米村和夫建築アトリエ

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米村和夫(よねむらかずお)

・一級建築士

建築よろず相談について

私が独立して間もない頃受けた建築トラブルの相談の紹介。それは注文住宅で某メーカー住宅相手の事「現場を信用する事ができないので工事現場を定期的に見て欲しい...」と,最初,この建築主はメーカー側の設計の仕方、説明に潜在的な不満要素が生まれ,疑問と不満があるものの我慢し,工事が始まり不信感が決定的なものになっていったという経緯です,
トラブルになった原因は,相互のコミュニケーション不足,防げれた事だと思います.このコミュニケーション不足が起因するトラブルは悲しい事ですが良くある事です.
建築と言う行為は人と人との関わり合いの積み重なりで,人への思いやりであり,義理人情であると私は思っています,
建築よろず相談という組織は,建築を単なる技術や機能やデザインで語りつなぐだけのグループではなく,メンバー同士の連携,思い,義理と人情で深くつながっている魅力ある組織の根幹が私にとっての心のよりどころとなっています.

建築について

独立と同時にヨーロッパ建築巡礼の放浪旅をしました.26歳の時でワクワクとして忘れられない4ヶ月半の旅でした.その前後にアジアや南北アメリカ,一部アフリカにも足をのばしました.そんな放浪癖のあるバックパッカーでした.
海外で体験する事,感じる事,見る事全てが刺激的で私の建築の思考回路につながっていくのが楽しく有益でした.いろいろな街をひたすら歩きましたが,特に第三世界の生活感あふれる街の雰囲気が好きです.街は決して快適ではなく,停電ばかりだったり,下水道に問題があったり,建築も粗末なものなのですが,街は魅力的なのです.その理由を探るためにさらに歩くのですが,解った事はそこで生活する人たちが主役でその人たちが楽しく生き生きしている日常生活があってこそ建築や街が生き生きとしてくる!という当たりまえの事を学びました.「建築が主役なのではなく人が主役」そんな創作姿勢の基本を認識する事ができた旅の体験です.

自分について

私が生まれる前に亡くなった祖父が建築家で京都で設計事務所を主宰していました.その血を引き継ぎ,気がつけば建築家に.建築の事を考える事が何をするより大好きです.建築設計は天職です.
私は26歳の時に自身の建築感を実現しようと独立し現在にいたります.あたり前ですが簡単な道のりではありませんでしたし,今もそうです.人と出会い,人に助けられての今日の自分です,一期一会がモットーです.
出会った人に対して,つくる建築に対して,何事も誠心誠意取り組む性格です.現在は湘南に拠点を移し空を見ながら,風を感じながらの創作活動をしています.

WORKS