −
[監理者] −
 相談内容 新築マンション購入1年、1年点検時、外壁からでている鉄骨梁部分より上階スラブのクラック部分から天井裏に雨水が流入、クラック部分の見える範囲穴埋め補修、原因は梁の雪対策工事のアルミ施工部分に落氷にて損壊した部分(コーキング)、亀裂にコーキングの増し補修を業者施工、落氷はこれからも起こる可能性があり、アルミ部分の損壊などがあれば、同じような雨漏りがあるとの事。

今後の対策工事、業者との交渉、今後起こりうる損害等、どのように対処したらよいのでしょうか?業者に、コーキング等が壊れても家の中に雨水が入らないよう、違う改善工事を依頼したが、業者の今後の対応に不安を感じています。問題は、まだありますが、この問題が、現在最大課題とおもっております。よろしくお願いいたします。
 yorozuの感想
アドバイザー 
齋藤 みどり 北海道のKさん 新築1年目なのに大変ですね。

まず、コーキングの件ですが、コーキングは二次的なものであり、これその物で水の進入を防ごうという事自体無理があります。又、落氷が起こるという事についても、地域的に考えて設計当初から工夫が成されていなければならないものではないでしょうか。更に、落氷が起きた場合の対策がこうじられてはいないのでしょうか。
設計図面を専門の方に見ていただいてはどうでしょうか。

雨水が進入しない様にする為の今後の対策についてですが、コーキングが切れて水が進入するという事は躯体に問題があると思われます。設計者(理想第三者)立合いのもと再度現場検査をされる事をお薦めします。

北海道地区の経験がなく不慣れで、一般的な考え方になりお答えに成っているかどうか解かりませんが頑張ってください。
 コメンテーター 
 事務局から 
  荻原 幸雄 どういう形状の建物で何処にどうなのか文面からは読めません。雪国ならではの特殊な問題ですが、当然、雪対策以外の工事でも落氷対策は常に考えて設計をすべき事だと思います。それにしても、落氷にてコーキングが切れて雨漏りがするとは、少し設計が甘いと言わざる終えません。コーキングはもって10年程度で切れが発生します。寒冷地ですともう少し寿命は短いでしょう。ですから、コーキングは切れるものと設計は考え、もし切れても直ぐには雨漏りが発生しないように水の逃げ道を考えながら納まりを考えます。それを考えていなかったと言う事のようです。

対策工事については図面及び現場調査が必要です。客観的な第三者の建築士に調査を依頼して下さい。業者との交渉もこの調査書をもとにアドバイスを受け進めて下さい。第三者の建築士がいれば今後の問題は無くなると思います。又、この雨漏りの件は管理組合の問題として、管理組合が建築士に依頼する様にして下さい。
相談者お礼状 
 相談者お礼状 先日は早速お返事いただきながらお礼のメールが遅くなり申し訳ございません。又、茨城の斎藤様よりのコメントもいただき感謝しております。その後の進展については、業者のほうも、やっと事態が理解できたのかスラブの防水工事など、対策を前向きに検討しくれています。又、対策工事の内容についても、アドバイスいただいた管理組合での検討をしていただく様動いています。当然建築士さんの、お力を借りたいと思っております。
 その後  
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